◆上高地(長野県)

2001/8/6

5日の日曜日に一人で「八神大池」に「ハンディ・魚探」を持ち込んで遊んでいると、次女からMAILが入った。「明日、AM5出発!!上高地へ!!」という、とんでもないものだった。
義父母が遊びに来ていて、そのリクエストらしい。

で、6日に予定どおり出発。全線高速を使って長野自動車の松本ICを降りたのはAM8。東京から比べると、やはり早い。

あまりにも有名な「上高地」。12年ほど前に一度、訪れている。やはり子供の夏休みで2泊している。懐かしい。このときは、「沢渡」(さわんど)までひどい渋滞だったが、この日は順調に到着した。マイカー規制で乗用車は村営の有料駐車場に停めて、ここから約30ほどは乗合バスになる。

終点の一つ手前の「大正池」から遊歩道を歩くことにした。大正池から終点までゆっくり歩いて一時間ぐらいである。女性ならば、ハイ・ヒールで歩ける。普段、ほとんど歩かないボクでも大丈夫。
「大正池」は、焼岳が噴火したとき(今でも頂上から怪しげな煙を吐いています)に梓川を堰き止めたもので、ちょっと寂しげな池です。

野に咲く花 アザミというんでしたっけ?

遊歩道の脇にひっそりと咲いています(採ってはいけませんよ!)
大正池 環境客で賑わう大正池。

思ったより人が少なかった?
大正池 珍しく晴れました
いつもは観光客が多くてフェインダーの中には必ず人が入り込んでしまいます。


「大正池」からぶらぶら歩いて丁度、お腹が空く頃に「帝国ホテル」に到着する。
以前に宿泊したきは、人でごった返していたけれど、この日はとても静かだった。で、小一時間待つ覚悟していたレストランもすんなりと入店できた(やっぱ、不況のあおりがあるのかなぁ)。

帝国ホテル 赤い屋根が目印のホテル。

毎年、5月1日AM10から7月〜9月の宿泊予約を受け付けます(電話のみ!!)。で、30分で予約が埋まるそうです。


このホテルは、言わずと知れた東京にある「帝国ホテル」である。支店とかじゃくて、7月から9月の間だけ営業(宿泊)している。従業員は、すべて東京からやってくる。コックさん、ベルボーイさん、レストランのボーイさんetc全部が全部。で、その「サービス」がウリである。

サービスと言えば、さすがだなと思わせる。
普通、レストランで食事をするとき、各々が別個のオーダーをするとフルコースでもない限り、別々に運ばれてくる。一見、当然のように思えるが、ここではこれが違う。全員違うものをオーダーしても、すべてが同じにテーブルに並ぶ。サカナのムニュエルもハヤシライスもエビフライも同時に目の前に出てくる。そして、どれも出来たてのように。

よく考えてみると、これが当然のように思える。二人だけで食事をするのにも、一人がじっと待っているというのは、食べるほうも遠慮がちになってしますのではなかろうか。人によって、食べるものによっては、食べきる時間が違うが、ここでは片付けるのも全員一緒である。
観光地だから、客が多いから、人手が足りないからという理由でこれらを割愛するというのは、客のほうからすれば、関係がない。確かに、値段(コスト)との折り合いはあると思うけれど、ちょっとした心遣いをすれば、できることもあるのではないかと思う。

閑話休題。

ホテルから10分ほど歩くと「河童橋」である。
ここは、やはり賑やかだった。わすか30mほどの橋の上には、定員オーバーじゃなかろうかと思う人でいっぱい。

河童橋 名勝「河童橋」。

穂高連峰がきれいでした。

河童橋で恒例の記念撮影を終えて、乗合バスで「沢渡」に戻った。
さて、今夜は「白骨温泉」に泊まることにした。今まで、どんなことをしても予約がとれなくて、ここでの宿泊は(とんでもない料金を払わない限りは)無理だろうと半ば諦めていたが、なんと当日で予約がとれた。
値段もリーズナブルだったと思う(1泊2食付で税・サ込みで一人12000円)。

ちょっと贅沢な気もしないでもないが、ま、たまにはいいか。(^_^;)
いい湯だったなぁ。