藪漕ぎルートの一人歩き。大月市:津成集落⇔大桑山

大月市の秀麗富嶽12景9番山頂でもある、倉岳山990m、高畑山981mの西隣にあるのが大桑山980mである。
鳥沢の駅から見ると高畑山より目立つが、山頂は檜林の中で眺望に恵まれない。

高畑山から30分で行ける大桑山からは昭文社の地図にルートの記載されている南西に下って、
九鬼山または朝日小沢に向かうのが普通であろうが、
ルート記載の無い北面を下って津成(つなし)や猿橋城山とかに向かう藪漕ぎルートがある。

ここでは、津成集落⇔大桑山北尾根の3つの藪ルートについて記載する。

地形図の尾根筋と谷筋に色鉛筆で色を付けてみるとはっきりするが、大桑山から津成に近い所まで
降りている尾根は3本ある。
いづれも倒木や、藪木が邪魔している所が多いのと、一般登山道ではないので、下のほうで素直に一般道に繋がって
はいないので、大桑山から高畑山を経て下るよりも余計に時間がかかるかも知れません。
誰もいない静かな山であることだけがとりえです。 

大桑山頂から北に10分ほどの所で分岐があり、右は尾根通しであるが、左は尾根から外れて急傾斜を下る道である。

どちらもその後10分程で無線通信所の方から来る林道を横断して尾根を辿る道になる。

すなわち、林道からの降り口は、標高850mと830mの2箇所になる。

林道の850m地点 からのルートは760m地点で直進する緑のルートと、左折して680m辺りで右に折れる・563を経る赤のルートに別れる。

これ等のルートのうちで、真ん中の緑色で記したものが比較的歩き易い。

大桑山北尾根を直進して・748を経る青のルートは、途中に沢があり、津成まで尾根が繋がっていない。 3本のうちで最も荒れている道である。安易に入ると道迷いで苦労する可能性もある。

   


全体の地図は こちら 64kです。


04'11/23-29にかけて歩いた記録

分岐を右は(1)・748mを通る東側の尾根 11/23  倉岳・高畑・大桑山から下り

分岐を左は(2) 標高点の無い中間の尾根 11/29 登り大桑山・高畑山へ

       (3)・563mを通る西側の尾根 11/26 下から大桑山往復



蛇足ですが、これ等のルートを歩く準備として、ルート上の標高データを予めGPSに送り込んでおきました。
要所要所では大変役に立ちます。  こちら 52k
谷に水が流れている所とか、取り付き道路やフェンスのこと等は判らないので絶対に安心という事では
ないですが、地図上の何処にいるかが判るという事は安心感があります。
勿論、標高計や経度・緯度の罫線の入った地図も用意します。 地図の例は こちら 36k

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