海峡線の津軽今別は青森県にありながら、管轄がJR北海道と言う変り種の駅である。思えば昭和63(1988)年の3月13日のJRとしては初のダイヤ改正が実施、このダイヤ改正のいちばんの目玉と言えば構想から40年以上の歳月を経て完成した青函トンネルが開通し、大フィーバーになったのを憶えている。

 そんな青函トンネルの開通と同時に津軽今別の駅が開業した。当初は新津軽二股信号場だったのだが青函トンネルの開業にあやかって地元民が請願したものである。

 開業当時から停車する列車の本数が少なく、何の為の駅なのかと思われがちだが、ここから連絡通路(ただの下り階段だが)を通ると津軽線の津軽二股がある。この駅を利用する地元の方もいる事はいるが、駅の使われ方は津軽二股の代わりの役割が強い駅である。

 津軽今別の駅は津軽二股、道の駅いまべつ、そして将来的には新幹線の奥津軽駅(仮称)と計4つの違った名前を持つ駅ができると言う風変わりの駅になる。

 開業当初から快速「海峡」の一部の列車しか停車しなかったが、平成14年12月1日のダイヤ改正により「海峡」は廃止され、特急「白鳥」、「スーパー白鳥」が新しくお目見えしたが、この駅は1日2往復しか停車しない駅になってしまった。

                                                           (2002.11.12)
津軽今別にやって来た白鳥の電車
津軽今別の待合室
Tsugaru-imabetsu
新幹線の駅設置決定の看板
津軽今別の駅名標
津軽今別のホーム


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津軽今別