ホーム行進曲(好きな曲紹介)

ラヴェル
 亡き王女のためのパヴァーヌ

演奏時間:約7分

 ピアノ曲として書かれたものを、ラヴェル自身が管弦楽用に編曲しました。強弱の付け方がピアノ版とは若干違います。
 タイトルの「亡き王女」は実在の人物というわけではなく、単にフランス語の「パヴァーヌ・プール・ユヌ・アンファント・デファント(Pavane pour une infante défunte)」の韻が気に入った、という理由で付けられたようです。
 オーケストラ・コンサートのアンコール曲として演奏されることが多いです。

 序奏なしにいきなり、弦のピチカートを伴ってホルンがメインの主題を吹きます。この短くも優しいメロディーは多くの人に愛されています。
 次にオーボエが第1副主題を出し、ヴァイオリンが繰り返します。メイン主題が木管で再現された後、短調に転じてフルートが第2副主題を出し、弦がこれに応えるようにして盛り上がりを作ります。
 三たびメイン主題が現れて静かに終わります。(ピアノ版では強い音で終わります)


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(C)Shiomabushi
2002-10-30 作成
2003-01-01 更新