J ・ A ・ Z ・ Z って・・・
ジャズの始りは? "ジャズ" という言葉の由来は? モダンとはいっても…
ジャズの曲に基本構成はあるの? ジャズの命、“アドリブ”とは?
ジャズの作曲家 “インプロヴィゼーション”ってなに? ジャズ・レーベル?!
ジャズ・バンドの呼び名いろいろ ジャズ・ミュージシャンへの道 ジャズとエレキ楽器
ジャズにもインディーズ? ジャズのDVD ジャズヒットチャートの見方
ジャズ喫茶 ジャズ好きは音にこだわる? ソニー・ロリンズの雲隠れ
アメリカ・ニューオーリンズからの話になる。ジャズが生まれたのは今から約100年前。その発祥地が米国南部
の港町ニューオーリンズであり、当時から人種のるつぼといえる文化都市だった。この地で西洋楽器を手にした黒
人やクリオール(混血人種)が、泥臭くて素朴な新しい大衆音楽“ジャズ”を形づくっていく。象徴的なことに、ジャズ
界最初のスターであるルイ・アームストロングは、この町で1900年の7月4日“米国独立記念日”に生まれたのだ
と人々に記憶されている(後年の資料によれば1901年8月4日生まれ)。20世紀の米国オリジナル文化とその担
い手はニューオーリンズで産声をあげた。
もっとも有力なのが、18世紀から米国南部の黒人たちが使っていた性的意味を持つスラング、という説。1910年
代の初めにはニューオーリンズで "JASS MUSIC(売色の音楽)" と呼ばれ、下等な音楽とのニュアンスを含んだ。
しかし、これがシカゴで新しい音楽として流行しはじめ、JASS→JAZ→JASZ→JAZZなどスペルを変えながら、
その名と存在が知られるようになる。
そして1917年に、史上初めてのジャズを録音したといわれるグループ "オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド"
のレコードが登場することになる。
「モダン・ジャズ」とはよく聞く言葉。しかし、いったい何がモダン(現代的)なのか?というと、話はこんがらがってしま
います。
モダン・ジャズという場合、一般的には1940年代に登場したビ・バップ・ジャズからその発展系であるハード・バップ
・ジャズをさす場合が多いです。それ以前のディキシーランド・ジャズだとかスウィング・ジャズよりも「新しい」「今日的
な」ジャズがモダン・ジャズなのです。モダン・ジャズが発生してすでに50年以上が経過、すでに「モダン」ではなくな
り新しい形のジャズがどんどん生まれています。むしろ、昔ながらの4ビート・スタイルを継承し続けているのが今日で
いうところのモダン・ジャズ、といえそうです。
ポップスを考えた場合、例えばイントロ → 1番歌詞 → 間奏(楽器ソロ) → 2番歌詞 → 間奏(楽器ソロ) → 3番
歌詞……といった流れがイメージできると思います。ジャズでも多くの曲で、イントロ → 主旋律(テーマ)→ 各楽器
のソロ → 主旋律(テーマ)という基本構成が決まっています。
ただしここで肝となるのが、プレイヤーが自由に表現する各楽器のソロの部分なので「ジャズってわかりづらい」と思
われてしまう。
でもこのソロ部も、注意深く聴けば裏で主旋律のメロディが鳴っていることに気がつくはず。ウソだと思うなら、ソロ部
分でリズムに合わせて主旋律のメロディを口ずさんでみてください。歌えるでしょ!? これがジャズを楽しむ秘密の
入口です。
テレビでお笑い芸人が「ボク、アドリブがきかないんですよ!」とおどける場面を見たことがありませんか?
これは「台本にないことがいえない」という意味ですね。簡単にいってしまえば、ジャズでも「台本にない演奏」がア
ドリブ。つまり「ミュージシャンが即興的にその場で瞬間的に作曲しつつ演奏する場面」を指します。ミュージシャン
の即興演奏を柱とするジャズにとって、いかに素晴らしいアドリブを生み出せるかが演奏の生命線となるわけです。
クラシックやロック&ポップス、歌謡曲などは専門の「作曲家」という職業がありますよね。しかしこれがジャズと
なると、一般的にいって「作曲家」=「プレイヤー」ということになります。“自作自演”が当たり前という世界なん
ですね。ロック&ポップス畑で例えれば全員がシンガー・ソングライターという感じでしょうか。でも、だからといっ
てジャズマンなら誰でも譜面が読めるかといういうとそうでもない。とくに昔のジャズマンは感性だけで完璧な理
論に則った曲を作っていたのだから、とにかくスゴイというほかありません。
ジャズの世界で「アドリブ」のほぼ同義語として「インプロヴィゼーション」という言葉が使われます。辞書で調
べると「即興」「即席にやること」との意。説明しがたいやっかいな単語ですが、アドリブを構成する“ひらめきの
連続”みたいなモノでしょうか。ミュージシャン同士がソロ・パートで丁々発止の掛け合いを繰り広げる時などに
「インプロヴィゼーションの応酬」などと使われます。場の空気、演奏の呼吸の一瞬をとらえ、音楽に息吹を吹き
込むミュージシャンの想像力の結晶。インプロヴィゼーションこそがジャズをジャズたらしめる主要な要素である
ことは間違いありません。
そもそもレーベルとはレコード盤の真中に貼り付けてあるラベル(Label)のこと。ここにどこの誰がそのレコード
を制作したのかがわかるように、レコード会社のクレジットが記してある。これが転じてレコード制作会社そのもの
をレーベルと呼ぶようになった。
で、ジャズ・レーベルにも“名門”といわれるいくつかの老舗レーベルがある。なかでも「ブルーノート」「プレステ
ィッジ」「リヴァーサイド」は三大ジャズ・レーベルといわれる名門中の名門。モダン・ジャズ名盤の宝庫だ。それぞ
れのレーベルに独自のカラーがあり、レーベル名を聞いただけで音が想像できるのがジャズの面白いところ。
1人はソロ、2人はデュオ、3人はトリオ、4人はカルテット、5人だとクインテット…と呼ぶのはご承知のとおり。ピ
アノ1台なら「ソロ・ピアノ」と呼ぶ。ピアノ・ソロと言うと意味合いが変わるのご注意。
「ピアノ・トリオ」というとピアノが3台あるワケじゃなくてピアノ、ベース、ドラム編成のこと。この3者を一般的にリ
ズム・セクション(リズム隊)と呼びます。これに管楽器1本が加わったりすると「ワン・ホーンのカルテット」。管楽
器2本だと「2管編成」、3本なら「3管編成」ですね。
小編成バンドを「コンボ」と言い、大編成のバンドは「ビッグ・バンド」と呼ばれるのが通常。カウント・ベイシー・オ
ーケストラやグレン・ミラー楽団などがビッグ・バンドの代表格です。
かつてジャズ・ミュージシャンになるための“王道”があったとすれば、
(1)レコードを買い集めてライヴ・ハウスに通い
(2)いつしか自ら楽器を手にして
(3)独学でフェイヴァリット・アーティストに近づこうと努力し
(4)その過程で自分のスタイルを身に付け
(5)有名ジャズ・グループに抜擢される
――という形だったでしょうか。いまもそうした王道的流れは途絶えてはいませんが、近年目立つのは“親子2
世代”の世襲性(?)ジャズ”や“学校で専門的にジャズを学んだ”というミュージシャン。なんだか伝統芸能や
クラシック音楽に近づいている感じも……。本来は、ストリートや街の中で生まれる音楽だったジャズ。才能の
助勢はもちろん結構ですが、ジャズ本来のエネルギーだけはなくさないでいてほしいものです。
ジャズの楽器というと、まずラッパ、サックス、ピアノ、ドラム、(木製の)大きなベースなどの楽器を思い浮かべ
ると思います。いずれもアコースティックと呼ばれるもので、電気を使わない楽器。時には「エレキ楽器を使わな
いのがジャズなんだ」なんて乱暴な意見も聞かれます。でも、もちろんエレクトリック楽器を使ったジャズはたくさ
んあります。とくに“ジャズの帝王”、マイルス・デイヴィスが1970年代に公然とエレキ楽器を使用して傑作アルバ
ムを作った影響は大きかった。いまでも“電化マイルスの功罪”を問う記事を見かけるほどなんですから。ともかく
エレキ楽器導入でジャズの間口が広がり、現在までに傑作アルバムが多数発表されていることは事実です。
ジャズで使われる楽器って管楽器が多いですよね。一説によると次のような背景があったと言われてい
ます。以下、簡略化してご説明いたします。
南北戦争(1861-65)で南軍が敗れた。
↓
軍楽隊が南部の大都市ニューオーリンズの古道具屋に楽器を売り払った。
↓
奴隷解放で自立心が芽生えていた黒人が楽器を手にした。
↓
管楽器で自分たちの音楽を奏でるようになった。
という流れですけど、これには諸説あって実際のところはわかりません。ひとつ言えるのはいまじゃ管楽器
ってとっても高いんですが、当時安く手に入れられたってことはジャズにとってシアワセなことだったなーと
いうことですね。
100年を超える歴史を持つジャズですが、ヴォーカリストを除いて、女性アーティストが歴史上で前面
に出てくることは少なかったように思います。もちろん、各楽器に素晴らしい才能を持ったアーティスト
はたくさんいるのですが…。しかし近年、注目すべきことに日本人の女性ジャズ・アーティストの目覚
しい活躍が続いているのです。ヴァイオリンの寺井尚子、ピアニストのSaya、フルートの深津純子らは
最新作も絶好調。まだまだたくさん紹介したいアーティストがいます。いまいちばん元気なのは、ズバ
リ日本人女性のジャズ・シーンだといえるでしょう!
「ジャズ栄光の1950年代」とは、メディアがジャズを紹介するときによく使われる言葉。では、2003年のジャズに
栄光はないのか! と問いただしたくなりますが、そんなことはありません。50年代以降の、その後の50年間に
も素晴らしいジャズはたくさんあります。50年代の「栄光」の意味は、いま私たちが耳にするモダン・ジャズが形成
された年代でということであり、これを作ったクリエイターたちが50年代にたくさん出現した、という程度にとらえてく
ださい。ジャズのお手本となる作品がいっぱい生まれたわけです。
で、50年代以降、当然ながらお手本を消化した(お手本を超えた)素晴らしいジャズがたくさん生まれています。ど
んな文化もそのような形で継承されていくものですよね。
大きな流れでいえば80年代に登場した“新伝承派ジャズ”の流れが、いまもジャズの中心にあるのでしょう。アコー
スティック・ジャズが復権したという説です。ただ、エレクトリックを主体としたジャズ(むかしでいうフュージョン)も廃
れることなく活躍中です。むしろ特筆すべきは、他ジャンルと違和感なく溶け合ったジャズが増えているということ。
2〜3年前に話題になったNYアンダーグラウンドロックととジャズが融合した“ジャム・バンド”といわれるムーブメン
トもその一種。つまりは、90年代にロック界に起こったオルタナティブ現象と似た形で、ジャズのメーンストリームが
どんどん拡散しているのだと思われます。
ジャズ用語といいますか、今回はジャズファンでなければ絶対知らない略称について記しておきます。正直に言って
ジャズ本を読むときくらいにしか生かされない知識かもしれませんが(笑)、無駄な知識もいつ話しのネタになるかわ
かりませんので、御覧ください(読み方はすべてアルファベットそのまま読んでください) VSOP=1976年にハービ
ー・ハンコック(p)を中心にして構成されたスペシャル・バンドの略称。Very Special One-Time Performanceの略で
す。
JATP=Jazz At The PhillHarmonicの略。1944年に始まった大物ミュージシャンを集めたコンサート・シリーズの
こと。主宰はノーマン・グランツという興業者。
MJQ=これはけっこう有名(だと思う)。名門ジャズ・グループ、ModernJazz Quartetの略称です。
RTF=これは名フュージョン・グループ、Return To Foreverを略すときに使う。
WR=これも名フュージョン・グループ、Weather Reportを略すときに使用。略し過ぎですけど。
LH&R=デイヴ・ランバート、ジョン・ヘンドリックス、アーニー・ロスによって結成されたコーラス・グループの略称。
CDショップでジャズ・アルバムを探すなら、たいていは「ジャズ&フュージョン」というコーナーを目指すことにな
ります。はて、しかし、なぜジャズとフュージョンはいっしょにあるの? そもそもフュージョンとは「融合」という意
味。
ジャズとフュージョンの厳密な境目はなく、1960年代後半にロックに影響を受けたジャズマンが、電子楽器をメ
ーンに楽曲を作り始めたのがフュージョン勃興(ぼっこう)のきっかけ(クロスオーバーと呼ばれてました)。その流
れで、いまもジャズとフュージョンがいっしょの棚にならんでいる模様。日本では「フュージョン」の一言で言い表す
ことが多いのですが、クロスオーバージャズ、コンテンンポラリージャズ、スムースジャズなどなどいろいろな呼び
方があります。
インディーズとはいわゆる自主制作盤というやつで、メジャーレコードメーカー以外からCDを出してる人たちとの
こと。J−POP界などではこのインディーズ勢力が猛威を振るっていて、ミリオンセラーも珍しくありません。昨今
ではメジャーメーカーが“インディーズです”と銘打ってCDを発売する珍現象が日常化しているという始末。で、
ジャズにもインディーズはもちろんあります。メジャーが目をつけてない個性的なジャズがわんさかリリースされ
てます。近年注目を集めたのは澤野工房というレーベル。澤野さんが好きなジャズを一人で作って売ってるんで
すね。そんな手作り感覚の良質なCDがたくさんあるのがジャズのインディーズの魅力です。
まだまだ業界の規制があるとはいえ、レンタル店の品ぞろえも充実してきたDVD。音楽モノのリリースも盛んで、
シングル曲をDVDで出すアーティストもいます。ところで、ジャズの映像作品は? というと、もちろんリリースされ
てますよ。かつてはVHSで出されいた歴史的映像をDVDで再リリースした、というが作品多数あります。
これらはVHSで人気があったものがDVD化されるというパターンが多いので、ジャズ映像作品の中でも厳選され
たモノとして受け取っていいでしょう。近ごろ話題なのは、『ケン・バーンズJAZZ』という10枚組(!)のドキュメン
タリー作品。そのヴォリュームもさることながら、ジャズのルーツから現在点までを描いた社会学的資料価値がと
ても高いDVDとなってます。
ひとことでジャズといっても、たとえば米国のヒットチャートではことさら細かくカテゴラズされてチャートが作られて
います。アコースティック・ジャズやヴォーカル(男性・女性別)やスムース・ジャズやコンテンポラリー・ジャズなど
など……。これはグラミー賞などでも同様です。一方、日本で主流なのは「ジャズ&フュージョン」と銘打たれた一
点張りのヒットチャート。その中にジャズ、フュージョン、ヴォーカルものと入り混じっております。良くも悪くも総合チ
ャート、という見方ができますね。しかし、いつ見ても、お決まりの名盤と再発売盤がランクインしているのはちょっと
寂しい。新作&新人がドバーッと上位独占! となればジャズ界も活気づくのになぁと毎度思ってしまうわけです。
むかし流行った「ジャズ喫茶」という名称はもはや死語か……。同じように、うたごえ喫茶とかロック喫茶などとい
う固有名詞もなくなりつつあるような気がします。が、ちゃんと今でも存在してますよ、ジャズ喫茶は。
BGMとしてほどよい音量のジャズがスピーカーから流れる街角のカフェとは違って、マスターが精魂込めて仕込
んだ大型のオーディオ装置からド迫力のスピーカーを通してジャズを流すお店。まずジャズを聴く! ついでにコー
ヒーでも飲むか、という順番ですね。「コラ、そこの席!しゃべってないで耳をすませ!」と怒るマスターもいたと言
いますが、ジャズを聴くなら一度は足を運んでみたほうがいい場所ですね。部屋で聴くのとは違った音が聴こえま
す。さあ、お近くのジャズ喫茶へ、レッツゴー!
もちろん皆がみんな、というわけではありませんよ。ただ、やっぱり音にこだわるジャズ好きは多いですね(クラシッ
ク好きの人もきっとそうでしょう)。まずロック・ファンよりは多いでしょう。日本の某ジャズ専門誌はかなりのページを
オーディオに割いてます。ジャズ喫茶の良し悪しの判定材料は「どれほどいい音でジャズを聴かせてくれるか」とい
うのがポイントになっていたりします。さらには「ジャズを聴くならやっぱりJBL(スピーカーのメーカー)でしょ」とワケ
知り顔で話すジャズファンにも多数出会ったことがあります。ただしこだわりはじめるとキリのないオーディオの世界。
深みにはまると取り返しがつかなくなる!?
2003年11月の来日でも健在ぶりを示したテナー・サックスの巨人、ソニー・ロリンズ。モダン・ジャズ草創期から
の第一線で活躍する超大物ですから、“現存する最後のジャズ・ジャイアント”という言葉がぴったり。70歳を過ぎ
てもたびたび来日公演を実現させてくれるのですから、もはや神様的存在ですね。で、彼のエピソードで有名なの
が二度にわたる「雲隠れ」です。人気絶頂の54年、忽然(こつぜん)とジャズシーンから姿を消します。その数年後
に突如カムバックしたかと思えば、またまた58年にフッといなくなって隠遁(いんとん)生活を始める。その理由は
諸説あるものの「雲隠れ」の後には必ずパワーアップして戻ってくるというから面白い。つまり姿を隠して「猛練習」
していたらしいということなのです。常人には理解できない天才ならではの逸話です。
昔のジャズマンにはいろんなニックネームがあって、それがいまでも通用しているから面白いですよね。有名な
のは「サッチモ」。これはルイ・アームストロングのあだ名で「がま口=口が大きい人」の意味。「バード」というの
はチャーリー・パーカーで「ヤードバード(ニワトリ)」に関連した由来があるとか。女性シンガーのビリー・ホリデイ
は「レディ・デイ」。レスター・ヤングは「プレス(大統領)」。その他にもソニー・ロリンズの「ニュークス」、ジョン・コ
ルトレーンの「トレーン」、コールマン・ホーキンスの「ホーク」などは曲名にもなってます。
いま、特に輸入盤関連で人気なのはヨーロッパのジャズだということを聞きます。これは「本場、アメリカの
ジャズに比べて」ということなのですが、その違いとはさてなんでしょうか? これは難題で、簡単に説明す
ることはできないのですが、アメリカで蓄積された音楽的素養とヨーロッパで蓄積された音楽的素養は明ら
かに違うものがあります。どこかしらモノクロームな響きがあるというか、哀愁があるというか…。この差は
ジャズだけではなく、ロックにもクラシックにもあります。地域性と言ってしまえばそれまでですが、日本人
の性格に県民性があるように、音楽的にこういった性質・性格の違いを知るの面白いことです。ヨーロピア
ンジャズの魅力をぜひ聴いて確かめてみてください。
クラシックを聴きに行くならちょっとお洒落なスーツなんて着たりしてコンサート・ホールに行くでしょう。
ロックといえばライヴ・ハウスだったり、ホールでオール・スタンディングで「イエーイ!」と叫んだり。
で、ジャズはどこに行けば聴けるの?というなら、やはりジャズにはジャズのライヴ・ハウスというもの
があります。一般的に言ってロックと違うのは、テーブルについて食事をとったりお酒を飲んだりしなが
ら聴くことができるということ。ムーディでしょ。行ってみればわかると思いますが、ジャズの良さは“生”
で聴かなきゃわからない!! これ本当の話です。とにかくちょっとでもジャズに興味をもったら、ライヴ
・ハウスに出かけてみてください。怖いところじゃないですよ!