◆越前へ(福井県)

2003/12/13

12月になってタイヤをスッタドレスに換えたのを見計らったように、連れ合いがいきなり「敦賀ってとこに連れてってくれよぉ!」と言い始めました。何があるんだろうかと聞くと『えちぜん浜のあじ地魚料理○×屋』という名刺サイズ(裏にMAPが書いてある)の案内を突き出した。なるほど。確かに今年は夏に四国に2泊3日ほどの「驚愕のさぬきうどん!胃腸最大の作戦!」を敢行したが、うどんばっかりを10食も食べたものの、他に観光らしいも旅行はしなかったな。うん。まあいいでしょう。敦賀。年賀状もまだ書いていないけど。ひょっとして一匹2万もする「越前蟹」でも食べられるかもしれないと思い、このドライブに乗ることにしました。

北陸自動車道を北に向い福井県に入ると、そこは雪国でした。(^_^;)

すでに普通タイヤでは通行できません。今年、運転免許証の交付を受けた次女に運転させましたが、これはいい経験になったでしょう。

もっとも後ろの座席は一人しか座ってないのに喧しかったですけど(^_^;)。
さて、そのなんとか屋で昼食を食べたのですが、画像はありません。というか撮るに足らない(^_^;)ものだったからです。もちろん、「越前蟹」なんてこれっぽちも食べさせてもらえません。ま、騙されるのは慣れていますけどね。
せっかくここまで来たのだから(全線高速で3時間ちょっと)どこか観光スポットはないものかと探すと、ありましたありました。『気比神社』。え?神社が観光スポットなのかって?ええ、そうです。我が家は神社が仏閣だろうが教会だろうが植物園だろうが、気分はみんな一緒なんです。このへんが無宗教一家の強いとこです。はい。(^_^;)

大宝2年(702)の建立と伝えられる。北陸の総鎮守。敦賀っ子には「けいさん」と呼ばれている。

境内は越前一の宮としての風格が漂っている感じがしないでもない。(^_^;)

駐車場は無料。

高さ10.9メートルの大鳥居(重要文化財)は、木造としては春日大社、厳島神社と並ぶ日本三大鳥居のひとつに数えられています。

境内には芭蕉像が立っています。

かつては松尾芭蕉も訪れ、いくつかの句を詠んでいます。

 

バカ高い値札の付いているカニ屋さんを横目に(^_^;)、越前海岸をひた走ると、突然、道路に覆い被さるようなトンネルに出くわします。「呼鳥門」。で、そのトンネルを抜けると・・・。

日本海特有の景色でしょうか。通称「波の花」と呼ばれている現象を見ることができます。
波しぶきが非常に細かく、岩肌に砕ける波がまるで洗濯機の中の泡のようになります。連れ合いは「大ジョッキに注がれた生ビールの泡みたい!」などと表現していました。なるほど。暫し見とれていました。

   

 

「あれ?東尋坊って、近いの?」
連れ合いは事も無げに観光地を目指すようにナビをします。(-_-;)

確かに道路標識には書いてありますが、「ついでに」寄り道をする距離ではないんですけど。

午後も4時になって、駐車場はがら空き。帰り支度をする人のほうが多い時間帯です。それもそのはず、めちゃめちゃ寒い。
ともかく断崖絶壁。
かつては投身自殺の名所?だったようですが、今は観光客が多すぎて目立ちすぎます。(^_^;)
何はなくとも食い物を与えておかないと。(^_^;)

ナマウニ。一個350円。あんまりお奨めしませんが。(^_^;)