忘却の狭間で

 

君が忘れた僕の歌は いつの時でも哀しい歌なのさ

恋に破れた少年のように いつの時でもドラマチックなのさ

僕が歌った拓郎の歌は いつの時でも愛の歌なのさ

都会に憧れた少年のように いつの時でもロマンチックなのさ

 

そう 君には解ってもらえなかった

そう 僕だけの歌の世界さ

 

忘却の狭間で僕は夢を見た 君はいつまでも心の迷い鳥

忘却の狭間で君は鳥になり 翼広げて街から消えていった

歌を忘れた君の横顔は 艶やかな街を彷徨っている

僕が忘れた恋の情熱は いつの時でも歌になるのさ

 

そう 君には解ってもらいたかった

そう 僕だけの歌の世界さ

そう 君には解ってもらいたかった

そう 僕だけの歌の世界さ

 

思い出してよ愛の歌を 流行の歌ばかりくちずさむより

思い出してよ愛のブルースを 君がとこしえに輝いたメロディー

 

そう 君には解ってもらえなかった

そう 僕だけの歌の世界さ

そう 君には解ってもらいたかった

そう 僕だけの歌の世界さ

 

忘却の狭間で僕は詩人なのかい

忘却の狭間で僕は歌うたい


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