うちの家族は暑さに強い
　2002/8/9
　最近、連日のように暑さが続いています。それでも、うちの家族はみんなクーラーを使いません。３年間の長い夏(フィリピンの生活)を経験してきた３人ならではのことです。フィリピンの暑さはこんなものではなく、出口のないサウナに入っているような感じです。あるとき、停電でクーラーも使えず、ものすごい暑さに、言葉もなく無口になって見つめ合い、必死で耐えていたことを思い出します。
　現在、ハムスターを飼っているのですが、ハムスターは汗をかかないので、冷凍庫で冷やした冷却材を毎日ケージのそばに置いてやっています。夜行性の彼はそこに肌をよせるようにして昼間寝ています。
　私たちが寝るときもフィリピン方式で寝ています。壁に扇風機をつけているのですが、その風を何かに反射させ、間接風をあてて寝ます。実はこのやり方はフィリピン人に教わりました。フィリピン人は実に巧みに扇風機を利用しています。下町には扇風機を直す専門店もあって、覗いてみると、エナメル線を巻き直して修理しています。日本だとすぐに捨てて買い換えるのですが、そこまでする根性には感心しました。日本人はこんなハイテクな社会にいるのですが、エナメル線を巻いてモーターをつくるという、小学生の工作みたいに単純なことさえやらなくなってしまいました。
　扇風機をほぼ２４時間使っていたので、思わぬ事故にもあってしまいました。後ろあった扇風機に指を突っ込んでしまったのです。７年たったいまもフィリピンに住んでいたときの勲章として傷あとが残っています。
　余談ですが、フィリピンに住む日本人にはタブーの用語があって、日本人は軽々しく「センプーキ」と発音してはいけないことになっています。これはタガログ語を勉強しているときに知りました。詳しくはここでは述べることはできません。

前回の答　○　
解説　超過料金を目当てに何時まででも待ってくれます。私は酒を飲まないので、「サー(私のこと)はパーティーにあまりいかないから稼げない。」とドライバーさんに苦情を言われました。