No.16 コロナとの戦い2 家の中で運動しよう

 トイレットペーパーがないと大騒ぎだと、書いたのはついこの間でした。あれよあれよという間にオリンピックは延期、緊急事態宣言で外出自粛の要請と上を下への大騒ぎです。人類を滅ぼす病原体がこのコロナウイルスではないとは思いますが、世界中の経済が冷え込み、自国第一主義で国際協力がストップしてしまう状況はかなり深刻だとテレビでも伝えるのでストレスもたまります。

 日本中でマスクがない、消毒液がないと困っていますが病院も同じです。総力戦になれば国の持てる力を戦場に集中して勝利しなければ国は倒れます。今の主戦場は病院なので何とかしてほしいものです。

 愚痴を言っても気分が滅入るだけなので、恩師の「時間の無駄になることは考えない」との教えに従って、今の窮状を乗り切る策を考えなければなりません。

 外出するな、家に居ろと言われますが、そうしなければならないのは感染を拡げ自ら感染してしまう人たちです。先日通勤の電車に乗っているとき、もちろんガラガラに空いているのですが、前の席に座った若者がペットボトルで飲料を口にしていました。もう少し若ければ「危ないぞ、コロナウイルスに感染するのがわからんのか!」と言うところですが、最近は本人に聞く気がなければ話しても時間の無駄であることがわかってきたので黙っていました。JRは窓を開けて飛沫感染を予防しようとしていますが、椅子や手すりについたウイルスはしばらく感染力を持ちます。手術の時はほんの少しでも何かに触ったかもしれないと思ったら、手袋を替えなければなりません。術野に細菌を持ち込めば感染を起こしてせっかくの手術が台無しになり、患者さんが危うくなる、その緊張感を持てとは言いませんが、コロナウイルスに感染した人が咳をしてウイルスがくっついているかもしれないところで口に入れるか?と怒りを覚えます。無知なのか無関心なのか無神経なのか、本人だけの問題ならいいけど肺炎を起こして病院に行けば病院の治療機能が奪われ、医療崩壊という深刻な事態を招くのは欧米の状況をみれば明らかです。また愚痴になりましたが後の教訓とするために記録しました。

 さて本題ですが、これを書いている4月12日現在外出禁止とまではなっていません。学校が休みの子供は走り回っていますし、散歩している人も結構います。その中にコロナウイルスに感染した人がいるかもしれないと心配される人も多いでしょう。人に会わなければ感染する危険は減りますので家に居ることは賢明です。総理も知事も家にいろと勧めています。呼び掛けに応じて外出しないのは良いのです。家の中でどう過ごすかが問題で頑張って家の中で運動しないと体調を崩します。ふだんおすすめしているスクワットでもラジオ体操でも何でもいいですのでとにかく運動しましょう。だらんと寝そべっているばかりでなく座っていても筋肉はもちろん心肺機能が衰えます。そして身体の抵抗力が衰えてしまうとコロナウイルスを跳ね返すことができません。健康を維持しストレスを発散するためにも少し汗ばむくらい身体を動かしましょう。立って身体を前後左右に動かすだけでもいいでしょう。横になるなら膝を曲げておしりを上げる運動をしてみましょう。おしりの筋肉がギュッとしまって鍛えられます。この運動は腰痛にも効果があるので、一所懸命にやればコロナ騒ぎが収まったころには腰痛がなくなっているかもしれません。
これは本当です。
2020年04月14日