強者(つわもの)の号泣

 

恋も捨てて歩いていく若者は

老いた強者たちの気取りなんだろう

綺麗な詩(うた)さえにも心は褪めたまま

ただひたすらに僕は歩いてゆくだけなんです

 

人も捨てて笑っていられる若者は

悲しみを隠しているピエロのようでした

どんなに笑っていても僕の胸には

ただひたすらに今は歩いてゆくしかないんです

 

生きている証を僕は見つけたくて

いつのまにか僕は人群れを離れていた

 

昨日の僕でさえ 今日の僕だって

歩いてゆくうちにも芽生え出していたんだ

 

嗚呼 人のために歌っていることよりは

自分を生かすために歌っているはずなんだ

 

慰めの言葉と涙が欲しくて

僕は今日まで歌って来たんじゃない

自分が生きてくために強がっていたのかもしれない

でも僕の胸には温かい詩(うた)がある

自分で作った自分の詩(うた)

自分で歌い自分で消そうか

 

昨日の僕でさえ同じだったもの

だから今日は変わったふうに笑おうか

だから今日は歌ってしまおうか

これが僕の毎日の暮らし

生きてる証になるだろうね

 

この道だけだと信じたかった

だから今日は独りでいたい

だから今日は独りでいたい

今日は今日でサヨナラを言って

今日は今日でサヨナラを言って


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