*はむたちに快適で健康な生活をおくってもらおうとどんなに努力しても、病気になることだってあります。
おかしいなー、様子が変だなーと思ったら、迷わずお医者にいくのが賢明です。
お医者に行って、なんでもなかったらめでたいことです。
手遅れにならないために、なるべく早く医者に行くこと、それが一番大切。
(当然ハムスターの診察、治療ができる医者のいるところに行く)
*飼い主が、はむの健康のためにするべきことは、
病気を予防することと、病気の徴候を見逃さないことです。
毎日のケアをおろそかにせず、かわいがりながらしっかり観察することです。
☆健康のための基本
・必ず手を洗う。殺菌作用のある石鹸などで(香りはないほうがいい)きちんと洗って、
流水で(香りがある場合はその香りが消えるまで流すつもりで)しっかり洗い流す。
はむを触ったり世話をしたりする、前と後に必ず洗う。
・はむのおうちの中を清潔に保つ。はむのおしっこ、食べ残し、
給水ボトルの水やおしっこで湿った床材などに、特に注意。
また、はむのおうちが置いてある部屋も清潔にしておく。
カビ、菌、ほこり、タバコの煙など、はむに影響を及ぼす。
掃除、除湿、換気などきちんとする。
・適切な温度と湿度、適切な食事の量と質、適切な活動環境(夜行性)を、常に提供する。
*症状の例
・鼻水(くしゃみ・ぷしぷしいう・呼吸のたびにぷっぷっという)、涙眼、無気力、食べない水を飲まない、
呼吸が苦しそうゼーゼーいう、痩せた
→風邪の疑い。気管支炎・肺炎に悪化する恐れがある。
人間からインフルエンザが感染する場合がある。
風邪・インフルエンザのときはなるべくはむと接触しない。
乾いた床材をたっぷりにして、暖かくする。
ペットミルク・糖分(シロップ・蜂蜜)を補給して、できるだけ早く医者にGO。
・頭が傾く、まっすぐに歩けない、いつもの調和の取れた動きが出来ない、
麻痺したような動き、倒れる、起きていられない
→耳の感染症(外耳炎・中耳炎・内耳炎)、落下などの衝撃。
落下などによる衝撃の場合は、症状が改善してくるが、
感染症は治療が必要。とりあえず医者にGO。
・うんちをしていない、うんちが小さすぎる・固すぎる、うんちをするとき苦しそうだ、
背中を丸めて痛そうにしてる
→便秘。水、水分の多い野菜・果物をあげる。オリーブオイルを一滴飲ませてみる。
それでもだめなら医者にGO。
・無気力、呼吸が苦しそう、かゆがる・皮膚の炎症、慢性の下痢
→菌感染。早めに医者にGO。
(他に症状がない単なる下痢は水分の多い食べ物を控え<水は必要>、暖かくして、
乳酸菌入りヨーグルトやビオフェルミンをあげれば改善する。)
・動きがおかしい、手足の形がおかしい、手足がはれている
→骨折・捻挫など。はむが動き回らないようにし(せまいキャリーに床材をたっぷり入れ)て
医者にGO。
・血尿→Aspergillis菌類、膀胱、および腎臓感染
・異常に多く水を飲む→膀胱と腎臓感染、糖尿病
・過度に体を掻く→アレルギー、疥癬、ダニ、白癬、皮膚感染症
・おしっこが異常に多い→Aspergillis菌類、膀胱と腎臓感染、糖尿病
・はげた→アレルギー、食事の量が不足している、単なるハゲ、疥癬、ダニ、白癬
・お腹や足のあたりの炎症→アレルギー
・こぶのようなものがある→膿腫、腫瘍
・涙眼、目やに→アレルギー、風邪、眼疾患
・とても元気がない無気力→Aspergillis菌類、脱水症、熱中症、冬眠、肺感染、ショック
・震えている→風邪、ショック、肺感染、熱中症
・くしゃみ→アレルギー、風邪
・体重が減った→糖尿病、歯の不正咬合
・ぜいぜいいってる→アレルギー、Aspergillis菌類、風邪、肺感染
☆はむの様子がおかしいときに、慌てないですむように、はむの飼育書などで、
いろいろなはむの病気を知っておくといいね。
はむが病気になったり、様子がおかしいときに飼い主ができることは、
なるべく早くお医者に連れて行くこと。
はむを複数飼っている場合は、様子がおかしいはむがどんな病気なのかわかるまでは、
用心のために他のハムから隔離するとか、
他のはむを触る前にもう一度手をしっかり洗うなどの、気配りが必要。
参考
http://www.petwebsite.com/index.htm