【 帽子 】 あとがき

本当はもう少し短くまとめるつもりでしたが、板造さんとの会話のところでアニメ版のコネタを
連発したりして、ちょっと長くなってしまいました。

本編では唯ちゃんが中2の時に零くんに初めて会っていますが、実はそれより前に(+直利さんにも)
会っていたという設定です。
本編の中で河川家が1年前に一堂公園で桜を見に行ったというのがありますが、
「帰ってきた奇面組 はじめてのお使いの巻」で唯ちゃんが4歳の時に7歳の零くんとすれ違う
シーンがあります。この時はお互い他人同士と言う事で誰も気付いてはいません。
(啄石さんの8ミリには写っていそうなんですが…)
本編で唯ちゃんの夢の中での世界はそれから1年後の世界と考えてください。丁度、直利さんが
亡くなるのが零くんが8歳の時ですので、設定上つじつまは会うと思い使いました。
(ちなみに赤い野球帽は某球団とか関係ありませんので(笑)。)

最後まで読んでお気づきと思いますが、このお話では帽子の持ち主が結局、誰なのかと言う事は
はっきりとは明かしておりません。原作の設定をあまり崩したくなかったので、唯ちゃんの淡い
思い出の1つという形で(半ば無理矢理ですが)はっきりさせるのは止めました。
キーパーソンになりそうな零くんを出さなかったのもその為です。出してしまうと否でも
はっきりした結末になってしまいそうなので…。
(それでも、後半では唯ちゃん、はっきりとした証は無いのに確信しているんですが…(^^;)。)
ちょっと曖昧な結末で不満に思う方もいらっしゃるかもしれませんがご了承願います。

次は零唯以外の人をメインにしたお話にする予定です。

宜しければ、感想お聞かせください(あと誤字などの指摘とかもあれば)。

2002/07/16 【56】

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