松花江上 張 寒輝 作詞作曲
訳詞 山崎 献

  松花江はハルピン近郊を流れる川。黒龍江(ロシア語でアムール川)の支流。支流とはいえ、1500トンの船が航行します。
    満州語ではスンガリー(天の川の意)と呼ばれます。 この歌は、抗日戦争の最中に作られた軍歌。曲も詩も、軍歌とは思えないほど美しい。敢えて民謡集に加えさせて頂きました。   
    映画「東方紅」の主題歌にもなったことがあります。

    訳詞は元の意味を損なわない程度に、日本語で歌い易いよう、少し替えました。
    お許しを。

スンガリー、我が故郷の川

我的家在东北松花江上

森は光満ち

那里有森林煤矿

畑は果てしなく大豆高粱

还有那满山边野的大豆高粱

スンガリー、我が同胞の土地

我的家在东北松花江上

懐かし父母 嗚呼 如何に過ごしおわす

那里有我的同胞还有那衰老的爹娘

九一八 九一八 九一八 九一八
火筒の木霊響き

从那个悲惨的时候

九一八 九一八 九一八 九一八
悲しい別れの調べ

从那个悲惨的时候

故郷を追われ

脱离了我的家乡

奪われし宝庫

抛弃那无尽的宝藏

流れ 流れ

流浪 流浪

夕陽の荒野を彷徨う

整日价在关内

流れ

流浪

いつの日

哪年哪月

帰らん我が懐かし故郷

才能够回到我那可爱的家乡

いつの日

哪年哪月

戻らん我があのスンガリー

才能够收回我那无尽的宝藏

おっとうよ! おっかあよ!

爹娘啊 爹娘啊

いつの日共に語らん 甚麼時候才能歓聚在一堂