※ 超注意事項:属性は当然寝取り、孕ませ専門デス
初日(2) 車内妻淫
『小沢山温泉前〜、小沢山温泉前〜、お乗換えのお客様は――』駅のホームに響く独特の口調のアナウンス。
列車は、予定通り目的の温泉宿のある最寄駅に何の問題もなく到着していた。
もっとも、中に乗っていたお客のごく一部に、大きな問題が発生していたのだが……
そう、端的にいえば高梨正樹個人に大変な問題が発生していたのだ。
――とほほほ、何かすんごい事になっちゃってるよ、これって全部僕のせいだって分かってはいるけど……
高梨正樹は何とも言えない不条理さとそれ以上の展開に、自分の情けなさに落ち込んでいいいのか喜んでいいのかわからないほど混乱していた。
それでも毎度のことながら自分の成長のなさだけは確かに判るダメさ加減に少し涙目になってしまう。
そんな泣き笑いの正樹の周りには、美女が三人も寄り添い、連れ立って駅の改札に向かっていた。
涼やかな藍色の和服姿の凛として淑やかな妙齢の美女、一条静江。
有名モデル誌で読者モデルとして活躍していたスラリと背の高いメリハリのきいたスタイルを誇る麗人、坂月彩。
和やかな春の日差しを思わせる優美な物腰と垂涎モノのグラマラスな肢体をもつ清楚な佳人、今野美沙。
比喩でなく本当に周りの人々振り返らす美貌とスタイルを兼ね備えた三人が、密着しすぎなのではと言うぐらい正樹に連れそっている。
特に、彩に至っては、辺りをはばからず自分よりも年下の少年の腕に自分のそれを絡め、アイボリーのシャツを押し上げる砲弾のように突き出した特盛りバストをおしげもなく密着させている。
ロングパンツに包まれた長い脚がモデルのようにウオーキングする度、紡錘形のスケベな膨らみが弾むように揺れ、身長差から正樹の肩やら顔に心地良すぎる感触を提供していた。
――ホントにどうしよう、こっ、これから四人で二泊三日なんだよね……がんばれ、僕の理性!
はたして我慢し切れるのか……
正樹はそんな常人なら幸せすぎて夢と疑うぐらいの状況の中、旅の先行きに悶々としていたのだった。
――とりあえず、彩さんと美沙さんがどう思っているか知らないと、また力が暴走してしまったのかもしれないし……でも、なんて聞けば?とりあえず、僕のことどうおもってますか?でいいかな?
だが、そんな悠長な事を聞く暇は、正樹には今まで与えられていなかった。
車内の中で三人の美女に抱きしめられながら、静江の膣内にたっぷりと射精した後、心地良さからうとうと眠っている間に、列車は目的地である「小沢山温泉前」駅に到着してしまっていたのだ。
肩を揺すられ起こされた正樹が見たのは、列車に乗る前と同様、軽やかに衣服を着こなし、情事の跡など一切みせない三人の美女の平然とした姿。
そして、正樹の服や体についた汗等のその他諸々もすっかり元通り。
一瞬全部夢なんじゃ?と勘ぐったが、心地よい情事の感触と記憶、そして微かに残る匂いがここで何があったかを確実に物語ってくれていた。
手慣れた静江が全て後始末をつけてくれたのだと思い至り、やっと事の重大さに気がついて、あわあわと慌てている間に、列車から降りるよう急がされ、荷物を抱きかかえ大慌ててホームに降り立ち、気がつけば三人にぴったりと密着されて今に至るというわけなのだ。
なんとも怒涛の急展開だったのだ。
そんなわけで、あれよあれよと言う間に美女達にまるで護送するように囲まれ運ばれる正樹は、駅構内の人々の注目と羨望の的となりながら、あっという間に改札を抜け駅の外へと足を踏み出していた。
空は相変わらずの快晴で、まさに行楽日和。
燦々と降り注ぐ柔らかな日差しの中、小沢山温泉駅前には趣のある風情の旅館や土産物屋が軒を連ねていた。
駅前の小さな水路にかかる赤い欄干の太鼓橋が水面に映る様は、いかにも情緒のある温泉街といった佇まいだった。
行きかう人々は、屋号の入った浴衣に下駄をカラコロ鳴らしそぞろ歩いており、蒸篭から湯気を立ち上せる温泉饅頭や益体もない土産物を見てまわったり、街角に設置された足湯を楽しんだりしている。
そんな温泉駅前の盛況振りを横手に見ながら、三人の美女は公衆の飲泉場の横にある小さなタクシー乗り場に足早に向かっていく。
「あっ、温泉饅頭でも食べませ――」
「後でね、正樹クン」
「ごめんなさいね旦那様、今は急ぎますので」
「ふふふ、残念ね」
美女達は嫣然と微笑むと、饅頭屋を指差す正樹をかかえるように、スタスタと歩いていく。
無論、彼女達を急き立てるのは、宿のチェックインの時間がせまっている……わけではなく、車内での続きをするため一刻もはやく宿の部屋に入りたくて余裕がないからだったのだ。
「さあ、正樹クン荷物かして、ほら」
「え?」
唐突なその声に、正樹は自分のカバンを見つめる。
すると腕から突然バックが取り上げられ、いつの間にか目の前に停車していたタクシーのトランクに詰め込まれていく。
そこではじめて、正樹はもうタクシー乗り場についていたことを知るのだった。
「あれ?え?」
「どないしました正樹さん、うちらが向かう宿「山泉荘」はこの駅前ではのうて、ここからタクシーで二十分程行ったところなんですよ、さあ、はようタクシー乗って下さいね」
「え?あっあの」
「ほら、正樹くんはこっちですよ、美沙お姉さんの横に座りましょうね」
もっと旅行ってゆっくりしたものなんじゃないのかなぁっと思う正樹の腕を、今度は美沙が軽やかに笑いながら引っ張ると、タクシーの後部座席に誘う。
「どう?目が覚めた?ぼーっとして、キミはだいぶ寝起きが悪いみたいね」
美沙と正樹に続いて、彩がすっと乗り込んでくる。
その結果、タクシーの後ろに美沙と彩が正樹を間に挟んで座る形となっていた。
「それじゃ、うちは助手席に座らせてもらいますわ」
一条師範は、着物の裾を押さえながら、そっと身をかがめタクシーの助手席に乗り込むと、切れ長の艶やかな瞳で、腕輪のない正樹の手首と、その少年に左右から身をすり寄せている女弟子達の様子をチラリと確認し、クスリと人知れず笑みを浮かべいた。
――旦那様にはぎょうさんお妾さんを囲ってもろて、立派な旦那様になっていただきますわ。
一条師範が人知れず「旦那様教育の充実」が成功しつつある事に静かな喝采をあげてるなど知らない正樹は、いまだに事態の推移を理解できないまま両脇に座る二人の美女、メリハリボディからアダルトな色気をふりまく坂月彩と、清楚な容貌と魅力的な肢体を持つ今野美沙の存在に、目を白黒させていた。
「あっ彩さん、美沙さん、さっき電車の中で……」
「コラっ、アタシを呼ぶ時は彩お姉さんでしょ」
彩は、塗り直されたラメ入りのルージュが輝く赤い唇に愉快そうな笑みを浮かべ、正樹の肩に自分の胸をぐいっと押し当て席を詰めてくる。
「それに美沙お姉さんですよね?」
反対側から美沙が朗らかな微笑を浮かべながら、冗談めかして頬を優しくつついてくる。
彩が猫のような勝気な瞳を悪戯に輝かせ、正樹を見つめながら舌先で唇を湿らしゾクゾクする程エロチックな雰囲気を醸し出し、美沙も穏やかな気品ある美貌をほんのりと上気させ、正樹の頬をつついた白い指先をゆっくりとすべらせて顎先までを愛しそうになぞってくる。
――あれ?これって、やっぱり……
二人の様子に慌てる正樹。
ある意味、心のどこかで予想していた事態となっているとも言えなくはないのだが……
助けを求めるように助手席に座る一条師範を見るが、女師範は運転手に行き先を伝えるのに苦労している様で、正樹に気がついてくれない。
タクシーの運転手は、現役引退間近のだいぶ年をとった男性のようで、耳が遠いのか一条師範の凛とした明瞭な声でも聞き取りずらいらしく、ちょっとしたコントのように何度も行き先を聞き返している。
「ねぇ、どうしたの、正樹クン」
妖艶に微笑む坂月彩が、正樹の耳元にふっと息を吹きかけながら囁いてくる。
正樹は、その甘い吐息にゾクゾクと心地よい痺れを感じて理性を奪われそうになり、いつもの癖で腕に巻いた母親譲りの腕輪に触れようとするが……
「あ! な、ないっ!」
お風呂に入る時以外は、いつもちゃんと嵌めている筈の正樹の大事すぎる腕輪が無くなっている。
慌てて逆側の腕を見るが、勿論そこに腕輪があるはずもない。
――腕輪っ、腕輪がない!、まさか電車の中に忘れたんじゃ、ど、どうしよう。お母さんの大事な腕輪!
正樹にとってあの腕輪は不思議な力を封じてくれる頼れるアイテムでもあったが、それ以上に大事な母の形見だった。
正樹は、タクシーの中にいる美女達を力に巻き込むとかそんな心配よりも、まず腕輪をなくしてしまった事に、サーッと顔を青くする。
「あら、あの腕輪を探してるの?それならキミが電車でおいたした時にはずれちゃったから、カバンの中にいれといてあげたわ」
わたわたと腕輪を探す正樹を楽しそうに見つめながら、彩が何でも無いといった感じを装い教えてくれる。
「え?カバンですか?そうか良かった……って、そうだ!あれがないと、大変な事に」
「カバンならトランクの中に彩さんが入れてくれましたよ、あら、タクシー動き出したみたいですね、腕輪なら宿についてから探しましょうね」
美沙がのんびりとした口調でそう言いながら、正樹の顎先を這わせた指先で今度は耳をそっと愛撫する。
「それにもう遅いですよ、わたし達すっかり正樹くんの不思議な力がまわっちゃったみたいですから」
「!!」
その衝撃的な告白に、正樹は目を開き、美沙の顔をまじまじとみつめる。
そこには柔らかく波打ったロングへアに彩られた清楚な美女の真剣な熱い眼差しがあった。
そして、その柔和な細目の奥には、間違いなく正樹が良く知る魅力の虜となった女性特有の輝きを含みしっとりと潤んでいたのだった。
「あっ、あうぅぅ」
正樹は、思わず泣き笑いのような声をあげてしまう。
僕またやっちゃったよ、そう思った瞬間。
「くすくす、冗談ですよ、冗談、もう、正樹くんったら本気にしないでください」
「え?」
きょとんとする正樹の目の前で、美沙が口元に手をあてながらクスクス笑い続けている。
「え?冗談……冗談なんだ、アハハハ、びっくりしました」
――……そうか、冗談なんだ、ふぅ……あれ?何が冗談なんだ?――腕輪がない事?でも腕輪は本当に無いんだから……
小首をかしげて思案にくれる正樹。
「もう、美沙さんったら人が悪いわね、正樹クンが可哀想でしょ、ねぇ、正樹クン」
彩が大きく腕を伸ばすと、その手を少年の肩にかけ強引に引き寄せる。
弾力たっぷりの特盛り砲弾バストとスベスベとした肌がすり寄り、芯まで蕩かすかのような女の芳香に包まれる。
「あっ彩お姉さん、あの」
「んふふふ、ダイジョブよ、アタシは信じているわよ、正樹クンの不思議な力」
正樹が美女の抱擁に真っ赤になりながらチラリと横目で見ると、彩の紅茶色の前髪がサラリと揺れ、その間から覗く妖艶な猫の目がねっとりと色気をはなっている。
その瞳の奥の潤んだ輝きは、美沙と同じく間違いなく少年の虜になった証。
ぜんぜん大丈夫じゃなんかじゃない!
「あっ、あの美沙お姉さん、さっきの冗談って何が冗談だったんでしょうか?」
おそるおそる正樹は、先ほど冗談と言い切った美沙に聞いてみる。
「あら、決まっていますよ、正樹クンに女性を魅了する力なんてないって事です、だからかかったフリをしてあげていたんです、驚きましたか?くすくす」
そう笑う美沙の瞳の奥は相変わらず、ねっとりと蕩けた潤んだ琥珀色に染まっている。
そのまま美沙はクスクス笑いながら、彩と同じように反対側から上半身を寄せて抱きついてくる。
「あっあの二人とも、こっ、これは」
抜群のしなやかさと柔らかさを誇る人妻の身体に両側からサンドイッチされ、鼻腔一杯に漂う大人の女の誘う香りと、甘い吐息が吹きかけられる。
「んふふふ、気にしない気にしない、あっ、そうそう、あの後大変だったのよ、もう服も髪もべったりで……ねぇ、キミのおち○ちん綺麗にしてあげたのアタシなのよ、ふふふ、拭いている間に大きくなってすごかったんだから、お口で処理なんて初めてだったし」
彩はそう言いながらも満更でもない様子で自慢の長い舌をれろっと出し、メイクし直したリップを見せつけるように一舐めする。
「もう、彩さんったら、大変だったのはわたしの方なんですよ、車掌さんが切符を拝見って来られて、わたし中が見えないようにドアの前でもう一生懸命、それなのにあんなはしたない音をたてて、もう恥ずかしくて恥ずかしくて、ね、正樹くんわかるでしょ?……だから、ご褒美貰っちゃいますね、ちゅっ」
美沙の形のよい唇がついばむように正樹の口を横から奪い、小さな白い歯の隙間からちろっと出されたピンクの舌が、まるでそうするのが当然のように踊り込んで来る。
「んぐっ、みっ、美沙お姉さんっ……んんっ」
「んふぅ、れろ、んっ、大丈夫ですよ、正樹くん、全部冗談なんですから、んっ……わたしはこれでも結婚してますから、慎み深いんです……だから、これは全部お芝居なんです……んっ……んっ、ちゅるるっんんっ」
どうやら、正樹の力はいつも通り節操なく二人の美しく色気に溢れた人妻達に抜群の効果を及ぼしていたようだった。
「んんっ、んっ、ぷはぁ……はぁはぁ、ふっ、二人とも落ち着いてください、こっここタクシーの中ですし…」
正樹は、彩と美沙に抱きつかれ大人の女の匂いと柔らかさにクラクラしながら、何とか制止の言葉を口にできていた。
「あら、キスくらいなら挨拶代わりよ、それにアタシはキミのその不思議のな力のせいで虜になっちゃってるんでしょ?だから、これはもう全部キミのせいだからね、ね、ちゃんと責任とってお姉さんを飼ってちょうだい、んふふふ」
子ネズミを捕らえたネコの様に、にんまりと笑う彩のルージュの引かれた赤い唇から、ご自慢の長い舌がとろっと唾液を滴らせ現れ、正樹の耳たぶをねっとりと這い、白い歯ではむはむと甘噛みする。
どうみても挨拶程度のスキンシップの範疇を超えている。
「あひっ…あっ…彩お姉さん…こっこれ挨拶じゃないですよ……もう……あうっ」
すっかり理性の防壁が弱くなっている正樹は、もうそれだけでヒクヒクと震えだす。
「ちゅ、んっ……彩さんったらそんなありもしない事を言って、全部正樹くんのせいにするなんて……ごめんなさいね、正樹くん、ちゅぱっちゅっ、んんっ」
そして、ついばむ様なキスを途中で遮られた美沙も火照った美貌を正樹の耳に寄せ、彩同様に反対側から舌先でチロチロと舐めだしてくる。
「あひっ…ひあっ…」
両側から抱きつく美貌の人妻達の執拗な耳への愛撫に翻弄される正樹だったが、まだ何とか事態を把握する力は残っていた。
ここがタクシーの中であり、しかも静江と他にもう一人タクシーの運転手の老人がすぐ間近にいる事が正樹に何とか理性をもたらしていた。
そんなギリギリ崖っぷちの少年の耳元で、更に妖艶な色気が増した彩が、長くくねる舌をねっとりと這わせながら、友人を焚きつけるように声をかける。
「んふふふ、そう言う美沙さんはどうなのかしら? アタシがこんなこと、れろっ、じゅるるっ、してるのは、ぜーんぶ正樹クンの力のせいなのよ、んふっ、でもそうじゃない美沙さんは好きでしてるわけよね、あらぁいけないんだぁ、不倫よ、ふ・り・ん」
「ち、違います、これはそんなのじゃなくて……冗談の…おっお芝居です、正樹くんをちょっとからかっているだけです……そっそれに、きっ、キスぐらいなら挨拶代わりって彩さんも…んっちゅっちゅっ…言ったじゃないですか…んっ」
美沙は丁寧に正樹の耳を舐めながら、ふてくされた様に少しばかり頬を膨らませ道理のまったく通っていない言いわけをする。
「あら、キスまでなの、ふーん……ねぇ正樹クン、アタシだったら、もっーと凄い事してあげてもいいわよ、ほらキミの大好きなお胸また欲しくない?お姉さんの自慢じゃないけどとってもエッチな形してるでしょ、ふふふ、キミのおち○ちんぐらい軽くはさめちゃうかもよ?どう、試してみたくない?」
フェロモンたっぷりの彩は正樹と美沙を挑発するように、片手では掴みきれない瓜実型のバストを服の上から、むにゅっと押し付ける。
「だっ、ダメですよ彩さん、彩さんだってご主人がいるじゃないですか!」
「ふふふふ、そうね、じゃあアタシは不倫ってことね、ねぇ正樹クン、お姉さんと不倫したいわよねぇ?正樹クンがしたいならお姉さんいっぱいいっぱいキミと不倫してあげていいわよ、んふ、したいでしょ本気の不倫、お姉さんと」
「ほっ本気って!だめ、だめです、彩さん、キスまで、キスまでです!挨拶までです!」
わけのわからない基準で必死に彩を諌めようとする美沙。
だが彩はまったく気にした様子もなく、正樹の耳を咥えて甘噛みしながら言い返す。
「あら?美沙さん、キスがいいなら胸で可愛がってあげてもいいでしょ、美沙さんだってそんな重そうな大きな胸持ってるんですもの、きっと正樹クンも気に入るわよ」
「え!そっ、そうですか?正樹くんがわたしの胸を……って、そう言う問題ではありません、本気の不倫が問題なんです。お芝居でふざける程度ならまだしも、だいたい正樹くんはまだ中学生で―――」
などと彩と美沙が、正樹を挟んで真面目だか冗談だか分からないやり取りをしていると……
「おんやぁ、何やら後ろが騒がしくねぇか」
ここに至ってようやくタクシーの老運転手が後方の状況を察し、バックミラー越しに後ろを確認しようとしだしていた。
後部座席でいちゃつく正樹と美人若妻達はビクッとすると、修学旅行の夜に先生の見回りを突然うけた生徒達のようにおしゃべりをやめて静止する。
「運転手さん、この時期は観光客が多いんですの?」
だが助手席に座る一条師範の凛とよく響く声が、バックミラーを覗こうとした耳の遠い老運転手を引き止める。
「へぇ?観光客ですかぁ、ああぁ、そですなぁ、連休はまぁまぁってところですわ」
「まぁそうなんですの、うちこの温泉に来るのはじめてで、よろしかったらくわしゅうお話聞かせてもらえませんやろか?」
「ええ、そりゃぁ勿論構いませんよ、もともとここの温泉は鎌倉時代に――」
和服を品よく着こなす妙齢の美女に親しげに話しかけられ、老運転手も気をよくしたのか年甲斐もなく相貌を崩すと、お国自慢に夢中になる。
そしてそのまま聞き上手な静江に釣られ話が弾むうち、老運転の頭の中からは先程の不信感どころか、後部座席にお客を乗せていることさえ忘れ去られていたのだった。
「ふうーっ、もうびっくりしたわ、美沙さんが不倫、不倫って騒ぐからよ」
さすがの豪胆な気質の彩も自重したのかやや声を顰めると、愁眉を寄せて美沙を軽く睨む。
「それは彩さんがあまりにも……正樹くんからも言ってあげてください」
「…………」
そう言われてもこの状況で正樹に言えることなんてなにも無い。
左右から絡みつく極上のお姉さん達の柔らかな感触に翻弄されながら、運転手に気づかれずに済んだことに、心底安堵の吐息をもらすのが精一杯だった。
だが美沙にはそれが不満だったらしく、むっと唇を少し尖らせる。
「もう正樹くんったら黙らないでくださいっ……だいたい彩さんは夫がいる身なんです、少しは自重すべきです、それを胸でだなんて!それに電車の中でも正樹くんの……そのぉ……あ、アレを口で綺麗にするなんて、わたしはてっきりティッシュで拭ってあげるものだとばかり」
「あら、それを言うなら美沙さんだって正樹クンの精液飲んでうっとりしていたじゃない、アタシだけ直接ご馳走になれないなんて不公平でしょ」
年下の男の子と不倫関係になる事を選ぶ割り切りのいい彩は、非難の眼差しを注ぐ美沙を悠然と見返す。
「そ、それは偶然正樹くんのがたまたま口に入って……あんっもう、そうじゃなくてぇ、不倫はだめって話してたんですよ!正樹くんはまだ中学生なんです、そんな子供となんて」
「あら子供だからいいんじゃ――んんっゴホンっ、美沙さんもわからない人ね、アタシは悪くないわよ、この子の不思議な力のせいなんだから仕方ないのよ、ああん♪それにしても、こんな可愛い男の子と不倫しちゃうんなんて思ってもみなかったわ、んふふふ」
彩はその艶やかな美貌に色っぽい笑みを浮かべると、誰にも知られず心の底に封じてきた年下の男の子への興味を、正樹という得がたい相手でたっぷり満たす事ができる喜びに浸っているようだった。
「ふぅー、彩さんとは長い付き合いですけど、まさかここまで道徳観念にかける人だとは思いませんでした、こんな可愛い正樹くんのせいにするなんて酷いです」
美沙は、正樹の中性的な横顔をちらっと見てから、押し殺した声で茶道の同門である彩に道徳の何たるかを説教しだす。
もっとも「不倫はダメ」とか「子供相手に」と言っている美沙本人が、ストールがめくれきめ細かな白い肌が覗くのもかまわず、重量感と母性溢れる柔らかな巨乳で正樹を愛しそうに抱きしめていては説得力などあろう筈もない。
「んーっ、そうね、この子が可愛いのは認めるわ」
一方の彩も余裕の態度で美沙の説教なぞ何処吹く風で答えると、そのメリハリの効いた抜群のボディで件の可愛い少年をぐいっと抱きしめ続けている。
ついでに、正樹の視線にあわせ、アイボリーのブラウスからのぞくエッチな深い谷間で誘惑してあげるのも忘れない。
「ねぇ、正樹クン、ほらぁ、どう?アタシは美沙さんみたいに人妻だからダメだなんてケチな事は言わないわよ、男の子なんでしょ好きにしちゃいたいわよね?」
「彩さんったら、また自分ばっかり、わたしだって――」
「あら、美沙さんは挨拶代わりのキスだけのお芝居じゃなかったの――」
二人の声が先程とは違い小声に抑えられているのは、運転手に気づかれると正樹が困ってしまうと分かっているからだった。
そんなご主人様に配慮した美女達は、両者譲らない豊満な胸で正樹をサンドッチ状態に挟んだまま、忍の一文字を念じ続ける正樹をからかうネタにして、本当は結論なんて決まっている問答を懲りずに繰り返す。
さすがに、二人ともタクシーの中ではこれ以上のスキンシップはできないとわかっているのだろう。
目的地の温泉旅館に着くまでそんなやり取りが延々続くかと思われた。
だがしかし、すっかり魅了されている若妻達の不毛な会話は、唐突に終わりを告げていた。
その終止符を打ったのは、他ならぬ正樹自身だった。
「あんっ」
「きゃんっ」
正樹の腕がタクシーの座席座る左右の美女達の背後をまわり、二人の脇の下から同時に潜り込む。
そして、たわわに実った果実を二房、無造作に掴み取って服の上から揉みあげていたのだ。
「あは♪ タクシーの中なのに……もうキミったら我慢できなかったのね、んっ、そんなにぎゅうぎゅう揉みしだいて、あんっ」
「正樹くんっ、ひぁっ、だっダメですよ、今はまだ……んくっ、お胸を…だっダメですって……あん」
そうまさにその通り、正樹は、彩と美沙お姉さんのたっぷり大きなムチムチ巨乳を触りたくて、触りたくてしかたなかったのだ。
こんな密閉空間で、これ程の水際立った美女二人に左右から胸を密着され、クラクラするような女の香りで蕩かされれば、男なら誰だっておかしくなってしまうに決まっている。
むしろ、どうにかならない方がおかしいと言えるだろう。
そんなわけで、正樹は理性をすみやかに欲望によって押し流し、今はただ両腕に抱きしめた美人若妻達のむっちりとした量感をたたえる巨乳を無言で捏ね回すのに夢中だった。
「あは♪この子ったら、そんな絞るように揉んで、あん♪もうアタシの胸の形かわっちゃうわよ」
彩はグロスで光る赤い唇を戦慄くように歓喜で開きながら、正樹に弄られている自分の胸を見つめる。
襟刳りの広い大胆なカットのブラウスの布地を砲弾のように大きく押しあげる胸元は、服の上から容赦なく鷲掴みにされ、まるでくびれを作るように卑猥にむにゅむにゅと揉まれていた。
「んぁぁ、だめですぅ、そんなに意地悪ぅっ、あぅう」
一方の美沙は恥ずかしそうに頬を染め、正樹の肩口にしがみついて押し殺した声をあげている。
そのニット地のノースリーブの胸元では、少年の手がたわわに実った水蜜桃を収獲する様に、釣鐘型の乳房を下からすくいあげ、たぷたぷと揺らし重量感と柔らかさを確かめている。
「ふぁあっ、ああっ、だめです、だめぇ、そんなにお胸揺らさないでください、はっ恥ずかしですぅ」
「あは♪んっ、いいわよ、正樹クン、もっと好きなだけお姉さんのおっぱい絞ってちょうだい♪」
美女達が奏でる羞恥と悦楽の二重奏を聞きながら、正樹は左右の手の平で感触の異なる二つの乳房をたっぷりと弄び、さらなる嬌声を引き出しだす。
「ひっ、ふっ服の中に手をいれないでください、やっ、そんな、だっ駄目です、キスだけ、キスだけって言ったのに、胸までっ、あんんっ」
美沙が困惑したような声をあげ、優雅な弧を描いた眉をハの字に寄せる。
その胸元では、正樹の手がノースリーブの脇下の隙間からニット地を伸ばして潜り込むと、ブラの中に忍び込み、つきたてのお餅の様な白い乳房を直にもみもみと捏ね回しだしていた。
「あは、この子ったらアタシにまで!」
そして反対側の彩の胸元では、正樹の指先がアイボリーのブラウスのボタンを胸の位置だけ数個器用にはずすと、ブラを引き摺り下ろしていた。
胸元だけ菱形に開けられたブラウスの間からは、捧げ物のように突き出した砲弾型のバストがぶるんっと開放されこぼれでる。
「キミってば、まったくなんてスケベなの、お姉さんのおっぱいだけを器用に引っ張り出すなんて……ふふふ、それで次はどうしたいの?見るだけいいのかな?」
大人の余裕たっぷりのセクシーな彩は、卑猥すぎる格好で剥かれバストのエロく尖った乳首の先まで全てを曝した格好で、少年を悪戯な眼差しで見下ろす。
「僕、僕っ、彩さんっ、彩お姉さんのおっぱい触りたいですぅっ」
次の瞬間、理性の残りカスさえ蒸散させた正樹少年は、ブラウスの隙間からダイナミックに突き出された美女のバストを、まるで牝牛の乳搾りをする様にむちゃくちゃに揉みしだきだしていた。
「あんっ、こっこら、そんなに力いっぱい、んんっ、おっお姉さんのおっぱいは牛じゃないのよ、しっ絞っちゃ、あひっ」
彩はビクビクっと背筋をそらし、はしたなく舌をだしてあえぎながらも、年下の少年の好きなようにスケベな砲弾型のバストを与え続ける。
「すごいよ、彩お姉さんも、美沙お姉さんもどっちもおっぱい柔らかくてスベスベですっ」
正樹は両手に感じる美女達の名前を呼びながら、右手で美沙のたっぷりまろやかな乳房をこねまわし、左手で彩のつんと上向いた張りのあるバストを搾り上げる。
無論、どちらも到底片手では掴みきれない女の肉がたっぷりつまった極上巨乳だ。
その両方を縦横無尽に揉み上げひねりあげ、柔らかい肉の中に指を埋めていく。
「あふぅ、そんなにお姉さんのお乳を揉みたかったのね、ふふふ、いいわよ、たっぷりアタシのお乳搾りを堪能しなさい正樹クン、こんなスケベな事旦那にだってさせた事ないんだから……んんっ、ジンジンしてきたわ、アタシなんだか胸だけでいっちゃいそう」
彩は、声を殺すのも忘れ紅茶色のセミロングの髪を揺らし気持ち良さそうに顎をそらせる。
その心中では社会的な名声を勝ち取る中で無意識に抑圧されていた隠れショタの願望が満たされ、その事がますます彩を正樹無しで居られない程に魅了していく。
「まっ、正樹くん、わたしのお胸そんないじらないで……駄目になっちゃいます……うぅ……んあっ、こねこねしちゃ駄目ですって……言ってるのに……あふぅぅ」
一方の美沙も、容赦のない胸への愛撫にウェービーな栗色の髪を揺らし、いやいやと首を振るだけで、無理やり手を振り解くことなどできなかった。
それを良い事に正樹は、手の平にしっとりと吸い付く柔らかく瑞々しい若妻達の乳房を略奪すべく、指を一杯に広げて揉みまくり弄び続ける。
「んああっ、んんっ、んんっ、あふぅ、あああっ、もう、もうだめです、だめ、お胸まで正樹くんに好きにされちゃってます、唇だけじゃなくて、お胸まで、もうこの子に……んああっ、あんっ」
その執拗な胸への愛撫に、経験の乏しさから快感に免疫のない美沙は、フェミニンな色気を漂わせる美貌を簡単に蕩けさせると、ヘタヘタとしなだれかかるように正樹に寄りかかっていく。
そしてそのまま、おでこをこつんと正樹の肩口に押しあてると、貞淑であったはずの心の戒めを、また一つ正樹にあっさりと譲ってしまう。
「あっ、もうもう、んんっ、うっぅぅ、胸だけ、お胸だけですからね……あなた御免なさい」
美沙は小声で今ここにない夫に謝罪しながら、その美貌を羞恥と興奮で薔薇色に染めつつ、つい先程まで夫だけに許されていた筈の豊満な胸に触る権利を、少年にも与えてしまっていたのだった。
三人が身を寄せ合い声を殺しながら蜜月を味わっている間にも、老運転手は暢気にタクシーを走らせ続けていた。
助手席に座る和服美女の静江の巧みな会話に釣られ、後部座席での淫らな饗宴などいっさい気がついてない。
順調に走るタクシーの窓の景色は、駅前から続く温泉街から、森林浴には最適な涼しげな風景に何時の間にか切り替わっていた。
そんな光景を横目に、淫らな艶事に耽る乗客を乗せたタクシーは急峻な山間を流れる小川沿いの道をさらに山奥へと向かっていく。
「いやぁ、しっかしあの山泉荘に泊まられるとは、うらやましい限りですなぁ」
老運転手は差し込む日差しに目をしょぼしょぼさせながらハンドルを握り、助手席に座る静江に心底羨ましげな声をだす。
「あそこはほれ、あの有名なえらいべっぴんの女優さんの水無瀬京香さんが先代の大女将の跡を継いで女将をされてますからなぁ、そりゃもうえらい人気で一目だけでもってのが紹介もなしに押しかける事が多くいんですわ、ワシらも往生しとるんですよ、あそこは昔からここいらでも一番の格式のある名旅館だで、常連さんの紹介の無いような輩がおいそれと泊まる事なんか恐れ多くてできない言うても聞きませんでなぁ」
老運転手は饒舌に語りながら、川沿いの道を法定速度よりも大幅に遅いスピードで、ゆったりと走り続ける。
「まあ、そうなんですか、そこまでとは知りませんでしたわ」
そんな愚痴のような話に、静江はにっこりと優美に微笑み、耳が遠い運転手にもはっきり聞こえるように涼やかな声で返事をかえす。
「いやいや大丈夫ですよって、お客さん達はさっきちゃんと宿に確認とりましたんで問題なかですよ、いやぁしかしあの山泉荘に泊まれるとは、ほんま羨ましいですなぁ、あの有名女優の京香さんのお宿ですからなぁ、ワシも一度ぐらい――」
老運転手は水無瀬京香の熱烈なファンなのか、穏やかに相槌をうつ静江につられ、水無瀬京香の円熟した色っぽさ、特にあの肉厚の唇たまらないといった、お客のそれも女性相手に話すにはどうかと思われる内容を嬉々として続けている。
もっとも、その言葉の端々に「お客さんも京香さんに負けず劣らずなかなか」と粉をかけようとしているのは、既に枯れた老人とはいえ男としては静江のような艶かしく色っぽい女性を前にしたら当然の反応だと言えるだろう。
しかしながら、客商売のタクシー運転手としては失格の反応と言えるのは間違いない。
そんな老運転手のセクハラまがいの発言にも、静江はそつなく落ち着いた大人対応とりながら、さりげなく視線の端で後部座席を確認する。
そこには、静江の予想通り、二人の大人の美女を抱き寄せ、欲望のままに貪る幼い少年の姿があった。
正樹の右手は、柔和な雰囲気の清楚なフェミニン若妻 今野美沙のノースリーブの脇から潜り込み、その重そうにゆったりと揺れる乳房を鷲掴みにして、我が物顔で揉みしだいている。
重量感のあるバストを揉まれる美沙は、正樹にもたれかかるように密着し、ウェーブの軽く入った栗色の髪で目元が隠されて表情はうかがい知れない。
だが美沙の半開きの淡い桜色の唇の動きが、心地良さそうな吐息の合間に催促をねだる呟きを何度も取っているのが見て取れた。
一方、正樹の左手は、一流グラビアモデル級のメリハリのきいた長身の極上ボディを持つアダルトな人妻美女 坂月彩の剥き出しにされた釣鐘型のグラマラスなバストを絞り上げていた。
美沙の方は運転手に気がつかれても咄嗟に誤魔化せるが、彩のこの姿は言い訳出来ないだろう。
なにしろ彩の襟足の高いブラウスのボタンは、彼女の外人モデルのような張りのある美しい乳房だけを曝け出す様に開けられ、カジュアルなブラウス姿が豊満な胸の部分だけ唐突に布地を抜きとったようなエロティクなコスチュームに変貌しているのだ。
そんな姿で牝牛の搾乳のようにバストを絞られている彩は、タクシーの座席に背中を預けて白い顎をあげのけぞった姿勢で、真っ赤な唇をハァハァと戦慄かせ、紅茶色の前髪の間から覗く猫瞳で、スケベに形をかえる自分の乳房を蕩けそうな熱い視線で見下ろしていた。
静江はそんな彩の様子に、彼女が自分の肉体で正樹に奉仕でているという達成感に満たされている事が容易に想像がついていた。
何せ今、チラリと後ろの状況を確認した静江自身も、旦那様の無限とも言える性欲を処理するお妾さん候補を二人もお世話し役に立てたと言う、少年の欲望に忠実な妾としての奉仕の精神からくる至上の喜びに満たされているのだから……
勿論、後で旦那様にはそれなりのご褒美を頂くのも喜びに拍車をかけているのは間違いない。
――その時は彩さんと美沙さん、新しいお妾さん二人と一緒にご奉仕するのも悪くあらしませんわね、まあ少しばかり予定よりはようなってしまいましたけど、良しとしておきましょ。
静江は視線を前方に戻しながら、今後の予定を立て直す。
――ふふふ、この旅行で旦那様には、しっかりうちらを妾として飼い慣らす度量を身に着けて帰っていただきませんと……旦那様は優しすぎますから、あの二人を妾として仕込むのはちょうどいい塩梅の練習になりますやろ、何せ旦那様は今後、五人、十人、いえもっとぎょうさん妾を囲いなさる方、うちらを道具のように遠慮なく使って下さる程度の甲斐性は持って頂かんと………
静江はその心中で淫らな策謀を練りつつ、そんな事を微塵も感じさせない品のいい微笑を浮かべて老運転手に相槌を返していた。
一方、静江が新たなお妾さんを増やせた喜びと今後の旦那様教育の方針を決めているなんて事は露も知らない正樹は、ただもう左右にはべる今朝出会ったばかりの美人若妻達に夢中だった。
二人の心地良い肌触りと揉み応え抜群の最高級のバストは、どれだけこねまわしても飽きる事なんてないぐらいに素敵すぎる興奮モノだった。
「美沙お姉さん、彩お姉さん、二人ともおっぱいとっても大きくて、すべすべで、柔らかで、もっともっとぎゅっとしても、いいよね」
正樹は、興奮のあまり子犬のようにはしゃぎながら、背後から回した両腕で左右の美女達を抱きしめ、ただひたすらに執拗に二人の豊乳を揉みしだく。
「んふ、勿論いいわよ、アタシは正樹クンの虜なんでしょ?ほら左のおっぱいばかりじゃなくて、右の方でもお乳搾りしてみたくなぁい?あん♪ そんな両方寄せて揉みあげるなんてっ、ふふふ、エロいお子様ね、キミは」
彩がチェシャ猫のような瞳に悪戯な色気を漂わせ、挑発的にそしてセクシーに誘いかける。
「んっ、あふぅ、まっ正樹くん、ほんとにお胸好きなんですね、お姉さんもう、もう、んんっ、はうっ、お胸が熱くて、あんっ」
美沙は糸目の奥をトロンと蕩けさせ、ただもう胸奥から湧き上がる官能に飲み込まれ甘い声で喘ぎ啼く。
二人の胸元では、服の中と外の違いはあるが豊満なバストを鷲掴みした少年の指の間からむにゅっと柔肉が溢れ出し、まるで母乳を絞り出すように卑猥に形を変えている。
「あんっ、はぁはぁ、あふぅ、あんっ、おっぱい凄い事になちゃってるわ、アタシ」
「はうぅ、あんぁぁんっ、ああっ、わたしももう、こんなに胸を触られたの初めてです、んんっ、とっ溶けちゃいそう」
すでにこの豊満なバストへの愛撫は十数分も続いており、二人の柔らかな白い美肌には陵辱者の少年の指跡が何十となく刻み付けられていた。
それはまるで人妻達の持ち主は自分だと、今此処にいない彼女達の夫に宣言するかのようだった。
やがて、揉むだけでは満足できなくなってきた欲望爆発寸前の正樹の目線は、まずはブラウスの隙間から砲弾のように突き出された彩の剥き出しのバストに向いていく。
牝牛の乳搾りの様に彩の乳房をくびり上げていた指先が、その先端でヒクつく艶やかな色合いの頂に無遠慮に伸びていく。
「んふぅ、ちょっ、こ、今度は乳首までシゴいてくるなんて、んっ、そっそれは少し反則じゃないキミ……って、そんな上目使いで見つめなくても、も、もう、仕方ないわね、わかったわ、いいわよ、そこもキミの好きにして」
「うん、好きにする」
じっと見つめるだけで淫らな確約を得た天然の女殺しの才能を持つ中学生の少年は、指先ではなく、くびりあげた巨乳に顔を寄せる。
「え?指でじゃない……の?」
「それじゃ、いただきますっ」
そしておもむろに大きく口をあーんと開くと、上向き加減で突き出すスケベなおっぱいの先端を、はぐっと口一杯にほうばってしまう。
「ひあっ、 だっだめよ、おっぱい食べちゃ、んああっ、かっ噛んじゃだめって、あ、あ、あっ、んん!すっ吸うのも禁止よっ、あひいいっ」
エロく尖った頂から乳房にむしゃぶりつかれた彩は、シートに背中を押し付けてビクビクと背筋を反らす。
そんな彩を見あげながら正樹はブラウスから飛び出た砲弾型の特大バストにさらに鼻先を押し込めるように埋めると、じゅるるっと音をたてて口の中にほうばった乳肉を吸いまわし、軽く歯をたて、舌先にあたる乳首をねちゃねちゃと舐め回す。
「じゅるるるっ、あっ彩お姉さんのおっぱい、んぐぐっ、美味しいよっ、じゅるうっ、ちゅばちゅばっ」
正樹は柔らかで蕩けるような彩のスケベなおっぱいに埋まりながら、一心不乱に美女の乳肉に貪りつき、甘く歯をたてて弾力を味わい、ピンと尖った乳首をちゅうちゅう吸い上げる。
その間にも、美沙の服の下に這い入れた反対側の右手で、重たげに揺れるバストを捏ね回すのも忘れない。
「あひっ、こっこら聞いてるの?あんっ、きっ、キミ、お姉さんのおっぱい食べちゃだめって、あひっ、今歯をたてて、はひっ、さっ先っぽは敏感だから、んおおっォォォ♪」
「いやら、これ僕のらもん、はむっ、れろっれろっ、じるっ、はむはむ」
正樹は、彩のバストにむにゅっと顔を埋め、絞り上げ卑猥に形をかえた巨乳を口一杯にほうばったまま、モゴモゴと答える。
「おおうっ、んはぁっ、また噛んで、あっ跡が残っちゃうでしょ……おうっ、また……んああんっ……ふぅ、ほんとスケベで我侭な子ね……あひっ……いいわ、わかったわ、もう好きになさい、どうせアタシの言う事なんて聞かない気でしょ、ほらお姉さんのおっぱいにたっぷり歯形を残して唾液まみれにしていいわよ、あんっ……ふぅ、もう、アタシの身体で何でもさせてあげるわ」
むしゃぶりつく正樹に根負けしたのか、彩のしなやかな手はついには正樹の後頭部をぐいっとその自慢のバストに促すように押し付ける。
「うん、もう彩お姉さんのおっぱい、れろっれろっ、いっぱいしてあげるね、じゅるるっ」
美女のバストに顔を埋める正樹は、口いっぱいに含んだ乳肉を今まで以上に貪る事に没頭しだす。
はぐはぐと噛み跡を残し、卑猥な音をたて、弾力に富んだ肉の半球に吸い付きまくる。
「んんっ、ほんとやりたい放題のお子様ね、だからおっぱい大好きなのかしら、あんっ、んおぉぅ……はぁはぁ……まっ、また噛んだわね、もう絶対跡に残っちゃうわよこれ、どうしてくれるのかしらね、キミは」
そう言いながらも自分の胸に顔を埋める正樹を見つめる彩の表情は、正樹が求めてくれる事への言い知れぬ嬉しさと、まだほんの子供の男の子の性欲の捌け口にされているという倒錯的な喜びが入り混じった恍惚としたものとなっていた。
しばらくたっぷりと彩のブラウスからまろびでた乳房の片方を蹂躙した正樹が、息を継ぐためにぷはっと顔をあげる。
「……あは♪もうキミの涎でべたべたじゃない、歯形までくっきりついちゃて……ふふふふ、もうアタシのおっぱいはダンナには絶対見せられないわね」
彩は柳眉をひそめて「ここまでしておいて満足してないなら承知しないわよ」と駄々っ子をしかる目つきで正樹をみやる。
それもそのはず、正樹の口から開放された彩のぷるんっと揺れる上向き加減のスケベな砲弾バストは、歯の跡と唾液でドロドロになっていた。
特にツンと尖ったピンク色の頂の周辺は唾液でべっとりと濡れひかり、さらに甘噛みの跡が乳輪を囲むようにしっかり残り、何とも卑猥な光景を見せつけている。
彩はそんな自分の剥き出しのバストを眺めると、正樹のモノである跡をつけて貰ったと言う誇らしさ満ちた嬉しげな表情となる。
「どう満足した?お姉さんのおっぱいで遊ぶのは?続きは宿についてから――」
そう言葉を続けようとした彩だったが、その時、正樹の目線の先が追っている次の獲物にようやく気がついていた。
「ん?まさかっ、ちょっ、ちょっと待ちなさい、あぁああんっっ」
だが案の定、正樹はまだ陵辱をうけていないもう片方の乳房にあーんと口を開けて先程と同じように食らいついてくる。
「ひあっ、あんっ、こっちもなの?んおっ、おうっ、ま、また噛んだわねっ、この子ったら……あひっ、わ、わかったわ、こっちのおっぱいもキミにあげるから、だから、そんなにがっつかないでいいって、あひぃっ、んおっォォ♪」
正樹がはむはむと口を動かす度、彩はモデル顔負けのプロポーションをビクビクっと戦慄かせ、背筋をタクシーの座席に押し付けて陵辱の快感を押し殺す。
そんな彩のしなやかな腕は、相変わらず正樹の頭をぐいっとバストに押し付け乳を吸わせ、もう片手で先程陵辱をうけ唾液でドロドロにされた砲弾型のバストを揉みほぐし、きめ細かい白い肌に正樹のヨダレを満遍なく塗り広げていた。
「ハァハァ、もうすごいわよコレ、ほらアタシのおっぱいキミの唾液でべちょべちょよ、んんぁっ、はうぅ、こっち側にもまたたっぷり唾液を塗りこんで歯形を残す気なのね、んふふふふ、アタシったらこんな小さな子供におっぱい玩具にされちゃっているのね」
学生の頃は読者モデルとして不動の人気を誇り、キャンパス中の男達の熱い視線を一身にあつめキャンパスの女王として君臨していた坂月彩。
そのメリハリのきいた抜群のスタイルとミステリアスで西洋的な印象の美貌の才媛が、今ではこのただの中学生男子に好き勝手になぶれる肉の玩具扱されているのだ。
もしこの光景を、今までに彩につれなくふられた数多の男達が見れば、血涙を流して地団太を踏むのは必死だろう。
だが隠れショタという性癖を正樹によって補完された彩にとって、この小さな男の子に玩具扱いされている状況こそが求めていた桃源郷なのだった。
「んふふふ、きっともっと色々されちゃうのね、男の子は玩具で遊ぶの大好きだものね、あひっ、ちっ乳首まで噛み潰してるぅ、おおぉっ、そっそこまでしちゃうのね、んっおっっ」
彩は、はしたない声を押し殺すようにあげながら、長い睫を揺らし潤んだ瞳で正樹を見下ろすとその美貌に被虐の喜びに満ちた笑みを浮かべていた。
その笑みは、これからの二泊三日の旅行の間でこの少年に自分の肉体がどんな風に淫らな玩具として調教されていくのか楽しみでならないという、淫靡な期待に満ち溢れていた。
そんなショタに加えてマゾの気質にまで目覚めつつあるエロエロな彩お姉さんのおっぱいを、正樹は先程と同様にたっぷりと味わいつくすと、にちゃぁっと粘つく唾液の糸を引きながら口を離す。
「はぁはぁはぁ」
満足そうな笑みを浮かべる正樹は荒い息をはくと、たっぷりと唾液と歯形の跡を残した彩のバストをまるで自慢の作品を完成させた画家のように見つめている。
鎖骨のすぐ下から盛り上がった見事な半球のバストは、両方ともスケベに尖った乳首と乳輪を囲むように歯の跡が円状にしっかりと残り、唾液がべっとりと塗り広げられ卑猥にテラテラと光っている。
そここそがまさに、このハイエグゼクティブな人妻美女が夫を裏切り正樹専用となった証だった。
「あはっ、もうこっちもすっかりキミの玩具にされちゃったわね、おめでとう正樹クン、これでお姉さんのおっぱいは両方ともキミの玩具決定よ、キミが飽きるまで使ってあげてね、どうぞヨロシク、んふふふ」
彩は、茶目っ気たっぷりにそう言うと、勝気な猫目を蕩けさせながら少年を覗き込む。
「さてと、どうするの正樹クン、まだタクシーが宿につくまで時間があるみたいだけど、キミの玩具になったこのおっぱいでまだ遊んじゃう?」
アダルトな魅力をたっぷり振りまく美女は、ラメ入りの赤いルージュが塗られた唇に蠱惑的な笑みを浮かべそう囁く。
「それとももっと別の玩具が欲しいのかしら?…… あら、大当たりみたいね、そんな嬉しそうな顔しちゃって、んーーっ、そうねそれじゃこの唇なんてどう?今ならおまけで舌を絡ませるディープキスもついてくるわよ♪」
彩は蠱惑的な唇を半開きにして、ちろりと舌先を蠢かしてみせる。
「はっはい、欲しいですっ、舌っ、彩さん、彩お姉さんの舌を、好きにしたいですっ」
小鼻を膨らませすっかり興奮した正樹は、列車の中で味わった彩ご自慢の長くうねる舌の絡みつく感触を思い出し、即答でスケベな玩具をねだっていた。
「あは、やっぱりこの舌が好きなのね、このながーい舌を玩具にしたいのね?んふふふ、いいわ、キミにお姉さんの舌もあげちゃう、吸おうが舐めようがキミの自由よ……んふ、楽しみね、それで、キミはアタシの舌をどう使う気なの?舌を突き出してとろとろのキスをさせたいのかな?それともお口の中に入れさせてペロペロ舐めまわさせちゃう?ご希望なら歯の裏から口の隅々までまでお姉さんが舐めてあげてもいいわよ?」
牝の表情丸出しのアダルトな若妻美女は、半開きの真っ赤な唇の間からネットリと唾液をひいた自慢の長い舌を蛇のようにくねらせながら差し出しながら、少年に玩具の使い道を聞いてくる。
「あぁ、彩お姉さん、僕……んんっ、んぐっ」
だがしかし、正樹の口をふさいだのは……
彩の長くうねる舌ではなかった。
「え?」
驚く彩の目の前で、美沙の腕が唐突に正樹の顔を振り向かせ、口の中に舌先を入れねちっこいキスをしていたのだ。
正樹の口を奪った美沙は、頬を染め夢見心地のうっとりとした表情で、驚く彩の事など気にも留めていない。
美上品な桜色の小振りな唇をこすりつけ、ピンク色の舌を拙く絡ませている。
「ちょっ、美沙さんっ、横からなんてずるいわよ、今アタシが正樹クンに遊んでもらって……舌を……吸ってもらおうと……していたのにぃ」
堪らず柳眉を逆立てて彩が抗議をしようとするが、その目線がある一点を見つめた瞬間、威勢の良かった声が尻すぼみに小さくなっていく。
美沙のスカート、タイトに絞ったフェミニンなレース地の仕立てのいいそのスカートの中に何かが入りもぞもぞと動きまわっているのだ。
無論この状況でスカートの中に潜り込んでいるモノは一つしかない。
正樹の右手だった。
正樹の右手は、彩の豊満なバストをしゃぶる前は、たしか美沙のノースリーブの胸元に脇の下から潜り込んでいた筈だ。
だが何時の間にかその手は清楚な美女のスカートの中にちゃっかりもぐりこんでいたのだ。
「んっ…ちゅるっ、れろっ……あ、彩さんごめんなさい、正樹くんがずーっとわたしの大事な所を……上から撫でてくるから……もう我慢ができなくてなって……んっちゅっ……んんっ……んっ、やっぱりキスも気持ちいいのぉ」
正樹と舌を絡める濃厚なキスを交える美沙は、ようやく彩の存在を思い出したのかチラリと親友を見やって口付けの合間にそう言い訳する。
その間にもスカートの中に入り込んだ正樹の右手は、美沙の太股を割り、パンストとシルクのショーツ越しに何度も何度も執拗に若妻の密やかな部分を刺激し続けていた。
正樹の指先が動く度に、蜜口から溢れ出る淫液の染みがショーツに広がり、いまではもう、くちゅくちゅと微かな音を立てるまでに濡れ落ちている。
――驚いたわね、正樹クンったらアタシのおっぱいを玩具にして悪戯している間に、美沙さんにまであんな事をしてたなんて……
彩自慢のラグビーボールのようなスケベな特盛りバストに正樹がすっかり満足していると思っていたのだが、それだけでは飽き足らなかったのか美沙のスカートの中にまで手を伸ばす余裕があったのだ。
――男の子ってみんなこうなのかしら?とんでもない性欲よね、でも今日からアタシもこの男の子性欲の捌け口になるのよね……アタシむちゃくちゃにされちゃうわきっと。もう、とんでもない事になりそうよね。ダンナが聞いたら卒倒しちゃうわねコレは。
彩はその正樹の節操の無さと途方も無い欲望に呆れるとともに、ゾクゾクと身震いするほどの嗜虐の期待感に襲われていた
そんな、すっかり正樹の性欲を全て受け止める気まんまんの彩を横目に、正樹と美沙はくちゅくちゅと唾液を交換し合い舌を絡ませ続けていた。
そして、堕ちる事の覚悟を完了した色妻とズルズルと堕ちつつあるセレブ若妻を乗せたタクシーの運転席では、何時の間にか老運転手が静江におだてられたのか地元の民謡を歌いだし、背後の情事などまったく気づかず自分の世界に浸っていたのだった。
「んっ…れろっ…れろっちゅばっ、ちゅばっ、じゅるるっ、んんっ」
美沙は正樹の頬を両手でおさえ、覚えたばかりのディープキスを拙い技術ながら丁寧にそして丹念に捧げていた。
箱入りお嬢様だった清楚な若妻は、自分に夫がいる事も忘れたかのように中学生の少年に舌をさしいれ、ねっとりと絡ませ続ける。
だが、その行為は性的な経験のとぼしい美沙にとってはある意味、操を守るための手段だった。
何故なら、キスに没頭していなければ、美沙の意識はスカートの中に潜り込んだ正樹の指先がストッキングとショーツ越しに愛撫してくれる感触に囚われ、もう二度と帰ってこられなくなってしまいそうだったのだ。
その今にも吹き飛びそうな理性を何とか繋ぎ止めるように、美沙はさらに激しく舌を動かし混じりあう唾液を嚥下する。
何しろ正樹が今指先で与えてくれる快感は、電車の中で体を溶かすほど官能的だと感じたディープキスなんて目じゃなかったのだから。
「んちゅ、正樹くんっ…んんっ、んちゅっ」
――今日の朝までこんなにも気持ちの良い事が有るのを知らなかったなんて、わたし今まで何て損をしていたの……ああぁぁっダメです、お芝居のはずなのに、とっ、とまらないです、とめたくないの。
美沙には、こんな淫らな事は当然ながら自分の夫を裏切る行為だとは重々わかっている。
わかっているけどそれでも止められないほど気持ちが良すぎるのだ。
実家の資産が目当てで、お金にしか執着のない夫との作業的な夜の営みで、こんな気持ちの良さを感じたことなど一度だってなかった。
キスと胸への愛撫だけで、もうこうなのだ。
もしこの先にある官能の欠片を少しでも美沙が知っていたら、もう、階段を転がり落ちるように少年の虜になっていたことだろう。
「んっ…れもっ、らめですぅ、んんちゅっ、わらしは人の奥さんなんれすから……れろっ、キスで我慢しないと……これ以上は、これ以上はだめですぅ」
厳格な名家で育った美沙の高い倫理観と堅い貞操観念、そして何より性的な快感を殆ど知らない無垢な肉体のおかげで、彼女は幸か不幸か何とか最後の一線を越えるのを抑えていた。
もっとも、その無知ゆえの堅い守りも、正樹に始めて合った時の挨拶の笑顔が緩やかにほぐし、列車の中で始めての舌を絡ますキスの気持ちよさを教えられ、そしてとどめとばかりにこのタクシーの中での胸と秘所への愛撫で官能を覚えこまされ、今や崩壊寸前だった。
美沙は舌を絡ませ注がれる唾液を喉をならして大切そうに飲み干しながら、ただ始めて覚えた快楽に流されまいと必死に心を揺らし続けていた。
そして、そんな美沙の葛藤など知らない正樹は、右手でショーツ越しにお嬢様若妻の秘所を弄り回しながら、やんちゃな左手を肉欲をそそる彩に再度伸ばしていく。
「あら嬉しいわ正樹クン、彩お姉さんのことも忘れてなかったのね」
彩は、年上のお姉さんぶった口調でそういいながらも、期待に満ち溢れた眼差しで伸びてくる正樹の指先の行方を追っていく。
――んふふ、またアタシの身体で遊びたいのね、次は何をされるのかしら?またおっぱいを嬲ってくれるのかしら、今度は両方いっぺんに乳首を噛むつもりかも、いいえ、まずは舌よね、だったら舌が抜けるほど吸い付いて欲しいわ。
ハイエグゼクティブな社会的地位と名誉をもつ美貌のビジネスウーマンは、新たに開花しつつあるマゾ気質を高ぶらせゾクゾクと背筋を戦慄かせながら、こちらも見ずに美沙とキスをしつつ手探りで撫で回してくる指先を愛しそうに眺める。
その遠慮の無い指先の目的地は、彩のブラウスからこぼれた特大の瓜実バストではなく、モデル並みの長身で腰の位置の高い、つまりはスラリと長い美脚を包むロングパンツの太股の付け根部分だった。
「あは♪ そこなのね今度は、なるほどアタシにも美沙さんと同じ事したいわけ、ふーん、ほんとキミはスケベね」
正樹の指先が座席に座る彩のロングパンツのジッパー部分に這わされる。
少年の際限の無い欲望がついに人の妻である彼女の最も他人に触れられてはいけない場所に向けられたことに、彩は軽口を叩き何気なさを装っていたが内心では眩暈がしそうな程の興奮に包まれていた
――この子、アタシのここまで玩具にしたいのね、アタシの穴を玩具代わりに使いたいのね。
「そっ、それでキミはどうしたいの?美沙さんみたいにパンツの上からなぞって遊ぶだけでいいの?それで満足?」
頬を火照らせた彩は、ワイシャツから剥き出しのバストの奥でドキドキと胸を高鳴らせ、ズボンの上からだけじゃつまらないわよと暗に含んだ問いかけを投げかける。
だが正樹はそんな彩の生唾ものの誘い声を無視し、首を反対側に向け、ぴちゃぴちゃと美沙とディープキスを交えて振り返りもしない。
ただ太い飾りベルトを巻いたロングパンツの上に置かれた指先だけが、ツンツンとジッパーの付け根部分を指し示すように動くだけだった。
「ねぇ、そっ、それだけじゃないんでしょ……いっ、いいのよ、好きにして、キミが欲しいなら何処でも玩具として提供してあげるから、ほっ、ほら遊んでいいのよ、どうしたの?ねぇ、本当はお姉さんの中で遊びたいのよね」
半開きの唇を震わせる彩は、猫のような瞳を見開いて自分のロングパンツのジッパーが正樹の指先で降ろされる瞬間をドキドキと胸を高鳴らせて待つ。
だが、正樹の指先は相変わらずトントンとノックするように軽くジッパーの付け根を叩くだけだった。
「なに?どうしたいの?……まさか!キミ、アタシに自分で開けろって言ってるの?」
彩は驚愕に目を見開き、首筋まで火照る様に真っ赤になって戦慄くと、先程以上にゴクリと喉をならして生唾を飲み込んでいた。
そんな彩をせかせる様に、正樹の指先は早くここを開けろと催促するかの如くトントンとノックを繰り返す。
「そ、そうなのね、あくまでアタシが開けないといけないみたいね、自分からキミに玩具を差し出せってわけね」
――本当にとんでもないお子様だわ、この子ったら、あくまでアタシに自分自身でジッパーを下ろせって言うのね、そう、アタシの女としてのプライドも何もかも全て玩具にして遊び尽くす気なのね。体を提供するだけじゃ満足しないってわけ……
彩はロングパンツに包まれた自分の下腹部とそこで相変わらず催促するように動く正樹の指先を見つめ、勝手に推測した正樹の思惑に驚愕する。
しばらくの間、急かす様にノックを繰り返す正樹の指先を眺めながら、柳眉をひそめ物思いに耽っていた彩だったが、やがてその秀麗な美貌が興奮と決意に満ちていく。
――いいわ、そんなに欲しいならくれてあげるわよ、アタシの体もプライドも全部、キミの玩具にさせてあげる。覚悟しなさい、大人の女を弄ぶ楽しみをたっぷり味あわせてあげるわ。
それは先を見切る判断力と誇り高いプライドを持ち、アパレル業界では一目置かれる美人女経営者として知られた坂月彩が、理知的な魅力を十分に発揮した時の最高の美貌だった。
「素敵よ正樹クン、キミはただ闇雲に遊ばれるだけの肉の玩具はいらないってわけね……いいのよ何も言わなくてもわかっているわ、うーんと期待していなさい、アタシの全てを使ってキミを存分に楽しませてあげるんだから」
ただでさえアダルトな色気をはなつモデルのような長身の美女は、正樹にその類稀な肉体だけで無く、人妻の矜持も内面から滲み出る才能も全て捧げると宣誓していた。
だが、実際の所は、正樹は何も言わなかったのではなく、美沙の手に頬を押さえられディープキスをされて何も言えなかっただけであり、指先のノックは彩の腰に巻かれた幅広のベルトのせいでジッパーを外す位置が良く判らずまごついただけだったのだが……
それを都合よく解釈した彩は、ただ正樹の性欲処理に使われるだけの玩具ではなく、自分から考えて行動する正樹好みの女の玩具になる事を決意していた。
ハイエグゼグティブな色妻、坂月彩が高梨正樹専用の玩具に身も心も堕ちた瞬間だった。
こうしてまた一人、自主性を持った隷属奴隷という、本来なら矛盾する要件を兼ね備えた正樹に奉仕する美女が増えていのだった。
勿論、正樹のまったく知らないところで。
そのおかげで、一条静江のように正樹の旦那様教育のためにと自発的にお妾さんをどんどん増やす計画を立てたり、マイカ・ルーベルトのように正樹の将来のために色々と正樹に内緒で策謀を巡らしたりと、それぞれある意味では正樹に盲目的に隷属しているとは言い難い行動をとったりしているのだが……
もっとも、正樹の周りにはべるメス奴隷達は、その誰もが卓越した美しさとともに、自分の分をわきまえた知性と理性を十分に発揮する有能な才媛ばかりが集まっているため、正樹が下手に何かするよりもよっぽど効率的で最良の方法をとり、最終的には全て正樹のためになっているので何も問題はないと言えるだろう。
もっとも何にでも例外はあるもので、唯一つの問題は、正樹に抱かれる時だけは、どんな隷属奴隷達も普段の卓越した有能さをかなぐり捨て、正樹の制止など聞かず淫らな行為を優先する事だったのだが。
「んふふふ、それじゃまずはジッパーを開けてあげるわ、勿論、アタシの手でね、アタシが正樹クンにしてあげたいからするのよ、ふふふ、嬉しい?」
そしてここにも一人、その唯一の問題が只今発生中の正樹の牝奴隷がいた。
普段は有能な美人女経営者である坂月彩は、タクシーの中にいる事も忘れて、正樹を迎えるため興奮で震える手でゆっくりとロングパンツのジッパーを下ろしていく。
ジジ―――ッと音をたて、白く繊細な指先がその下腹部を覆っていたジッパーを下ろすと、その隙間から白く艶かしい肌と薄い紫色のレースのショーツがチラリと覗く。
「さあ、キミの玩具でたっぷり遊んでいいわよ、ほら、ここ、ここに指を入れて」
正樹の手がロングパンツの隙間に導かれる
彩に誘われた正樹の指先がスベスベとした女の肌と下着の縁の感触を確かめたるやいなや、するっとショーツの中にすべり込む。
「あは♪ちょっ、直接触るのね、いいわよ」
彩は、ハァハァと興奮で息を荒立てながら、潤んだ瞳で正樹の手がもぐり込んで膨らむロングパンツの下腹部を見下ろしていた。
正樹は、れろれろと美沙の甘い舌を吸い上げながら、股間に潜り込んだ手の平全体でその薄く脂肪のついた柔らかな下腹部を撫で回し、指先にさわさわと感じる彩の濃いヘアをまさぐる。
そして、貪欲な指先はロングパンツで押さえられたショーツの中の狭い隙間を這い進み、ほころんだ花びらを見つけていた。
「んふふふ、好きに使っていいのよ、そこも今日からキミの玩具なんだから」
彩の蕩けるような声に後押しされるように、正樹は人差し指と薬指を二本つかい、肉の割れ目をゆっくりと押し広げていく。
ショーツの中でムチムチとした肉ヒダが開かれると、ねっとりと蜜を含んだ薄いヒダの連なる小陰唇の間から膣口がさらけだされていた。
「んくぅ、そうそこが彩お姉さんのお○この穴よ、大事に使ってね、まだまだ他にも一杯使い道が沢山ある場所なんだから、例えばキミのモノをいれちゃう場合とかね」
彩は相変わらず正樹の横顔にそう囁いて、長い舌でぺろっと耳元を舐めてやる。
だがしかし、彩のお願いも虚しく、正樹の中指がきゅっとしまった肉穴に強引にちゅぷっっと音をたて突き立てられる。
「あひっ」
そして指先は何の遠慮もなく、ずちゅずちゅずちゅっっ激しく密壺の中で抜き差しを始めだす。
「ひぐうっ、だっ大事に使ってって言ったのに、そんなにずぼずぼって、ひああっ、ゆゅ指きてるぅっ、ちょ、ちょっ指がっ、こんなに気持ちいいなんてっ、んはああっ!、あ、あうっ!!」
彩はビクビクっと激しく背筋を痙攣させ、膣肉を掻き分け中に押し入ってくる少年の指の感触に支配されていた。
正樹専用の肉穴玩具に堕ちた人妻美女は、激しい指先の出入りにあっという間に翻弄されていく。
読者モデル時代その長く見事な脚線美から牝鹿のようだと絶賛された両脚から力が抜けきり、正樹の指を迎え入れるように座席に座った姿勢で脚を開いてしまう。
そんな無防備な姿勢は、性欲に溢れた正樹の指先を調子づかせる格好の餌食だった。
にゅぷっと愛液まみれの蜜肉をさらに奥まで掻き分ける少年の指は、その先を鉤のように曲げ肉ヒダの重なる美女の肉路をズリズリかき乱しだす。
もう、それだけで彩の理性は跡形もなく消え去り、後には目の奥で火花が散るほどの歓喜の渦だけが残っていた。
「ひぐっっ、ゆゅ指、指、曲がってっ、ひぐぐっ、中をひっかいちゃ、すごっ、すごすぎぃ、んおおぉォ」
剥きだしの巨乳を震わせて背筋をそらす彩は、運転手の存在など忘却の彼方においやり、今まであげたの事のない、はしたない程の淫らな享楽の啼き声をあげる。
ロングパンツの中では、肉壺に入り込んだ指先がぎゅうぎゅうっと絡む膣肉をホジくり返しクネクネと動き、ずちゅずちゅっと音をたてて愛液まみれの肉壁をひっかきコスリあげ、好き放題に暴れ回る。
「んおおおぉぉおぅ、ズボズボきたっ♪、指ぃ、指ぃアタシの中っ、掻きむしられてるっ、おぉォっ、お、お○んこっ、玩具に、玩具にされてるぅ、んおおぉッ」
ビクビクビクっとたて続けに彩のスタイルのいい長身が痙攣すると、あっけなくオーガズムに達し、だらしなく唇を半開きにして舌を突き出し嬌声をあげて、涎を滴らせる。
座席に乗っていた彩の引き締まったお尻は、もうあまりの気持ち良さで浮き上がり、正樹の指が彩の蜜壺の中の性感帯をひっかきまわしコスるたび、余韻を伝えて震え続ける。
「んおおぉおっ、お、お○こほじられるのぉ、あひぃぃ、ひぃ、いいいっ、よすぎっ、こっこんな凄いのぉ、おおおぉぉうぅ、イク、またイクっっ、とまんないっ、とまらないのぉっ、んおぉォォ」
フェロモンむんむんの若い人妻が、中学生の少年にロングパンツの中に手を突っ込まれ、肉穴をホジられ、メチャクチャによがり狂わされ、ケダモノのような声をあげる。
つい今朝までまがりなりにも夫のものであったはずのその膣穴は、今は既に赤の他人の少年の肉の穴玩具と成り果て、ズブズブと指を抜き差しされ、手の平の腹でクリトリスを押しつぶされていた。
「おおォォっ、おま○こっ、ずぼずぼって、ずぼずぼってなって、んおおぉぉおっ、あひっ、それ、そこらめぇぇっ、引っ掻き回さすのぉ、ぎっぎもちいいぃっ、いぐっ、またっ、こっこんな子供の指で、あっアタシまたイクっ、くるうぅ、くるっちゃぅぅ、んおっ、おおォぅ、おっ、おっ、お゛お゛ぉ」
そこにはもう、キャンパスの女王として男達の羨望を集め喝采を浴びた名誉も、一角の有能な女経営者としての颯爽とした洗練さも、ましてや人妻の矜持や女性としてのプライドも全てない、それらはもう肉穴を穿る少年のモノなのだ。
口を開き犬のように舌をつきだして浅ましい声をあげ続ける彩は、今はただ膣穴に指を突っ込まれてはしたなく啼くメス肉のつまった穴玩具に過ぎなかった。
もっとも正樹が望めばその類稀な商才を遺憾なく発揮し、少年の役に立つ才女として振舞う事も厭わないだろう。
そう例えば、この無限大の性欲をもつ少年が、もっと沢山の玩具を欲しがった時には、彩のビジネスセンスと服飾関連のコネがきっと役に立つだろう。
だが今、正樹専用の玩具である彩に望まれているのは、セックス用の肉穴玩具としてのモデル顔負けのプロポーションとネットリと弾力のある膣肉だけなのだ。
正樹の好みの玩具になる事を決意をした隷属奴隷の若妻は、少年に求められるままに、その媚肉の襞にみっちり包まれた女の穴を捧げ続ける。
そんな魅力的な若妻お姉さんを好き放題できる権利を得た正樹は、人差し指と中指で円をぐるっと描くように膣口をくちゅっと押し広げていた。
「んひいぃぃっ、ひっ広げちゃ、だめっ、らめぇっっ、おおおぉぉぉおオォ♪♪」
次の瞬間、ゾリゾリゾリっとこそぎ落すように正樹の中指が、完全に美女の穴に根元まで飲み込まれていく。
蕩けた瞳を見開いた彩は、外はねのセミロングの髪を振り乱し、細い輪郭の顎先をあげてヒクヒクと震えると、肉壷から濃い本気汁をあふれださせていた。
そして駄目押しとばかりに、鉤状にまげられた中指が、狭い膣肉のお腹側をコリッと強くひっかきあげる。
「くおっ、お゛お゛お゛おおおぉぉぉぉッ―――あひっ♪」
彩は最後にひぐっと喘ぐと、アーモンド形の猫目が焦点を失い白目をむき、眉目秀麗な美貌を蕩けさせて心底気持ち良さそうなアヘ顔をさらし失神していた。
彩がメス丸出しのイキ顔を見せ意識と飛ばすまで責められていた、ちょうど同時期。
一方の美沙はディープキスとストッキング越しの摩擦だけで、彩と同じように桃源郷のさらに向うまで意識を遠のかせていた。
「ん――っ、んちゅっ、ちゅばっちゅるっ、あふぅ唾液っ、もっと頂戴です、もっと、ん♪おいひいぃれすぅ、こんなきもひいのっ……あったなんて……んぐんぐっ」
秘所をこすられる快感に囚われないようにと自分から始めたキスは、今では指の愛撫との相乗効果で美沙に更なる官能の高みがある事を教える結果となっていた。
微かに聞こえていた彩の艶やかなイキ声と、老運転手の暢気な民謡は美沙の耳には入ってくるが、全て脳内から締め出されてしまう。
今、美沙の脳裏を占めるのは、正樹の事だけだった。
ここがタクシーの中であるのも、お茶の先生に友人と連れ立ってきた旅行中であることも、そしてなにより自己の拠り所としていた貞淑な良妻であるという矜持も、もう全てが忘却の彼方へと散逸しようとしていた。
ほとんど突き崩されていた彼女の貞操観念は、もう確固たる根拠さえ失い形骸的なモノへと陳腐化していた。
それでもなお、美沙は驚いた事に正樹に最後の一線を越える事を許してはいなかった。
正樹の手が、くびれた腰のラインから指先を潜り込ませようとしたり、ストッキングの縦筋に沿って切れ目を入れようとしたりするのを、身をゆすらせて何とかかわし阻止していたのだ。
その度に、正樹が美沙の蜜を垂れ流す花弁に直接触れたがっているのだと知り、母性に溢れるおっとりとした美女は自分がこの少年に望まれている事への嬉しさを発見し、そんな自分の思いの大きさに戸惑っていた。
「んっ……んちゅくちゅくちゅ……レロレロレロっ……ふぅふぅ…ごめんね、正樹クンそれだけは、んっ、ダメ、ダメなのよ、お口と胸だけで我慢してくださいね、ね、お願い、ちゅっちゅばっ、レロレロッ」
美沙は、少年が触りたがっている場所を許さないお詫びとばかりに、覚えたての技術を駆使して情熱的にねちっこく舌をからませてやり、ニット地を重そうに揺らす瓜実型のバストを押し付けていた。
彩とは異なり、美沙が隷属の力の影響を受けながらも、頑なに抵抗し続けられるのは、それなりの理由があった。
実家の古くから長く続く旧家のしきたりを教え込まれ古風な社会通念を持っている事や、彼女の実家の資産だけに執着し他人も羨む肉感的な美人妻にまったく興味がない夫のため操を守り続けられるほど身持ちの堅いのも、理由の一つだった。
だが、その程度の事なら、すでに正樹の魅力に堕ちた他の美女達だって、負けず劣らずの高い倫理常識と矜持を持つ才媛揃いだっいたと言える。
そう、実のところ一番の理由は、この温和でおっとりとした若妻が、正樹に不思議な力がある事をあらかじめ聞いていたがために、いまだにデタラメだと思い込んでおり、さらに恋愛なんてしたこともないピュアすぎる、悪く言えば心も体も精神年齢が幼く鈍感すぎる事にあったのだった。
正樹の力の洗礼を受けた他の美女達、正樹の叔母でもあるクールなキャリアウーマンの川奈冴子や、ゴージャスな外人美女コンビのマイカにレン、超爆乳の美人先生沢木薫子に、鉄火肌のグラマラスな体育教師の春風弥生、そして妖艶なお茶の師範一条静江は、少年への深い愛情と絶対的な隷属願望を理解し、それを自分自身の中に芽生えた思いだと認識したり、激しく少年に抱かれる愛欲に昇華したりと、それぞれが湧き上がる思いを自然と取り込める下地となる精神年齢の高さをもっていた。
例えば、一条静江の場合なら、夫以外の男に身を許すなんてとんでもないという良妻ぶりが、心の中に湧き上がる正樹への隷属感を感じとり矛盾を起こし、何故自分の中にこんな感情が湧くのかという疑惑が正樹の事をさらに意識させ虜へと加速させていた。
そして、美沙と同様に正樹の力をあらかじめ知っていた坂月彩は、隠れショタのせいで正樹に最初から興味があり、嘘であろうと正樹の力を信じたフリをして自らの免罪符したことが、簡単に少年に隷属することを受け入れる結果となっていた。
付け加えるなら、さらに彩が商才に必要な決断のはやさと割り切りのいい性格を持っていた事も大いに関連しているだろう。
変り種としては、ミステリアスな「第5保健室の魔女」鈴掛麻耶だが、かの人は最初から純粋な実験をする気でいたため、自分の心情に正樹への特別な情が湧いても、実験の結果だから当然の帰結であると結論づけていたので、あまり参考にはならない……
それに引き換え、美沙は初めから正樹の力の存在を嘘だと思い込んでおり、自分の内から沸きあがる少年に隷属しようとする思いを理解できず、この場の雰囲気に呑まれただけの一過性のモノだと錯覚していたのだ。
もし、美沙がもっと恋愛感情に敏感であれば、自分の心を焦がすこの思いが一時の気の迷いで済むなんてレベルではなく、女の本能にまで根ざした取り返しのつかない特別な感情だと容易に気がついていただろう。
それとは別に、夫との夜の性生活で多少なりとも感じるものがあれば、美沙の身を焦がし続ける正樹の体を求める疼きが、到底正樹無しではいられない尋常でない愛欲の渇きだと理解できただろう。
だが、愛情の発露も体が少年を求める疼きも、色気たっぷりの肉感的な外見とは裏腹に今まで小学生並にしか異性を意識した事がない美沙には理解できてはいなかった。
力の存在を知りながらも嘘だと思い込んでいるせいで、いまだに静江と彩に当てられてちょっと変な気分になってお芝居をしているせいだと勘違いしてしまっていた。
もちろん正樹の女性を虜にする力はしっかりと美沙の中に根を張り溶け込んでおり、一時の気の迷いや、お芝居ですむなんて事はさらさらある筈がないのだが……
「ちゅっ、れろぉ〜っ……んっ、ぷはぁっ…んん、今だけ、こんな事するのは今だけなんですから……レロレロっんっ、ちゅっれろれろっ……ちゅちゅっ、んんっ」
美沙は、ほんのりと頬を染め秀麗な美貌を蕩けさせて、少年とレロレロと舌を絡ませ唾液を交換し、蜜壺からとろとろと愛液を染み出させる。
この行為自体が、美沙に女の喜びを教え込み、自分の中にしっかり正樹への隷属への種が受け付けられ順調に成長させている事も知らず。
官能の味を覚え出し正樹への隷属奴隷の本能に目覚めつつある今野美沙と、すっかり隷属し肉玩具としての官能をたっぷり密壺で味わい失神している坂月彩。
そんな二人の人妻を寝取りつつある中学生男子を乗せたタクシーは、予定時間より大幅遅れでようやく目的地の温泉宿「山泉荘」に到着したのだった。
誤字脱字指摘
2007/9/8 ふりゅ様 10/22 あき様
ありがとうございました。
2007/9/8 ふりゅ様 10/22 あき様
ありがとうございました。