日進と聞いて東京地区なら大宮の隣の駅、中京地区なら名鉄豊田線の駅を思い浮かべるかも知れないが、北海道の日進は名寄を出て最初の駅で、駅名の由来は「日進月歩」から来ている。

 短い板張りホームの駅で、少し離れの所に待合室が設けられており入口の扉は民家にあるような立派な引き戸になっているが室内の足元は砂利でベンチの奥行きも狭く、北の大地に建物を多いかぶせた感じの佇まいである。待合室の中に駅ノートが設置されており書き込みの多くが近くのユースホステルの利用者で、残念ながら駅に下車して書いた形跡がなかった。名寄市内の高校に通う学生もこの駅を使っていない様である。

 日進の駅から歩いて行ける様な観光施設は駅から南東部にある「なよろ健康の森」で中でもいちばん賑わっていたのがパターゴルフとゲートボールを合わせた感じのパークゴルフだった。利用者は年配層が主だったが、北海道ではよく見られる施設である。

 日進の最終の列車は18:50の音威子府行きだが、1両編成の列車が高校生でいっぱいになるほどで整理券が取れないくらいだった。だが日進で降りる人は誰もいなかった。(ちなみに私はフリーきっぷだったので問題はありませんでした)

                                                              (2003.7.8)
夕暮れに佇む日進の駅


ホームに戻る
路線別リストに戻る 都道府県別リストに戻る
日進のホーム
Nisshin
日進の待合室の中
日進の待合室
日進