-同僚の先生、フィリピンで結婚式を挙げる-
1995年現在では、毎年5000組の日本人男性とフィリピン女性のカップルが誕生しています。そのせいか、半数が混血児という学級も日本人学校にはあります。その子達は日本語が不自由なので、教えるには困難がつきまといます。 独身でマニラ日本人学校に赴任した同僚の先生もその例外にもれず、めでたくフィリピン人女性と結婚することになりました。盛大なパーティに招待され、私はフィリピンの礼服である(※)バロンを着て、夫婦で出席しました。スピーチがあるところは日本と同じですが、違うところはホテルの1フロアーを全部貸し切りにしたことで、日本のようにとなりでは別の家族が式を挙行しているというようなことはありません。フィリピン人は家族や親戚をすごく大事にします。日本人的感覚では「よくがまんができるなあ。」と思ってしまうのですが、居候がごろごろしているのです。自分は遠い親戚だからと言って、平気で3ヶ月も泊まり込みます。音楽をがんがんかけて、毎日遊んでいるようです。なんだかアリとキリギリスのキリギリスを思い浮かべてしまいます。この結婚式においても親戚の出席が多く、はるばるミンダナオ島から船で片道一週間かけて来た家族もいます。よくそんな暇があるなあと感心してしまいます。 ※バナナの皮で作ったもので形はYシャツににていますが、ズボンの外に出します。ネクタイはしなくて良いのですが、風通しが悪く結構暑いのです。

バロンタガログ 
ちょっと透けています 
ネクタイなしでOK
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「フィリピンのバーに潜入」