地ならし(じならし)

整地、縄張り。

残念ながら、平日に行われたため見学できませんでした。後で聞いたところによると、雨天の中、かなり大がかりな作業となったようです。


 地鎮祭(じちんさい)

秋、吉日。

基礎工事前に土地の神様をお迎えし、工事の安全を祈ります。本来は神主さんを招いてとり行うのですが、わが家では簡略化して棟梁にお願いしました。最初に、祭場の前で2礼、2拍、1礼。次に、土地の4角に鬼門(北東)から時計回りに、米、塩、酒をかけて回ります。残ったものは中央の盛りつけした部分にかけて清めました。そして、安全を祈願して酒で乾杯。約20分の簡単な儀式でした。

土地の中央に、葉のついた青竹と注連縄(しめなわ)で斎場をつくります。白いのは幣足(へいそく)というそうです。用意したものは、酒、米、塩、水、海の幸、山の幸。
前日までの雨も上がり秋晴れの一日でした。


 基礎工事(きそこうじ)

地鎮祭が終わったと思ったら、さっそくその日のうちに基礎工事に突入しました。

 
まず周りを囲みます。

 
手前には鉄筋が見えます。

 
順番に並べていきます。

 
ここに、コンクリートを流し込みます。

そして、次の日にはもうほとんど完成していました。
わが家の基礎の高さは60cm。ログを湿気から守るため、これだけの高さを確保しました。後のメンテナンスのことを考えると、これだけの高さを取れることは大きな意味があります。

 
ベタ基礎(下底全体が1枚の板状の基礎)です。

 
中央がアンカーボルト。基礎と土台を連結します。

 
手前は屋根を支える独立基礎。玄関用です。

迷路のようです。

 
数日後、型がはずれて・・

 
完成です。


 運搬(うんぱん)

基礎の養生(ようじょう)も終わった頃、待望の丸太がやってきました。

 
九州大分から到着した国産スギです。

 
フェリーに乗ってきました。

 
荷台にはぎっしりと丸太が詰まっていました。

 
そして、クレーンでつり上げられ降ろされます。あとで組みやすいように、まとめられています。

 大型のクレーンを使って荷下ろしです

 

 
こんなになりました。

 
基礎の中にも降ろします。

よく見ると、木口(こぐち)に番号が書いてあります。これは、工場で一度仮組みしたときに書かれたもので組み上げる位置を表します(上)。床材も無事に到着しました(左)。
※工場で加工された丸太材は、一度「仮組み」されています。今度はいよいよ「本組み」です。

クレーンのフック(先端)

 
↓ここにロープをかけます。

 
↓こっちは丸太専用です。

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