韓国新聞V
韓国三大紙ホームページにリンクしています。

在米韓国人らが「1ドル運動」を展開

重症障害者がSKグループの採用試験に合格

韓国の恵まれない人々を支援する
在日同胞企業家の沈載明さん


韓国で5年間ボランテイア活動に励む
3人の日本人シアター


「障害を乗り越えるのは心次第」

ソウル大が障害者用エレベーター設置へ

視覚障害者40代男性がソウル大合格

大学内での女性障害者差別の実態

高齢者の3割虐待受けた

福祉部、ホスピス事業を本格化、日本の場合は?

  大阪付近の高槻市赤十字病院。白い建物の病院の下には、小さな湖を囲んだ濃い赤色の屋根とベージュ色の壁をした、絵のような建物が見える。名前は「レークサイドホーム(lake side home)。あたかもコンドミニアムのようだが、末期がん患者のために建てられたホスピス病棟だ。

  2000年オープンした同病棟は、死んでいく患者らのいる病棟という感じが全くしない。廊下には、芸術家や患者の家族らが寄贈した絵があって、画廊の雰囲気が感じられる。 また、患者らの病室は湖と周辺の庭園を鑑賞できるようバルコニーとつながっている。

  20病床の同病棟には、医師3人と看護婦18人、約30人のボランティアメンバーらがいる。患者らが抗ガン剤の投与を希望すれば病院に移して治療を行うが、大概はモルヒネを注射するなど痛みを最小限にする治療だけを行う。患者らは家族と24時間一緒にすごすことができ、ペットを病室に連れてくることができる。

  日本の場合、先進国にしては比較的遅い1981年初めてのホスピスが誕生した。その後、国家レベルの支援に支えられ速いスピードで定着することができた。

  日本は1995年、ホスピスを医療保険診療項目に含ませたのに続いて、1998年には施設基準を法律で定めた。また、ホスピス病棟に入院すれば国家が1人当たり1日3万8000円を補助してくれる。個人は、入院費総額の10〜20%にあたる個人負担金だけを出せばいい。こうした支援のもと、現在およそ140のホスピス施設が運営中だ。

  これに比べて、韓国の末期がん患者らには当然行く所がない。高い病院費を払い可能性もない治療にこだわったり、自宅でも適切な治療も受けられないまま死を待たなければならない。

  これによって、保健福祉部(福祉部)は14日▽梨花(イファ)女子大学・家庭ホスピスセンター▽江南(カンナム)聖母病院▽セブランス病院ホスピス▽セムムルホスピス▽議政府(ウィジョンブ)医療院の5カ所を実験的な機関に選定した。これらに年間2880万ウォンずつの支援を行い、管理基準、所要費用などホスピス事業の標準モデルを作る計画だ。

2003年3月15日中央日報ホームページより

韓国福祉情報トップへ