指宿枕崎線の終着駅、枕崎。ここはカツオ漁で有名な枕崎市の玄関口であり、駅の周辺も市街地にありすぐ近くにはショッピングセンターもあるので山川を過ぎた辺りからずっとのどかなローカル線の雰囲気を楽しんでいた旅行者にとっては華やかに感じると思う。

 駅舎はモルタル風の立派なものだが枕崎の駅構内は鹿児島交通が所有しており、JRの所有は単線のレールのみでほとんどが間借り状態と言った感じの駅である。駅舎内は枕崎の観光案内とJRで言うキヨスク風の売店、しかも駅前にはタクシーの客待ちも行われているので枕崎は漁業と観光の産業が中心だと感じた。またこの駅も駅ノートが設置されているが停車時間が非常に短い上に本数が少ないので列車による訪問時には写真を撮るかノートに書き込みをするかのどちらか1つに選択を迫られてしまう。

 この日の枕崎訪問は九州地方の強い風雨により指宿枕崎線内では徐行運転が行われ、枕崎の到着に到っては30分も遅れる事態になり枕崎の待合室で列車を待っていた人も「やっと来たか」と言った面持ちで見ていた。

 私の目的地が枕崎だと知っていた車掌さんは、事前に「駅は写真ですか?着いたらすぐに発車しますので」と言われ、枕崎に降りた瞬間に急ピッチで写真を撮る羽目になった。当然駅の周辺を満足に確認することはできず、駅舎の中と駅ノートの有無の確認、駅周辺は車窓を見るにとどまってしまった。この時期の九州は梅雨に加えて台風の接近もあったので天候には意識をしなければと感じた日でもあった。(ちなみに枕崎の訪問は2回目でした)

                                                              (2003.6.17)
指宿枕崎線の線路の終端部
枕崎のホームとキハ47
Makurazaki
枕崎の駅舎


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枕崎