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北海道知床標津町「古多糠芸術文化村」での活動

2006・3〜4 2005・7〜8 1997〜2005



知床標津町上古多糠冬季制作活動&滞在日記 2006・3 (期間限定)

○3月18日(土) 曇り(北海道)
13時15分、北海道苫小牧にフェリー着岸。
 16時15分、日照峠を越える。道路に雪はほとんど無し。
 17時15分、帯広市内の、ふく井ホテル着。
帯広側から見た日照峠

○3月19日(日) 小雨(帯広)雪(阿寒)
 10時頃帯広を出発。足寄を通かし12時30分、阿寒湖畔のセイコーマート(北海道の代表的なコンビニ)着。天気は雪。弟子屈町まで下れるか確認。 出発直後より、道路は雪一色。途中、除雪車の後ろを走行し、何とか峠を下った。
 15時頃、やっとのことで中標津町俣落の佐伯農場着。外は大雪。農場主で敷地内にある荒川版画美術館館主の佐伯雅視さん宅に寄らせて頂き、敷地内に昨年新たに併設された「ギャラリー倉庫」のことなどを談義。
 18時、標津町、ホテル川畑に着。
◎メモ

 荒川版画美術館は地元の版画家・細見 浩さんの作品などを常設展示している。 
 細見 浩さんは、中標津在住の木版画家。道東(根室、釧路、知床など)の自然をモチーフとした作品で有名。月刊誌「根室」にて、毎月、作品と文章を掲載。美術館の他に、美術館より約数キロにある養老牛温泉・湯宿「だいいち」でも多くの作品を見ることが出来る。
A.P 冬眠武佐 2000 
  細見 浩

(月刊「根室」掲載作品)

古多糠より皆さんへのお知らせ

中標津在住の木版画家・細見 浩さんの個展が東京飯田橋で開催されます。
細見 浩 木版画展
開催期日:2006年4月14日〜19日
(18日・火、夕刻より、会場にて山本佑一さん主催によるワイン会)
(会費:¥3.000
問い合わせ:ギャラリー52(電話:03−5226−9271)
「野付半島 花咲く頃」

○3月20日(月) 暴風雪警報
 10時頃、標津町生涯学習センター「あすぱる」を訪ねる。ここで、古多糠芸術文化村の住宅の鍵を受け取り、住宅に向かうはずだったが、外は暴風雪。天候が落ち着くまで「あすぱる」に待機。14時30分、あすぱるのAさんと目的地に向かう。途中、視界0の暴風雪に2度ほどあったが、何とか通りぬけ、やっと現地まであと5キロ付近の境商店前までたどり着くことが出来た。しかし、残念ながらこれ以上は危険だということで、この日は断念。再び、標津の町に引き返し、宿(しばた旅館)を取った。
目的地まで後5キロの地点。この先は、視界0の猛吹雪。

○3月21日(火) 暴風雪警報解除 
 10時頃、今日は祝日のため、一人で目的地に向かう。警報は解除されるも、暴風雪に変わりなし。やっとたどり着いたはいいが、今度は、住宅とアトリエが雪に埋もれ、先週、町で開けて頂いたたはずの大道から住宅までの道が通行不可。大道から住宅までの最短距離を、吹雪の中もくもくと雪かきすること1時間半。やっと、住宅に入ることが出来た。
雪に埋もれた住宅とアトリエ(夕刻、ようやく吹雪がやんだ)

○3月22日(水) 晴れ
 今日は晴れ。朝から、デジカメで景色を撮影。国後島がよく見えた。
 荷物の整理。雪かき。画像をPCに取り込み、画像編集とホームページのデータ更新。
右奥に根室海峡が見える手前は、昨日作った、住宅から公道までの雪道の一部。

○3月23日(木) 晴れ 夜から雪
 デジカメで周りの景色を撮影。今日は、知床半島の羅臼岳がよく眺望できた。
 午後、標津の町に買出しとメールチェック。帰りは、川北地区の合田商店で灯油とチェーンソー燃料である混合油を購入。
羅臼岳。真っ白で、まるで地の果てを思わせる。

○3月24日(金) 雪 後 曇り後 雪
 雪かき。撮影。午後から隣のアトリエにしている倉庫の扉を開けるための雪かき。アトリエ内にて制作のプラン。
知床アトリエ
2000年、町内川北小学校改築にともない、いらなくなった倉庫を町のほうで移築していただいた。

○3月25日(土) 雪 後 曇り 後 晴れ

今日は、朝からパソコンで画像処理とホームページ更新。 

○3月26(日)  曇り 後 晴れ
 昨年の夏より作りは始めた木彫作品「鳥・祈りの形」(仮称・阿寒産の蝦夷松を使用)の創作再開。

○3月27日(月)   晴れ
余ったワインは持ち帰ることが出来る。今回は、2000 Hermitage Blan(エルミタージュ ブラン)1993 Hermitage Rougu(どちらもDomaine Belle ベル家の2本を頂いてしまった。
 夜、中標津のレストラン・ポムドテールでの「ワイン会」(標津町川北の山本商店主催のワインの試飲会)に参加。いつもは飲んだことがないような、10種類程の高級ワインと、ポムドテールのワインに合わせた数種類の料理に舌鼓を打つ。夜は、中標津の温泉宿ウイングインに宿泊。
 
◎メモ
「ワイン会」
山本商店の山本佑一さん主催のワイン会。山本佑一さんは月刊誌「根室」で「
楽しく美味しい ワインパーティー」というページで、毎月ワインについてのエッセイも執筆。現在86回。釧路交響楽団クラリネット奏者でもある山本さんは、また、写真による個展も開催するフォトグラファーでもある。東京飯田橋のギャラリー52(2003.10)で個展。

○3月30(木)  雪 後 曇り時々晴れ
 
3月28日(火)の夕刻より降り始めた雪は、昨日には先週21日以来の暴風雪に。今度は、家の中に居て、その家が雪に埋もれるのではないか、という恐怖を覚えた。特に、夜半からの海よりの横殴りの暴風は、雪の吹き溜まりを作って行き、そこには見る見る雪が積もっていく。夜は猛吹雪の中一人で外に出るのには危険を感じ除雪どころではなかったが、吹き溜まりで車が埋まらないか心配だった。
 今朝小降りになったので、外に出て見ると、車は何とか大丈夫であったが、アトリエの前には雪山が・・・。
また、雪に埋もれてしまったアトリエ

○4月1日(土) 
雪 後曇り時々晴れ
○4月2日(日)
 晴れ
○4月4日(火) 
晴れ
○4月5日(水) 
晴れ
制作風景 作品「鳥・祈りの形(仮称、制作途中)」(画面中央左が国後島。右端の、朝日で白く光っているのが
根室海峡。AM:6:00頃)
2日の夜から降り続いた、こちらに来てから3回目の大雪が朝になりやっとやんだ。 佐伯雅視さんのご協力を得、中標津の「ギャラリー倉庫」前でも制作開始。この日は、佐伯農場内の宿泊所で一泊させていただく。

○4月6日 佐伯農場を出発。途中、足寄化石博物館を観た後、PM3:00頃、帯広のふく井ホテル着。
○4月7日 苫小牧フェリー着岸港着。PM5:15頃乗船。PM6:45 茨城の大洗に向けて出航。


2005年・7月〜8月の活動



○8月21日 上古多糠芸術文化村イベント企画

  ・「宮島義清 展」
  

(地元の方はもとより、羅臼町、中標津町などから多くの方に来ていただきました。ありがとうございました。)

旧上古多糠小学校体育館での展示風景


 


1997年から2005年の活動




古多糠での活動・制作 作品発表
1997.5 彫刻家の峰村哲也氏と「古多糠文化村」見学 12月 個展「宮島義清展」・(G52)
     7/15-8/10 滞在、制作(地元、阿寒産の蝦夷松を使用)
 8・10〜11まで作品展示(生涯学習センター・あすぱる)
1998.7/18-8/27 滞在、制作 2月 標津町川北雪祭り「氷の美術館」に出品
3月 峰村哲也・宮島義清二人展  (あすぱる)
1999.7/29-8/27 滞在、制作
鮭の川釣りで有名な虫類川虫類橋付近の放置材を古多糠の農家の方、役場の方のお力を借りて運搬。 1月 個展「ドローイング・版画」 (萌画廊)
忠類川の木を使用しての製作  3月 個展「彫刻展」    (コバヤシ画廊)
手伝っていただいた役場のSさん
2000.7/20-8/ 滞在、制作 「彫刻6人展」    (G52)
旧川北小で不要になった倉庫を移設していただく 12月 「クリスマスアート展」  
ー日本・フランス同時開催
以後、アトリエとして使用  (ラ・ガレリア/リヨン)(羅針盤/京橋)
別海町の山にて、柏の自然木を伐採。
地元の方より、桂材などを提供していただく
2001.7/25-8/27 滞在、制作
桂材を使用しての小品制作開始 6月 「ドローイング展 T」 (G52)
 (上記の作品は2005.8現在も  継続中) 12月 個展  (イズミヤ・アートスペース)
2002.7/20-8/11 滞在、制作
標津町より流木の提供 6月 「ドローイング展 U」  (G52)
12月 個展「抉り出された形 T」 (G52)
2003. ・滞在、制作 「ドローイング展 V」  (G52)
・「あすぱる」に設置のための作品制作
2004.7/20-8/21 滞在、制作 10月 個展    (ミミールA.P)
12月の個展のための制作 6月 個展「抉り出された形 U」 (GAN)
2005.7/17- 滞在、制作 2月 個展「ドローイング&版画」 (ポムドテール)
・地元の方から材木(タモ、セン)を提供していただいた。 6月 個展「レリーフ&ドローイング」(ポルトリブレ)

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制作風景(2002.8)