ソフトは付属のCDをインストールすると作成されるC:\CQ\tr0709\projects\AdcThruPwmフォルダ内のAdcThruPwm.cを無改造で使用しました。
(ソースファイルの他にLibraly Filesフォルダにlibp30F2012-coff.aを、Linker Scriptsフォルダにp30f2012.gldを追加)
付属CDからMPLAB IDEとMPLAB C30をインストールしてコンパイル、PIC基板に転送して完了です。
プログラムを基板に転送するには通信ケーブルが必要です。
私のPCはシリアルポートが無いのでUSB/シリアル変換ケーブルも使いました。
シリアルポートのコネクタはd-subの9ピンなのでそれに合わせてケーブルを作成しました。
(トラ技8月号の111ページに詳しく載っています。)
速度調節用(PWMのデューティ比調節)のボリュームは両端を+5Vと0V,真ん中は基板のCNb-11(RB3)に接続。
プログラムはこの端子に掛かる電圧を読み込んでPWMのデューティ比を調節します。
PWM出力はCNc-29(RB9)です。
この信号をモータードライバICの入力端子に接続します。
モータードライバICは東芝のTA8440HQを使いました。このICでは5番ピン(CHOP)に接続しました。
スイッチは前進/後進の切換用です。2番ピン(IN)を+5Vにすると正転,0Vにすると反転します。
4,9,10,11番ピンはGND,1,3,6番ピンは+5V,7番ピンはモーター用12V電源,8,12番ピンはフィーダーに接続しました。
データシートには、電源にパスコン,出力に貫通電流防止用のショットキーバリヤダイオードを入れるように書いてあります。
出力波形。ソフト上の設定周波数は28.8KHzです。オシロで見てもだいたいそんなもんです。