固定法
(1)前腕骨骨折
(2)上腕骨骨折
肩から肘までの長さの副子を骨折部の外側から当て固定します。腕をつるときには、たたみ三角巾や風呂敷を使い、骨折部の肩の方に押し上げないよう注意しましょう。必要があれば体に固定します。
(3)肘関節周辺の骨折
(4)下腿骨骨折
(5)大腿骨骨折
受傷側は健側と比べると短く、足先が外側にねじれていることが多く、受傷者は激痛を訴え、立つことができません。足の指先は動かせても、かかとを上げることができません。副子を外側と内側から当て、骨折部の上下から固定していきます。外側の副子は腋の下から足の先までの長さのものを使います。
(6)膝の骨折
(7)鎖骨骨折
外側から1/3くらいの箇所が最も骨折しやすく、強い痛みがあり、健側に比べて患側の肩が下がります。両側の肩の前から脇にタオルなどの布を当て、傷病者が最も楽な手の位置で固定します。三角巾使用の場合は、頂点を患側の肘、一方の端を健側の肩に当て、他方の端を患側の腋の下から通して背中に回し、両端を肩の上で結びます。
(8)足首の骨折
バスタオル、ダンボール、座布団などを利用して固定します。
(9)脊椎の骨折
(10)アキレス腱の断裂
アキレス腱断裂は、スポーツ中に急に起こり、ただちに運動不能に陥り、つま先で立てなくなります。下向きに寝かせ、足先を伸ばした状態で固定します。