p1 何かが終わる時何かが始る・・シュタイナー p11 さざなみや志賀の都はあれにしを・・平忠度
p2 関常の店へ臨時配給の正月の味噌を・・河上肇 p12 与一鏑を取ってつがひよっ引・・平家物語
p3 無一物 p13 三陣は花一揆命鶴を大将として・・太平記
p4 師余ガ家ニ信宿日ヲ重ヌ 和気家に・・良寛 p14 熊谷次郎直実花の盛りの敦盛を・・一谷嗽軍記
p5 山気洗心・・・良寛 p15 樂の音
p6 春風をえて花ひらく p16 峰の色谷の響きも皆ながら吾が釈迦・・道元
p7 梅影娟々柳影軽ク東風吹入ル・・菅茶山 p17 この上人もの皆是仏性を備へ・・明恵上人伝
p8 我君を知る君我を知る二人相ひ知れ・・大窪詩佛 p18 凡天地の間に生きとしいけるものは・・賀茂真淵
p9 うれしきはよきふみよくよみよきとも・・河上肇 p19 すみれほどな小さき人に生れたし・・漱石
p10 李白舟ニ乗リテマサニユカントホッス p20 野の花
p21 花に暮ぬ我すむ京に帰りなん・・蕪村 p31 憂きもひと時嬉しきも思ひさま・・閑吟集
p22 京にても京なつかしやほととぎす・・芭蕉 p32 唯一無二
p23 草花の一枝を枕元において・・子規 p33 みんなちがってみんないい・・金子みすず
p24 静かにわが名をとなえていると・・テニスン p34 おこたらぬあゆみおそろしかたつぶり・・太祇
p25 宇宙 p35 薮入りの寝るや一人の親の側・・蕪村
p26 生は汝の有に非ず天地の委和なり・・荘子 p36 億劫相別レテ須臾モ離レズ・・大澄
p27 遥かなるもの皆青し・・三好達治 p37 むかしむかししきりに思ふ母の恩・・蕪村
p28 わたしといふ現象は風景やみんなと・・宮澤賢治 p38 大の字に寝て涼しさよ淋しさよ・・一茶
p29 与えたものだけもっていける p39 やはらかき蝉生れきて岩つかむ・・西東三鬼
p30 別るるや夢一筋の天の川・・漱石 p40 木のまよりもりくる月の影みれば・・古今集
p41 わが園に咲き乱れたる萩の花朝な夕なに・・良寛 p51 山に遊び野に憩う
p42 桔梗の花咲く時ぽんと言ひそうな・・千代 p52
p43 仏道をならふといふは自己をならふ也・・道元 p53 人を思へど山河遠し・・良寛
p44 漱石日記より p54 この京に静けき寺の一つあり・・河上肇
p45 いづれ何の業も小心と放胆と相かね候・・鴎外 p55 秋になってしめやかな日に庭の・・九鬼周造
p46 驚天動地 p56 人は人吾は吾也とにかく吾行く・・西田幾太郎
p47 素人歴史家たるわたくしは我儘勝手な・・鴎外 p57 籍ひとり心に恥じざらんや・・史記
p48 世はさだめなきこそいみじけれ・・徒然草 p58 門を出れば我も行く人秋の暮れ・・蕪村
p49 禍福錯綜人智の予知すべきにあらず・・子規 p59 本当の都市の美しさというものは・・小出楢重
p50 なるようになる p60 円山をぬけて高台寺から清水さん・・三十石
p61 寺町 御幸町 麩屋町 富小路 柳馬場 p70 道の道とすべきは常の道に非ず・・老子
p62 大正十三年の京都は駅前に・・大岡昇平 p71 みえぬものでもあるんだよ・・金子みすヾ
p63 視ることそれはもうなにかなのだ・・梶井基次郎 p72 塵芥の中に真珠あり・・村上華岳
p64 卆啄 p73 鷹の立つや睡るが如し・・菜根譚
p65 習ヒテ以テ之ニ熟スレバ未ダ・・徂徠 p74 山茶花
p66 釣して綱せず・・論語 p75 今よりは厭はじ命あればこそ・・西行
p67 拙を守る・・陶淵明 p76 年々にわが悲しみは深くしていよ・・岡本かの子
p68 風土 p77 我が宿の老梅すでに蕾せり冬の・・河上肇
p69 定家辿りし熊野道・・柳田國男 p78 任天真
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