◆伊吹山(滋賀県)

2001/10/14

数年ほど前から、どういう風の吹きまわしか連れ合いが、トレッキングってやつに手を出している。本格的な登山は、さすがに諦めているが(よかった!)それでも、日帰りコースで目いっぱい歩くこともある。連れ合いは学生の頃からまったくスポーツなどやったことがないので(ちなみに水泳もスキーも結婚してからボクが教えた)、基礎体力は子供並である。が、気合だけは人一倍あるものだから始末に悪い。まあ、トレッキングそのものは反対する理由はないのだけれど、貴重な日曜日を使われるのが、ちと(かなり)痛い。

真夏は暑すぎてとても付き合いきれない。冬は寒いからだめ。春はノッコミシーズンで全く相手にできない。初夏はヒルとかヤヤコシイのがうろうろしているで嫌だ。で、結局、紅葉のシーズンで妥協している。それでも、いくら軽登山とは言えいきなりのロングコースはまずい。何事にもウォーミングアップが必要である。

ということで、本格的な紅葉シーズン前に軽く足慣らしをすることにした。
今回は、「伊吹山」。岐阜県と滋賀県を跨ぐ標高1800m弱の山で、夏の間は高山植物が絨毯のように敷き詰められる。おそらく、花の数より人のほうが多くなる。それもそのはずで、1合目から頂上までは、きっちり往復するならば(一本道)、慣れた人で凡そ8時間はかかるのだが、岐阜県側から有料道路があって1700m地点まで難なく行ける。ここから頂上まで標高差はわずか100m弱。コースによってはスニーカーで歩けるし、子供でも歩ける。

伊吹スカイラインを望む 中央に見えるのが岐阜県側からの有料道路。

シーズンオフということもあって、車がまったくない。

標高1720m付近から。


有料道路は、シーズンオフということもあって、今の時季は割り引き中(3000円のところが2000円)。案の定、朝方は前後に一台の車もいない。

ほにゃらら像 山頂には、どういうわけか、ほにゃらら大神の像がある。

なんのこっちゃ。


駐車場から小一時間で山頂に登れる。足元は整備させていて、散歩気分である。晴天率が低いこの山だけど今日は幸い快晴で、ちょっと歩くと汗ばむほどだ。それでも立ち止まると寒くて、下界より一枚余分に着なければならない。冬はスキー場になるほど積雪がある。眼下は、関ケ原である。

琵琶湖 頂上から見えた琵琶湖。

空はすっかり秋


ちょいと早い昼食をとって、ちょうど迂回してる反対側から降りた。だらだらの道だけど、普段歩いていない分だけ足の筋肉に乳酸が溜まっていくのがよくわかる(って、オイラって結構、若いじゃん)。

岐阜県側の山々と高山植物(のはず) 真夏は高山植物で敷き詰められる。


あんまりあっさり終ってしまったので、連れ合いは不満げである。仕方がない。琵琶湖に行って長浜から湖北まで足を伸ばした。車だけど。

あ〜あ、来週も行くのかなぁ。