No.44 コロナとの戦い29 運動不活発病

 コロナとの戦いが深刻な状況となってきました。緊急事態宣言も出ましたが、冬のコロナは感染力が強くなっており今までの経験が活かせるのか心配です。街には先回の緊急事態のような緊張感が感じられず、患者数の増加と病院の逼迫は危機的な状況を示しています。そんな中で仲間の医師達は最前線の開業医から重症者を扱う専門病院まで必死になって戦っています。今までに経験したことの無い現実に直面していますので何が正解かはわかりません。しかし、不安になってオロオロするばかりでは、戦いに勝てません。人からうつされない、人にうつさない感染防御に注意するのは最小限のやるべきことです。感染防御に加えて運動不活発病にも注意が必要です。ジムも外出もコロナが怖くて行けなくなると脚が弱ります。すると今までなんでもなかったことでもアイタッとなります。当然ですが検査しても病気が見つかることはほとんどありません。それですめばよいのでが、転倒したり尻餅をついたりすると骨折など大けがしてしまいます。コロナの時代には自ら進んで身体を動かさないと病気になりケガをします。その上運動不足から肥満になるとコロナにかかると重症化します。心筋梗塞などの危険性も高まります。全然運動しない人はまずラジオ体操で良いので運動しましょう。効果は絶大です。


2021年01月18日