夕方、街を散策してみました。チェントロ(中心街)といっても、山の中腹にあるVia Romaなるメインストリートが一本のみ、という感じでした。かなりの高級品を扱うお店が軒を連ね、ウインドウショッピングも楽しかったのですが、なんといっても街の中から、ごく普通にアルプスの山々が臨めてしまう、ということが素晴らしい。広場が展望台のようになっていて、写真やテレビで見知っていたアルプスの風景が当たり前のように目の前に広がっているのです。 ただし、モンブラン(イタリア名:Monte Bianco)は、これらの近くの山々に隠れて、街からは見えません。 |
街の一番の中心と思われる広場には、プルマンの車窓から見たのとと同じように、塔のある古い教会が建っています。この広場は山々に向かって展望台のようになっていて、お年寄りや子供たちががベンチで夕刻のひとときをベンチに坐って過ごしていました。広場の側の建物の壁には、高度1,200mと記されたプレートや時代物の日時計が刻まれています。また、1900年の日付のある遭難者慰霊碑(こちらの写真の右下の十字架がそれです。その左の白いプレートが日時計)やアルプスガイド協会の本部の入っている建物に、この土地らしさを感じさせられました。 夕食は、Via RomaのLa Pizzettaというピッツェリアで摂りましたが、ただでさえ巨大なピザな上に、疲れが出てきたかはたまた高山病か(1,200ぐらいでは、起こらないかな?)、気分がすぐれなくなってきたので、半分ほど残してしまいました。カメリエーレのおじさんに謝ったら、"Giapponese!"と一言。日本人には量が多いということが分かっているということは、スキー・シーズンなどには、日本人観光客が珍しくないのでしょう。 |
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2006年7月15日