途方のままに…

 

寂しさを通り越したら 何も残るものがないなんて

感じる人の慌ただしさ 時の流れに身を任せながら

小さな溜め息が 尽くせぬ言葉の空しさ映す

やるせない想いさえも 風の中に住んでいる様です

 

見知らぬ街には 陽気な女たちが

誘いかけてくるよ 夢のない人生に

奥深くしとやかに ささやかな眠りを超えて

愛想顔(あいそ)振りまいている 一人芝居の闇の中で

 

錆びたスチールかき鳴らし 歌えなかったあの日を恨んだ

とぎれとぎれの小さな足跡 割れたガラスに歪んだ顔

すこやかにこの道さって 決めては思いは空回り

満たされない野望ばかりが 一人で歩いていたよ

 

街は上機嫌 だけど素直に笑えなかった

あざ笑う天の邪鬼 遠く遠く僕から離れてゆけ

ゆるやかに流れていく あの白い入道雲さえ

見えない風に吹かれ吹かれて いつかは消えてゆくもの

 

 僕は途方のままに 終わりを告げるのか

  それともまたひとつ小さな声で ありったけの歌を…



HOME INDEX NEXT