上野は芸術の宝庫・・・・
        美術館・博物館めぐり

2002.10月現在のイベント紹介

東京国立博物館

「シルクロード 絹と黄金の道」

日中友好正常30周年記念・特別展
8/20(火)〜10/6(日)
一般 ¥1300  高校。大学生 ¥900  小・中学生 ¥400
上野公園13-9  03-3822-1111  9:30〜17:00  月曜休館

「江戸蒔絵  光悦・光琳・羊遊齋」

創立130周年記念・特別展
8/20(火)〜10/6(日)
一般 ¥420  高校・大学生 ¥130   
中学生以下・65歳以上無料

「インド・マトゥラー彫刻展」

日本・インド国交樹立50周年記念
10/29(火)〜12/15(日)
入場料 未定

国立科学博物館

上野公園7-20  03-5777-8600(ハローダイヤル)  9:00〜16:30 
月曜休館

一般・大学生 ¥420  小・中・高校生 ¥70

企画展 「さがそう!間違い?科学館」

9/11(水)〜10/14(月)

特別展 「光の演出」

10/31(木)〜12/8(日)

国立西洋美術館

上野公園  03-5777-8600(ハローダイヤル) 9:30〜17:00  月曜休館

「ウィンスロップ・コレクション」

9/14(土)〜12/8(日)
一般 ¥1300  高校・大学生 ¥900  小・中学生 無料

東京藝術大学 大学美術館

上野公園  03-5777-8600(ハローダイヤル)  10:00〜17:00  月曜休館

「ウィーン美術史美術館名品展」

ルネサンスからバロックへ・・・・
10/5(土)〜12/23(月)
一般 ¥1300  高校・大学生 ¥800  

上野の森美術館

上野公園  03-3833-4191  10:00〜18:00  会期中無休

「ピカソ 天才の誕生 
       バルセロナ・ピカソ美術館展」

9/21(土)〜12/8(日)
一般 ¥1300  高校・大学生 ¥1000  小・中学生 ¥500

ピカソ展リポート!

ピカソを知らない人ってまず、いないですよね。そのくらい世界的に有名な20世紀の巨匠です。そして、ピカソの絵は・・・上だか下だか人だか動物だかわからない抽象画を連想してしまうでしょう。でも91歳の生涯のうち、いろいろな時代を超えてきたのです。今回展示されていた作品は、すべてが10代に描かれた作品ばかりです。物心ついたときからエンピツを持ち、描き始めたピカソ。幼少時代のラクガキ程度のものから、飛び級でアートアカデミーに入り、基礎を勉強している時代の作品、青年になりアカデミーと自分の求めるものの違いを知ったときの作品・・・・。ピカソにとっての節目・青の時代以前の作品・習作200点を展示しています。
ともすれば、油絵より習作のスケッチやデッサンが多く単調な感はありますが、ピカソの原点を知る貴重な作品を展示し、そして日本初公開です。
ピカソは1881年、スペインに生まれます。画家だった父は、早くから息子の才能を見出し、その芽を伸ばすことに情熱を傾けていました。そしてその才能の偉大さに、息子に自分の画材をすべてあたえ、自分は二度と絵筆をとらないと心にきめたと言われています。
ピカソにとって、まわりのすべてのものが絵のモチーフとなりました。家族は最高のモデルだったようです。父や妹をモデルにした絵が数多く残されています。また、自画像をまるで日記をつけるがごとく、描いたとされています。
子供とは思えない作品を描く傍ら、まんがちっくなものや1枚のスケッチブックに今思うすべてをごちゃごちゃ書き込んだものなど、ほほえましくなるものもありました。

14歳で描いた大作「初聖体拝領」は、妹と父がモデルのまさに大作です。古典的な技法をわずか14歳の少年がみごとに表現しているのは、まさに天才の一言につきるでしょう。またこれ以後、人の臨終のときに興味を持ち、ベッドに横たわる病人を囲む、医者や家族、修道女などが描かれた作品も多く展示されています。

上野動物園と各ミュージアム展示品の紹介