金刀比羅神社が近くにあった事に由来する金比羅前。隣の教会前とは800メートルしか離れておらず、教会前を発車した鳴門線のディーゼルカーのワンマンはすぐに金比羅前のアナウンスをする。

 教会前は1924(大正13)年に開業したが、この金比羅前は鳴門線の前身である阿波電気軌道が開業した1916(大正5)年に設置された。

 駅入口は神社の参拝者にやさしい完全バリアフリー構造となっている。しかし駅の真ん前にあるのは長谷寺というお寺であり、駅名の由来となった金刀比羅神社は駅から見て右隣にある。ただ鳥居をくぐっても神社の本堂へは森の中、200段以上の階段を上る必要があるため、神社に行くにはあらかじめ時間と体力に余裕を持った方がよい。

 教会前に続いて「~前」という名前で興味がそそられる金比羅前、金刀比羅神社の前を通る旧撫養街道は教会前の由来となった天理教の教会沿いにもあるため、教会前~金比羅前間は徒歩でのアクセスも可能となっている。

                                                       (2022.9.3)

駅名の由来となった、金刀比羅神社の入り口。ただし本堂へ行くには200段以上の階段を上らなければならない。
金比羅前の駅入口。こちらは完全バリアフリーとなっている。
Kompiramae
棒線駅の金比羅前。隣の教会前とは800mしか離れていない。


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金比羅前