栽培のポイント
カモマイル(カモミール)tea
腹痛や風邪などの民間薬として親しまれてきた
ハーブティーの代表
     お茶の効能/健胃作用、消化促進作用、鎮静作用、消炎作用
              風邪・便秘を改善
     注意点/すべての方に効果があるわけではありませんのでご注意ください
カモマイルには多くの品種がありますが、
お茶に使われるものとして代表的なのは
ジャーマン種(一年草)とローマン種(多年草)ですです。

どちらもヒナギクに似た小さな花が咲き、
白い花びらに囲まれた黄色い中心部に薬効成分が含まれます。
「カモミール」と言う名は大地のリンゴという意味のギリシャ語に由来しているように、
ジャーマン種は花にローマン種は花と葉にリンゴのような甘い香りを持ちます。
カモマイルはフレッシュとドライのどちらでも利用できます。
フレッシュハーブで抽出する場合は、カップ1杯のお湯に対して5〜6個が適当です。
好みではありますが、ジャーマンカモマイルは少し濃いめに入れた方が美味しいようです。
リラックス作用があるので、不眠症や神経性の便秘にも効果的です。
また、ホルモンのバランスを整え、生理不順や冷え性、貧血の改善にも役立ちます。
浸出液を湿布に使えば、傷や湿疹、火傷の治りを早めます。
ただし炎症をおさえる薬効成分アズレンは、
乾燥させた花を浸出させたもの
にしか含まれません

浸出液を入れたお風呂に入れば肌が滑らかになり、疲労を回復してくれるでしょう。
目の疲れには、使用後の冷めたティーパックをまぶたの上にのせる
アイパックが有効です。
カモマイル(カモミール)
Matricaria recutita (M.chamomilla)
和名 カミツレ  別名 カミルレ、ジャーマンカモマイル、カモミール、カモミーユ

栽培ポイント
水はけが良く、日当たりの良い場所に、秋(寒い地方は春)に種を蒔きます。
鉢植えの場合は、夏は涼しい場所に移します。
別名「植物のお医者さん」と呼ばれ、病害虫にかかった植物の側に植えると
植物が元気になると言われています。
お茶に使う花は、開花して2〜3日目の朝、つみ取ります。
これを乾燥させる場合は、風通しの良い場所で日陰干しにします。

Ms.Koryuの茶論トップへ
Home

お薦めHerbへ