根室本線の富良野の隣にある駅が布部である。この布部は富良野を舞台にした人気ドラマ「北の国から」のロケ地、麓郷地区への最寄り駅であり、ドラマでもまだ小さかった蛍と純がこの駅で降り、草太にいちゃんが笑顔で出迎えたシーンもあった。

 駅前には「北の国 此処に始る」と言う、富良野の土地をこよなく愛する脚本家、倉本聰氏のメッセージが書かれた碑がある。そんな人気ドラマ「北の国から」も2002年9月に「北の国から2002遺言」で完結し、約20年の幕を閉じる事になる。

 約20年の年月は小さかった蛍や純を立派な大人へと成長していった。またその20年の間に北海道の鉄道の歴史も大きく変わっていった。

相次ぐ赤字路線の廃止、国鉄からJRへの転換。普通列車のワンマン運転や昔からあるキハ40系気動車の塗装替えなどと様々な変化があった。そんな様々な変化がありながらも布部の駅は観光的な感じのものではないが高校生や年配の人が利用している駅である。

 たとえ「北の国から」のドラマが終わってもこの布部の駅は永遠に語り継がれる駅であると思う。

                                                                    (2002.7.19)
布部の駅舎と倉本聰氏のメッセージ


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ホームから見た布部の駅舎
布部の駅名標とその後ろの風景
布部の駅舎
Nunobe
布部