シカゴに嫁いだメイドさん
 
私の家のメイドさんは大学を出て、メイドさんになりました。英語が堪能で、秘書のような仕事もできます。シャワートイレ付きのメイド部屋があり、住み込みで暮らしていました。日本料理もできます。長期休暇のときは、1週間かけて、ミンダナオまで行き、ちょっとの間家族と過ごし、1週間かけて帰ってきます。バナナをおみやげに持ってきてくれました。見た目は悪いのですが、私の生涯で一番おいしいバナナでした。何と彼女の家にはバナナやパイナップル農園があるそうです。そのとき私は大邸宅に済む雇用者ですが、ウサギ小屋と呼ばれている日本の我が家に帰ると立場は逆転することに気づきました。日本に帰ってきて感じたことは天井の低さです。こんなに低かったのかと驚いてしまいます。帰国後一年たったある日、小包が届きました。子供へのプレゼントとシカゴのカレンダー、そして、心のこもった手紙が入っていました。アメリカ人と結婚してシカゴに住んでいるとのことです。心の優しい、働き者のメイドさんの幸せを願わずにはいられません。

フィリピン○×クイズ 前回の答え ○ 
解説 ふきさらしの体育館が結構たくさんありました。床がコンクリートなのでひざを痛めます。
問14 フィリピンのヤモリは鳴く

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