タイトル: 病葉:わくらば・わくらは
投稿者 : 福澤<fukuteru@waseda.jp>
URL : 未登録
登録時間:2003年8月24日14時05分
本文:
前川様、早速の御指導有難う御座います。
>3年で山岳俳句完成域に達すると豪語されています。
いえいえ、そう云う事では無く、『石の上にも3年』で、駄作を連発していれば少しはモ
ノになるカモの意で御座います。
“病葉”は先頃求めた『ハンディ版入門歳時記―大野林火監修―(角川書店)』に夏の季語
として載って居りました。
夏の時期、湿地帯歩き等を致しますと、樹木の一部が部分紅黄葉しているやに見える事が
有ります。原因は、日照りが続いたりした時、樹木が葉からの蒸散を止める為葉の付け根
を自ら蝋化したり、病虫害でやられたりした事に起因するもの、とのことで好きな文言と
なりました。
中曽根美樹の“川は流れる”に
♪病葉(わくらば)を 今日も浮かべて 街の谷 川は流れる……
と有り、我等の年代人には馴染みの有る言葉では御座います。
推敲句:酸性雨巨木も倒す夏の山
成る程、詠み返して見ると確かに擬人法の感じが致します。
これまでも、擬人法のみならず、説明調、感情移入等を避けるようとの御指導を頂いて居
ります。
今後も精進したいと思います。改めて御礼申し上げます。
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