

自然とともに生きよう
静岡県御前崎市では、海がめを守る取り組みをしている。
<海がめが、たまごを産みにくくなった理由>
・海岸ぞいに道路やてい防などがつくられ、すなはまがせまくなり、ごみも多くすてられるようになった。
・すなはまで観光客が自動車を乗り回して、たまごがつぶされることがある。
<海がめを守る取り組み>「御前崎小学校の5年生の話」
・海がめのたまごの保護
・海岸の清そう
・子がめの飼育
豊かな緑や自然を守ろう
・日本で最大のぶなの天然林が残る白神山地(秋田県・青森県)は、世界遺産条約に登録され、守られている。
・天神崎(和歌山県)では、人々から集めた募金などで土地を買い取り、自然を守る、ナショナル・トラスト運動が行われている。
@世界遺産条約・・・・・貴重な自然や文化財を守るための条約。
Aラムサール条約・・・・・水鳥などのすみかとして大切な湿地を守るための条約。
Bナショナル・トラスト運動・・・・・人々の募金などで土地を買い取り、自然を守る運動。
くらしと自然との結びつき「わたしも自然の一部」
自然環境は資源を生み出し、食料を生産する場となっている。人間と自然との関係がくずれると、自然が人間に災害をもたらすことがある。自然を守り育てることは、わたしたちの生命や安全を守ることにつながる。
「地球にやさしく」「できることからこつこつと」
@消えていく緑
熱帯地方にある森林(熱帯林)が、資源として大量に切り出されたり、農地をつくるために焼かれたりして、急速に失われている。また、工場や自動車などの排出ガスが原因で、酸性度の強くなった雨(酸性雨)が観測されており、樹木や農作物がかれたり、川や湖に生き物がすめなくなったりする被害がでているのは、そのえいきょうもあるのではないかといわれている。
A地球の温暖化
地球があたたかくなっているのは、石油や石炭が大量に消費され、大気中に二酸化炭素が増えているためと考えられている。やがて、北極や南極の氷がとけだし、海水面が高くなったり、気候の変化がはげしくなったりすることが心配されている。
Bオゾン層のはかい
フロンガスは、ICをあらうときや、冷蔵庫・エアコンなどの製品に使われている。このフロンガスが大気中にもれて、オゾン層をはかいしている。オゾン層がこわれると、動物や植物に有害な紫外線が地上にとどいてしまう。
地球の環境を守るために、地球サミットなどの国際会議が開かれたり、地球の温暖化を防止する条約が結ばれたりしている。