ハーブtea   
栽培のポイント
  ラベンダー     
疲れをいやし、不安や緊張をほぐして
気持ちをおだやかに整えます
    効  能/鎮静作用、鎮痙作用、
            体機能の活性化、神経痛・不眠症・高血圧・リウマチ・花粉症・
            自律神経失調症・呼吸器障害・生理不順・頭痛を改善
     注意点/妊娠中は多量の使用を避ける
           連続して飲んだり、2倍以上の濃さで飲まない。
           香りが強いので、ブレンドするときは量を控える。
           
すべての方に効果があるとは限りませんのでご注意ください。
ラベンダーはハーブの中ではもっとも良く知られているハーブです。
数多くの品種があり、代表的なものにはイングリッシュラベンダー
フレンチラベンダーがあげられます。
ハーブティーには主にイングリッシュラベンダーを使います。
シャープですがすがしい花の風味のラベンダー茶は、
精神的なストレスをやわらげ緊張をほぐしてくれます。
不安や緊張で眠れないときや、イライラしているときに飲んでみましょう。
気分を落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。
神経性の偏頭痛やストレスによる高血圧に有効です。
さらに生理不順消化不良お腹にガスがたまっているときにも
役立つと言われています。
香りが強すぎて飲みにくい場合には、薄めに入れて
蜂蜜などで甘味を加えたり、
他のハーブに少量ブレンドすると飲みやすくなります。
ローズやミントとのブレンドも美味しく、
ホットでもアイスでも楽しめます。
ラベンダーという名がラテン語のラヴァレ(洗う)に由来するのは
古代からこの花を入浴に使っていたからだと言われます。
ヨーロッパではそのさわやかな香りは清潔
純潔の象徴とされてきました。
ラベンダーは乾燥させてポプリサシェにしたり、
香水や石けんの材料によく使われます。
抗菌、防虫効果があるので、サシェをクローゼットに入れても良いでしょう。
枕元に置けばその香りでぐっすりと眠りにつけます。
車の中に置くと、その香りで車酔いを予防することができるでしょう。
イタリアでは、ラベンダーの茂みに洗濯物を広げて乾かし、
衣類や寝具に香りを移すことがあるようです。
また、花、葉、茎から抽出される精油は、
虫さされや切り傷、軽い火傷の治療に有効です。
ラベンダー
Lavandula officinalis
和名 真正ラベンダー  別名 イングリッシュラベンダー、コモンラベンダー


栽培のポイント
地中海沿岸地域に分布し、
フランス、イタリア、スペイン東部の高地に多く自生しています。
高さは30pのものから、100pあまりの生け垣のように成長するものもあります。
茎は成長と共に木質化していきます。
全草に強い芳香を持ち、ラバンドゥロール、リナロールが含まれ
甘い芳香を漂わせます。
ラバンジン系は樟脳(カンファー)を含みので、ツンとした強い香りがします。

アルカリ性肥沃でない土壌を好み、
日当たりが良く、きわめて乾燥状態の方が適しています。
日本では梅雨時の気候がもっとも適さず、降雨量の多い場所では
水はけの良い畝を作って植え付けるか、
斜面に植え付けると良いでしょう。
ストエカス系は蒸れに弱いので風通しの良い場所を選び、
葉が密集しないように注意します。
ピナータ、ムルチフィダは寒さに弱いでしょう。
種から育てるには生育が遅い上に、2年目からしか花芽が付きません。
安定した挿し芽で増やすのがよいでしょう。
枯らせる原因は、油粕などの肥料のやり過ぎと水のやりすぎが大半です。
花後は整枝をかねて刈り込み、風通しを良くしておくことが大切で、
秋の終わりに深く切り戻しをしましょう。

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