坪山は上野原駅から飯尾行きバスで約1時間の西原地区にある山で
一般にはあまり知られていなかった山である。

下山口には、ふるさと村「羽置の里びりゅう館」が設置されている。
上野原ICより車35分。tel 0554-68-2100

最近、4,5月の花期と秋の紅葉がいいですよと手書きの案内図が
富士急バスの上野原駅でバス客に配られている。

頂上の北側の尾根にはヒカゲツツジとイワカガミの大群生地がある。
(どちらも特に珍しい花ではありません。)

2002/4/24(水) 参加37名。
坪山は予報よりも良い天気にも恵まれとてもよかった。
上野原8:28分発飯尾行きバスに乗車。
バスを御岳神社前で降り、左の橋を渡り準備をする。歩き出し9:45分。

左の斜面に取り付く。間もなく分岐の標識があるところで右へ新コースの
西尾根方面に進む。小さな沢にかかる杉丸太橋を渡り、杉林のあとは
桧林を抜け西尾根に取り付くと急傾斜である。

(手書きの案内図には地図上の北側からの尾根道2本を西と東尾根と
称しているので誤解しやすい)

西尾根の急斜面のヒカゲツツジは終わっていたがわずかに残った花で
盛期の片鱗が伺えた。頂上直下の急斜面の登山道の両脇に群生する
イワカガミはまさしく盛りで他では見られないほどの量である。

2時間弱で着いた頂上は眺望360度、西に権現山や富士山が見える。
北側には奈良倉山とその右手奥には遠く飛竜山や雲取山が見え、東側は
大沢山、槙寄山などの三頭山から陣場山へと続く尾根上の山々が見える。
11:30〜12:10昼食休憩。 (写真)

下山路はビリュウ館・阿寺沢方面にとり、いきなりの急傾斜を降る。
小さなピークの登り降りを繰り返す変化のある細尾根である。
対向者に2組出会う。
2時間弱で阿寺沢との分岐に到着。道をを左にビリュウ館方向に下る。

(阿寺沢の降り口の民家の花をごっそり持ち去った馬鹿者がいたとかで、
 阿寺沢には降りないで欲しいという要請があるらしい。
ハイカーは濡れ衣ではないだろか。バスじゃ持って帰れないでしょ)

ビリュウ館の極くわずか手前でイカリソウやヒトリシズカが両側に沢山咲いていた。
ビリュウ館に着いたのは14:10分。

ビリュウ館前のバスの時刻は14:52と16:25である。

交通費:片道 高尾-上野原 320円
     上野原-御岳神社前 940円
     びりゅう館前-上野原 900円

尚、先週、甲州兜山でもイカリソウの群生があったとの事である。

2007年4月14日 坪山でイワウチワが見られた。 こちら

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