エルダーフラワーtea
Sambucus  nigra
和名 セイヨウニワトコ  別名 ボアツリー、コモンエルダー
マスカットのような甘い香り
風邪や花粉症の香りを和らげてくれます
     お茶の効能/発汗作用、抗炎症作用、利尿作用
              花粉症・リウマチ・痛風を改善
     注意点/香りが飛びやすいので、できるだけ新鮮なうちに使い切る。
           
すべての方に効果があるわけではありませんのでご注意ください
エルダーの花(エルダーフラワー)のお茶は、
ふんわりとした優しい味で、マスカットのような甘い香りがします。
風邪のひき始めの症状や花粉症の辛い症状を緩和するのに役立ちます。
また、ペパーミントやヤロウとブレンドすれば、発汗作用が促され、
インフルエンザの特効薬にもなります。
紅茶とのブレンドもお勧めです。
紅茶の花にエルダーフラワーをひとつまみ加えて作るお茶は、
紅茶だけでは味わえない甘い香りがします。
また、濃く浸出させたハーブティーで作る湿布が役立ちます。
エルダーの木は9mほどにも大きくなり、
6月頃にクリーム色の甘い香りのする花を咲かせます。
花が咲いた後はブルーベリーのような黒みがかった紫色の実を付けます。
エルダーは根から実まで、すべてが薬効に優れます
歯痛から疫病まで、さまざまな病気に効力を発揮するため、
「万能の薬箱」と呼ばれ、民間療法に広く用いられてきました。
なかでも花と実には多くの薬効があります。
花から作られる蒸留水、エルダーフラワーウォーターは、
若々しい肌を保つ美白効果に定評のある化粧水です。
洗面器にエルダーフラワーを入れて熱湯を注ぎ、
立ち上る蒸気を顔に当てれば、シワやシミ、そばかすの予防
ニキビや吹き出物の改善に効果を発揮します。
花は乾燥させてフリッターやジャム、お菓子などに利用され、
実はワインやジャム、ゼリー、シロップにして保存食にします。
花と砂糖を煮詰めて作るコーディアルと呼ばれる砂糖水は、
イギリス人にとって子供の頃を思い出す飲み物だそうです。
ヨーロッパの人達にとって、エルダーの木はとてもなつかしく親しみのある木です。
伝説や迷信がたくさん残され、厄除けの効果があることから、
家のそばに植えられました。
切ると縁起が悪いと言われ、古い家には大きくなったエルダーの木がよく見られます。

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