6AN5WA 超三極管接続パワーアンプ
 

「手作りアンプの会」の田村さんの作品を作ってみました。
 

私が台湾出張中、ホテルがADSLを導入していたのをいいことにwebを使いたおしていたとき、このアンプの記事を見つけました。
たしか2000年の秋頃だったと思います。
ん〜、小さくてええな〜と思いつつ、気がつくと現地の部品屋で抵抗類を集めていました^^;

ぼちぼちやっていたので、すべての部品を集め終わるのにそれから半年かかりました。

 

1.電源部
 

 

実は、電源部はアンプが出来てから製作着手しています。
というのも、電源を先に作るとそこで息切れしてしまい、アンプはまた今度でいいやとか思ってしまうと、重い腰が更に
重くなっていつ作るかわからなくなってしまいそうで怖かったもんでして。
回路図は、手書きの走り書き程度の物しかないので現状は公開できません。
#内部写真すら見せることに抵抗があるのですが.....^^; せやってな〜、きちゃないねんもん。

トランス2個の大体の大きさから、こんなもんやろとテキトーに買うてきたケース(タカチCU-13)でしたが、フツーに置こうと
しても入りません。さて、どないしたろかな〜と試行錯誤の上にできあがった物が、これです。
 
 

 

ん〜、なんて強引なレイアウト。密度高いので配線で苦労しましたが、コンパクトな物が出来ました。
平滑部のフィルタは、手持ちに適当なRが無かったので(もちろん、CHなんぞは入る余地無しT-T)、現状コンデンサだけ。
820uF*6個で4920uFです。

これでも、深夜に冷蔵庫のコンプレッサやエアコン、コンピュータなどが止まっている状態で何となくハムってるかな〜って
くらいです。鳴っているのは事実なので、改良点として挙げておきます。そのうち着手することでしょう。
 
 
 

 

電源のリアビュー。
ACインレット(左下)/ヒロセのRM4ピンコネクタ(右上)/メインスイッチは、会社のゴミ収集所に捨ててあった物から取りました。
ACインレットはTDK製のノイズフィルタ付きの物です。

ヒューズケースと、トランスのタップ切り替えスイッチはジャンク屋で買うたものです。

 
 
 

2.アンプ部

回路図はこちらの田村さんのpageを参照してください。
#2002.3.21変更 2002.2.18に田村さんの了承を得ましたので、回路図のあるページにリンクしました。
 

外観はこんな感じに仕上がりました。
 
 

 

アンプの後ろから見た図。

 

 

田村さんのアンプと外観上違うのは、トランスの配置と前後のコネクタ位でしょうか。
RCAコネクタは、約3倍も高価な金メッキにしてしまいました。(ゆうてもニッケルメッキ@40円に対して@110円^^;/ボントンラジオ)
出力トランスとソケットは、ナット省略のため、φ2.6mmのバカ穴にSUSのM3キャップボルトをムリっとねじ込んで取り付けています。
ただ、シャシ(タカチYM-115)の厚みがt1.0なので、何回も付けたりはずしたりしてるとネジ山自体がバカになります。
気を付けてください。
 
 

さて、見せるのがイヤな画像ですが、とりあえず張り付けます。皆様、安心して笑ってください。^^;
 
 


 
 

こんなテキトーな配線でも特に問題なく動いてます。
この銅箔テープによるベタグラウンドは田村さんも採用してはりました。実は私も仕事でタマに使う手法だったりします。
めんどくさくなくていいですよ。
今回私が使った物は、3M製のEMC対策用のエンボス付きのもの(圧力をかける事で裏の糊がエンボスの角で切れ、
下の基材と導通する(今回はアルマイト処理されてると思われるのであまり関係ないですが。))ですが、現在は普通の
銅箔テープなら100円ショップダイソーでも手に入ります。値段は当然100円+taxです。これは安くていいと思います。
幅が狭い物は、つなぎ目を半田付けすると良いでしょう。

#ちなみに3Mのものを買うと、この21ヤード長*1インチ幅のもので一巻8000円位^^;です。
#実にアホらしいというか、ふざけた値段です。ま、もらい物なので気にしませんけど。

左側の大きい方の電解コンデンサは、もっと低い耐圧の物でもいけるはずですが、たまたま行った店では平べったい形の
ものがこれしかなかったのでした。なのでかなり面積喰ってます。200WV物なら倍くらいの容量をぶち込めます。
アンプ内部は、動作時には結構熱くなりますので、耐温度105度Cのもののほうがいいでしょう。
 


 
 

シャシ下部の加工
手前側がアンプ正面のRCAジャックを逃げる為に2カ所切り取っています。
シャシの剛性(軽いし単なるフタなのでこんなことをいうほどでもないですが)を残すのに、できる限りシャシを残すように
してみました。
奥側はジョンソンターミナルと電源コネクタが並んでいるため、逃げ部分は大きく切り取っています。(めんどくさいし。)
 
 


 
 

いつもはこんな感じにセットして使っています。こたつトップアンプです。

そのうち、パーツリストを公開します。
#今すでにあるんですが、excelファイルなので。PDFにして貼ったらいいかな?
 
 

This amplifier was made on July 21st, 2001.
The document was written on February 17th, 2002.
 
 

アンプの実力をちょっとだけ調べてみました。......「しゃーない、測定編も見たろか」という方は押してみる。

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