トップのページへ戻る

トップのページへ戻る
伊予松山城を歩く

愛媛県松山市

瀬戸大橋、しまなみ海道などが完成してから、自動車での四国へのアクセスが便利に
なった。広島の尾道から、しまなみ海道をドライブし四国に渡った。
 今治市から1時間のドライブで城下町松山に到着。夏目漱石「坊ちゃん」の舞台として
又は、正岡子規、高浜虚子などを生んだ俳諧の町として有名な町。今回の旅の目的は
城下町松山中心部の小山の上に美しい城郭が残る伊予松山城の散策だ。
 標高140メートルの松山城に登るには県庁脇から二の丸史跡公園を経て山登りする
ルートと、喜与町から500円でロープウエイ、リフトで景色を楽しむ方法がる。今回はドライ
ブ疲れのため迷わずリフトを選んだ。スキー場にあるリフトそのモノだった。
 秀吉の家臣として名高い加藤嘉明が慶長7年(1602)から始め、20万石の城としては
規模の大きな城郭を建築した。城内を歩くと石垣の上に大天守、小天守を中心に多くの櫓、
城門が現存、復元され、ジリジリと夏の日差しを受けながらもカメラ片手に精力的に歩いた。
戦国期の実戦的な城郭の名残があるため、姫路城(兵庫県)と同様に螺旋構造で目の前に
天守が見えてもなかなかたどり着けない。ポロシャツでもキツイのに、炎天下に甲冑を身に
着けていたら戦う前に倒れてしまいそうだ。
 天守閣最上階からの景色は抜群で、都会的な松山の町と瀬戸内海の眺めを楽しんだ。汗
をかいていたため瀬戸内海からの涼しい風が心地く、同じ思いを夏目漱石や正岡子規も感じ
たのかもしれない。全国でも屈指の眺望が素晴らしい城であることは間違いない。

「坊ちゃん」の舞台 四国松山

松山の城下町にも高知と同様に路面電車が走る。松山城、県庁を中心に道後温泉
まで線路が延びていて、なんだか懐かしい風景だ。目にすることはなかったけど「坊ちゃ
ん列車」と呼ばれる機関車型の路面電車も走るらしい。
 この日は松山に泊まるはずが予定変更となり、慌ただしい旅になってしまった。道後温泉
と松山での食べ歩きは又のお楽しみとしてお預け・・・・・。

四国の大都会松山の眺望が素晴らしい。
是非とも夜景を見てみたい。

リフトに平行してロープウェイも走る。天気
の良い日にはリフトが気持ちいい。

春や昔 十五万石の 城下哉

            正岡子規