たどりつきふりかへりみれば山川を越えては越えて来つるものかな
万葉仮名で刻まれた歌碑とともに河上肇は法然院にねむっています。近くにある九鬼周造の墓には、西田幾多郎の筆によるゲーテの歌が彫られています。
この京にしづけき寺のひとつありゆふぐれにきて鐘の音をきく 河上肇
見はるかす山の頂き
梢には風も動かず鳥も鳴かず
まてしばしやがて汝も休はん
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