|
|
|
|
京都・吉長の猿回し根付のフェイク。
顔が典型的なチャイナ顔で見分けやすい。
ロンドンの有名な根付ディーラーが発行したカタログからコピーしたもの。
本物であれば数百万円はする。 |
|
|
|
|
根付自体は悪いものではないが、銘が後銘。
彫銘は京都・正直を真似ているようであるが、作品のスタイルも
字体も異なっている。 |
|
|
|
|
鈴木東谷の有名な作品・大黒天をコピーしたもの。
顔が典型的なチャイナ顔。紐通し穴の位置もおかしい。 |
|
|
|
|
同じく鈴木東谷の有名な作品・寿老人と鶴をコピーしたもの。
この写真は海外の某オークションで出品されたときのもの。
本歌であれば200〜300万円の価値があるが注意したい。 |
|
|
|
|
上と同様の大量生産のコピー品。背中の円形のマークが
典型的なチャイナ製品であることを物語っている。
同様のマークはこちらでも解説している。 |
|
|
|
|
”東谷”の銘が入った犬根付。
東谷の作風と全く異なり、彫銘の字体も異なる。
紐通し穴の位置もおかしい。分かりやすいフェイク。 |
|
|
|
|
良くできた陳楠仙人であるが、展示会のカタログなどで
写真が掲載されている有名な作品をコピーしたもの。
黒いひび割れが数本入っているが、時代の経過に
よるものではなく、人工的に作られたものであろう。 |
|
|
|
|
これは悪質。作品は道成寺の木刻であるが、彫刻が
甘く時代も若い。裏面には、あたかも以前にどこかの博物館
で所蔵されていたかのような赤字の”整理番号”が付けられて
いるが来歴を偽装するためのニセであろう。 |
|
|
|
|
彫刻が甘く時代も若い。チャイナ系の顔をしている。 |
|
|
|
|
彫刻が甘く時代も若い。鍾馗としての形がなっていない。
剣を持つ手は普通ならば逆手となる。
大量生産の安物。 |
|
|
|
|
有名な現代根付師の昔の作品からコピーしたもの。 顔が典型的なチャイナ顔で見分けやすい。 |
|
|
|
|
有名な京都・正直の「兎を抱えるオランダ人」の
作品をコピーしたもの。
本歌であれば数千万円の価値がある。 |
|
|
|
|
根付の雑誌に掲載された写真から起こしたコピー。
顔が典型的なチャイナ顔で見分けやすい。
衣装のマークも典型的なチャイナ系。 |
|
|
|
|
中村雅俊の有名な歌舞伎根付からコピーしたもの。
顔が典型的なチャイナ顔で見分けやすいが、技術的には
良くできており、うっかりすると初心者は間違える可能性がある。 |
|
|
|
|
古い京都の根付師の作品にみえるが、時代は若い。
毛彫りはきちんと入れられているが、紐通し穴の位置が
不自然なことにお尻の部分にあけられていて、実用性は
配慮されていない。本歌の根付でこのような位置の
紐通し穴は私は見たことがない。
子供の虎の顔の表情がディズニー映画のキャラクターのようである。 |
|
|
|
|
「友忠」の銘が入った狼と亀の根付であるが、フェイク。
よくできており、毛彫りもシッカリ彫られているので間違えやすいが、
凄みにかける。彫銘もおかしい。
本歌であれば100−200万円はする。 |
|
|
|
|
京都・正直の有名な横たわる馬根付をコピーしたもの。
銘は「岷江」と彫られている。まったくメチャクチャな根付。
京都正直の本歌であれば約1000万円の価値がある。 |
|
|
|
|
饅頭根付であるが、顔が典型的なチャイナ顔で見分けやすい。
本歌の根付を写したものである。
作品自体は良くできており、中国においてロクロ引きの手法による
饅頭タイプのフェイクを生産する設備を有していることが分かる。 |
|
|
|
|
芝山象眼細工に似せた中国製の製品。
意匠に品性が感じられない。
最近、この手の芝山風の製品をよく見かけるので要注意。 |
|
|
|
|
以前の裏ギャラリーでも紹介したが、別のフェイクの
バージョンを2種見つけた。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
岷江(みんこう)と銘が彫られているが、作品に動きが感じられない。
素材はプラスチックの可能性もある。
岷江の狸のフェイク製品は沢山出回っているので要注意。 |
|
|
|
|
顔が典型的なチャイナ顔で見分けやすい。 |
|
|
|
|
顔が典型的なチャイナ顔で見分けやすい。
「友政」と銘が入った「命の洗濯女」のフェイク。
数多く出回っている。 |
|
|
|
|
同じく友政のフェイク製品(その2) |
|
|
|
|
こちらもフェイク作品(その3)。
その2とは別物で彫銘の位置が微妙に異なる。 |
|
|
|
|
岡友の銘が入っているが、彫刻が甘く時代も若い。
彫銘の字体や紐通し穴の形状がおかしい。 |
|
|
|
|
懐玉齋の銘が入ったフェイク。
染めのスタイルや彫銘の字体が本歌と異なる。手間を
かけて作られており、明治以降に国内で作られたフェイクであろう。
名前だけで判断すると騙されるニセモノの典型。
本歌であれば1〜2千万円程度の価値があるのではないか。 |
|
|
|
|
藻己の有名な作品を写したもの。
拡大してみると花弁の中の細工が不完全で甘い。
|
|
|
|
|
この手の作品は注意した方がよい。
一見したところ、紐通し穴の位置はきちんとしていて、
勢いがあり、表情も面白いが、ディテールが全然ダメ。
巻き毛が直線的な六角形に彫られていて、お粗末。
材質は象牙ではない可能性もある。 |
|
|
|
|
一番騙されやすいタイプの製品。
骨格も浮き出ているし、毛彫りが非常に細かく彫られていて
18世紀の京都スクールの作品にみえるが、最近の製品。
顔の表情がディズニー映画のキャラクターのようである。 |
|
|
|
|
親子の臥牛であるが、最近の製品。手に持つと痛そうだ。
おそらく本歌の根付を写して、中国あたりで作られているのであろう。 |
|
|
|
|
良くできた面根付であるが、おそらく現代の製品。
面根付は、幕末明治期に東京の根付師が得意とした作品で
作者は白雲齋や菊川派などに限られている。 |
|
|
|
|
難易度の高い作品。
非常に古い18世紀以前の京都か大阪の根付師による
作品(獏)に見える。
しかし、ディテールを観察すれば、彫刻が甘く、染めも若い。
わざと古びた慣れを擦って演出している。
この手の作品は何度か見かけている。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|