第四章:愛ゆえに


「純ちゃん。良くやった。もう終わりにしよう」老いぼれが勧めると純ちゃんは
「おっつあん。何にも言わないで、真っ白になるまでやらせてくれや・・」
「真っ白?真っ白とはいったい・・・忘れましたわぐへへ」
ジュンちゃんはめった打ちに会いながら反撃。田中の娘も一度は
見るに絶えず、会場から逃げ出すが獅子ローのそばを離れられず再び舞い戻った。そこ
には試合を捨てず必死に立ち向かう総理の姿があった・・・
 ついに試合は最終ラウンド。ポマード頭の元総理の猛攻で純ちゃんは力つきてダウン。
角*の娘の必死の声援で立ち上がり今度はクロスカウンターを決めて純ちゃんをダウン
させた。何とかポマードも立ち上がったが、今度はトリプルクロスで剣道好きポマード
を倒す。立つのが精一杯となったオールバックと激しい打撃戦を演じて、ついに試合
終了のゴング!!。勝負は判定となった。そこには・・オペラ好きのすべてを出し尽
くした顔があった。
「燃えたよ・・・燃え尽きた・・・。真っ白に・・・」

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