初狩駅から屏風岩・大岩を経て羽根子山 2005年10月01日(土)

高尾発8:43小淵沢行きに乗り初狩駅で降りる。9時35分。
今日のルートは高川山から下る方が迷わない。それでも夏には下山口で1時間も迷ったという記事がある。
逆コースから登るには、まず登山口が見つかるかどうかだ。

駅から直進10mで右折してガードトンネルを潜ると突き当たりに案内図がある。

ここを右に行って直ぐの八幡荘の看板のある角を左折すれば真っ直ぐの筈だ。
高川山登山口と書いてある角で左に曲がり直進すると舗装林道を横切った先はススキの生えた藪である。

9時52分:少し分け入ってみたが、凹凸のある地形なので、藪の濃い季節には無理と判断。
林道を右の方に進んでどこか尾根に取り付く所を探すことにする。

9時56分:簡易水道の施設らしいものの手前に道が在ったが、数十mで藪になって消えていた。
舗装林道は緩やかに下って行って左に大きく曲がると前方に集落が見え、左は高い擁壁だ。

カーブの手前の、尾根に取り付く踏み跡が見える所まで引き返す。

10時10分:GPSと経緯度罫線入りの地形図で確認すると・582の北約250mである。標高は500mだ。
(N:35 35 30.8 E:138 52 59.3)  GPS軌跡図は こちら 52kb

踏み跡を辿って尾根に取り付き、5m程登ると、切り倒されて放置された松の木が一杯だ。

気を取り直して、踏みつけるとグラグラする松を乗り越えて向こう側に渡る。登る斜面の藪はそう濃くない。

10時22分:左に直登開始。数分で左前方から右後方に下る微かな踏み跡に合流してこれを上がって行く。

松の枯れ木の所から僅か4分の急登で稜線に直角に合流。進んできた方の立ち木に赤テープがある。
薄い藪が生えた稜線は左の方が少し高く、右へは少し下がって行く。

左は・582のある方だと思ったのは正しかったのだが、現位置を確かめずに、てっきり・582の先に出たと
勘違いして、右に進んでしまった。 どんどん進むと下の道路も見えるようになる。西に進んでいた。
間違いに気づいて、戻る。  約20分ロス。

10:57: ・582の先では藪が濃く踏み跡も消えてしまった。

前方の、左から持ち上がる736.4峰は樹間から見えるが、それと結ぶ尾根が藪に隠れて見通せないのだ。
とにかく現在地を確認(N:35 35 23.5 E:138 52 59.2)。 磁石の南に向かうので正しい。

藪を掻き分け磁石を手に持って南に進む。少し左に盛り上がった尾根が見えたのでそちらに向かう。


尾根筋を外さないように行くと、藪が段々に薄くなって来た。
11時21分:突然、枯れ枝で閉じてある先の登山道と合流。ここで一服。松の木の所から1時間(20分ロス込み)

左の山腹を巻いて谷間を下って行く登山道は若干藪をかぶっているようだが、直進の尾根道には藪は無い。
両側が雑木林で気持ちが良い。


11時51分:分岐から25分ほどで三角点736.4に着く。ここで昼食休憩30分。


三角点から2,3分で屏風岩。三叉路になっていて右奥に屏風岩への道が続いているのが見える。
分岐点には壊れた瀬戸物がある。犬の置物だったようだが、それと知らなければ分からない。
更に15分程で大岩。


大岩から20分程下っていくと鞍部に目立たない十路字路がある。実際は右が2本で5差路だという。

山と高原地図では鍵掛峠とあるが、地元で向峠と言われている。
 また、八田川乗越とも。(古い地図ではもっと南に鍵掛峠がある。)
 峠から左は初狩駅方面で、ここから数百mの所まで治山工事で改修中の林道が来ている。
 右へは明瞭な道が見えるが、途中で道が無くなるそうだ。

13時11分: 峠から直進15分程の登りで稜線に上がる。
ここから稜線を左に進むが、右の鍵掛峠、近ヶ坂峠方面へは藪が濃い。


13時50分: 「ここは神馬沢山頂です」との黄色い看板がある小さな山頂。
  標高は890m圏。左の北尾根に向かう薄い踏み跡も見えるが、ここでは右に向かう。


14時04分 羽根子山896mの標識。。
富士山が見えた。雲はかかっていない。

山頂を超えて直ぐ左に折れる。 尾根を直進してゴルフ場に突き当たる道も至極明瞭だから間違えそうだ。
左折して直ぐに長いロープやプラスチックの鎖の張られた標高差50mほどの急傾斜の道がある。

14時13分:最低鞍部は835mだった。
14時20分:高川山から下って来る道と、女坂からの道の合流点。
         ここでインド人男女4人の若者が停滞している。
        標識の漢字が読めないのだ。当然だが、大岩方面が65、女坂方面の3という数字は読める。
 

山頂直下の分岐標識で左の90と、右の往路の80分の数字だけから大差ないと判断してこちらに下ったのだろう。

90と80の違いが、ここの分岐では65と3になっているので、とまどっていたのだろうか。
大分手前から声が聞こえていた。
男坂を上がったのだそうだ。川のあるほうから帰りたいと言う。女坂へ3分とある方角を教える。

あと標高差120m、多分20分程で山頂だが、富士山は先刻見たし、当方も下ることにした。
彼らはスニーカーとかズックみたいな靴を履いている。
路面が少し谷川に傾いた滑り易い巻道で恐る恐る歩いているので、直ぐに追いついた。
女坂道と合流した先の分岐から左の沢道を下るよう教えて、途中まで付き合った。
一人は普通に歩けるが、残り3人は歩が遅い。

今日はもっと涼しい筈だったが、気温は23℃、かなり汗をかいた。
滝子山が良く見える所でいつもの通り写真を撮って、シャツを着替える。 若者たちは、まだ来ない。


あとは、寄り道。
15時25分:自徳寺を過ぎて駅に右折する所で、鍵掛峠への道に左折。
15時50分:林道は堰堤を造る為の治山工事中で、道路はヌカルミになっているので此処までとする。
 

道路の右上に上がって行く道跡があり、分岐に石標がある。
左 やむら 右:山 と読める。 (ここから右に上がれるなら、約300mほどで三角点736.4の辺りだ。)


引き返す途中で、もう一度、大岩登山口の辺りを確かめたが、道は判らなかった。

再掲 ちづは こちら 52kb 

駅に着いたのは16時40分:16時53分発の高尾行きを待つ。
例のインド人の若者達がまだ居た。ビデオカメラで撮影した映像を楽しんでいる様子なので邪魔しない。

多分八幡荘で入浴していたらしい10人ほどの中高年ハイカーの団体も来た。

今日は天気が良かったので大月でも鳥沢でも大勢のハイカーが乗って来た。


追記;
2007年3月3日 禾生駅〜高川山〜羽根子山〜大岩ノ頭の経路で逆コースを辿った。

   古くて全く字の見えない標識が多いので、手製の丁寧な標識が随所に増えていた。


下山口周辺の藪が払われて歩き易く、判り易くなっている。


新宿6:44⇒高尾7:46⇒禾生8:50→10:46高川山10:50→11:30羽根子山12:00
→12:06カンバ沢ノ頭→12:50鍵掛峠→13:09大岩ノ頭→13:27屏風岩→
13:34 ・736.4 13:58→14:30登山口→14:45初狩15:08⇒大月⇒高尾  
歩数24,100歩 距離 8.4km 累積標高差785m、-748m

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