『 第3話 ボクを怒らせるな!の巻 』

《STORY》
したたか君らが如何彷市に引っ越して 1週間。1つ年下で2年生のおろそか君が同級生に
いじめられ、兄したたか君に助けを求めに来る。そして、いじめた相手に仕返しをして
上機嫌のしたたか君だったが、仕返しされた相手が高校生の兄を連れて逆に返り討ちに
合ってしまう。怒ったしたたか君は再び仕返しをしようと企む。

第3話で本郷君達は初めておろそか君と出会います。
背丈は本郷君よりも高いんですが、おろおろとあざやかちゃんの後ろに隠れています。
あざやかちゃんの話では極端な人見知りで姉のしとやかさんに送ってもらう程なのだ
そうです。
それに対し本郷君の印象は「兄貴に生気を吸い取られた」と、適切な表現かも・・・。

おろそか君がいじめられている事を知ったしたたか君はおろそか君の教室に行き弟の
仕返ししますが、放課後に今度はいじめっ子の1人がその仕返しをする為に高校生の兄を
連れてしたたか君を待ち受けます。
そして高校生相手に自分の事を『池谷君』と言って惚けようとしてます。
この第3話からしたたか君は暫くの間、池谷君ネタ連発します。
『奇面組』の「やかましぶわさ」や「おどろきしぱた」もそうですが、主人公に気に入ったネタを
数話に渡って何度も振らせるのが好きなようです、新沢先生。

ちなみにこの池谷君とは88年ソウル・92年バルセロナ五輪などで体操で活躍した
池谷幸雄です。今はしがないタレントさんですが…(知っていると思いますけど)

…話を戻します。
高校生のいじめっ子兄にやられたしたたか君は再び仕返しをしようと罠を張ります。
まず、標識を立てて道路を通行止めにして行き止まりに2人を追い込もうとするのですが、
「止まれ」や「工事中」はともかく「横断禁止」や三角形に人が馬に乗っているような
意味不明な標識まであります。
そして「あっち」「こっち」とか書かれた矢印を辿って行き止まりに着くと驚いた高校生の
いじめっ子兄は自ら進んで落とし穴にはまります。

「あっち」「こっち」なんて明らかに怪しい道を自分から進み、そして自ら地雷を
踏みに行く
この兄弟、はっきり言ってアホです。

そして穴に落ちた弟はロープを見つけ引っ張るとロープが付いていたゴミバケツが倒れ
生ゴミを頭からかぶります。でも、このロープ持つ所のすぐ上で4つに別れていていかにも
怪しいのに弟は何の躊躇いも無く引っ張っています。兄も兄なら弟も相当のアホですね。

そして、満を持してしたたか君登場。手にはゴキブリ ・ ミミズ ・ 蜘蛛などを数百匹集めた
飼育箱を手にしてます。後に水越先生の田舎に行った時もこういった虫の標本を作って
ましたが、こういうの集めるのが趣味なんでしょうか…?
というかこういう虫達と一緒に生活するおろそか君が気の毒です(ただでさえ気が弱いのに)。

そして、その昆虫達を落とし穴に投げ入れる事で仕返しを達成します。第1話やこの話も
そうですが、したたか君はやられた事に対してはかなり根に持つタイプのようです。

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