白タクに乗ってしまった結末 7/23/2004

 セブへの出張の帰り、台風で出発時刻が遅れたものの、無事に空港に着きました。今回は、ドライバーさんに休みを出していたので、タクシーで帰ることにしました。もう2年もマニラに住んでおり、ちょっと単独行動にも自信がついていて、言葉もあまり不自由ではなくなってきたころです。普通のタクシーは混んでいて乗れそうにもありません。一方白タクのところはがらがらなので、そちらに乗ることにしました。白タクに乗り込み、「ダスマリニャスビレッジまでお願いします」と言ったところ、運転手の目が心持ちきらっと光りました。ダスマリニャスビレッジはマニラで2番目の高級住宅街です。(一番目は日本大使館官邸があるフォルべスパーク)何かこんたんがありそうです。しかも、もう1人の助手が乗っています。2対1か・・・、私は柔道は初段で、高校時代フェンシング部だったので、多少武道の心得があるのですが、拳銃にはかないません。乗りかけた船、出発してもらいました。案の定、帰り道ではないところにタクシーは向かっていき、突然止まりました。「あなたに見せたいものがあるから、ちょっと寄っていってください。」と言うのです。好奇心から、降りてスラムのような町の中にある人家に行ってみました。大きな部屋に通されると化粧をして着飾った女性が30人ぐらい部屋の壁際に座っています。この中から選べというのです。状況は一瞬にして分かりました。何とそこは置屋(売春宿)だったのです。私は、たくさんの人から見られて恥ずかしいという気持ちが先に立ち、早々に立ち去ろうとしました。出ていこうとすると、態度が一変した女性達にやじられ、たいへんな騒ぎになりました。待っていた白タクに乗ると、「早く家に行ってくれ」と言って、出発してもらいました。家についたら、法外なタクシー代を要求してきます。冷や汗をかきながら、何とか500ペソに値切り、(普通は100ペソ)タクシーを降りました。

フィリピン○×クイズ

答え ×
解説 マニラでは貝はあまり食べられていません。貝毒にやられ、深刻な肝臓病になった人の話を聞いたことがあります。



問4 フィリピンはスピード違反の取締りが厳しい。





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