曲目
思い出させてあげる
(インストゥメンタル)
玲子
煙草
波の上
南三条
あの娘
朝焼け
10 五才の頃
11 F.O
12 忘れてはいけない
13 思い出させてあげる
14 思い出させてあげる
15 あり、か
16 春までなんぼ
(インストゥメンタル)
17 心守歌
18 グッバイガール
19 黄砂に吹かれて
20 思い出させてあげる
21 友情
22 シャングリラ
23 思い出させてあげる
24 春までなんぼ
25 二隻の舟
26 生きてゆくおまえ
27 誕生
28 生きてゆくおまえ
シャングリラ(インストゥメンタル)
この回から夜会は大きく変わりストーリー性がより濃くなり、全くのオリジナルストーリーの作品となった。
サブタイトルの「シャングリラ」とは高い丘の上にある豪華な館。
英国風の館を見上げる人々は、凄む気持ちを込めて、そう呼んだという意味。
美(メイ)は小さなオフィスで働くOL。いつものように転職先を探していた。
そこに新聞の片隅に住込みメイド募集の求人広告に目を止まった。雇い主は美麗(メイリン)。
美麗はシャングリラの奥様。美の母親が美麗の親友で、
美の母親がかつて美麗のシャングリラでメイドで働いていたがこき使われ死んでしまった。
美は美麗に憎しみがこみ上げてきて、美麗に復讐を心に秘めメイドとして住込み、
美麗に思い出させてあげる。あなたが、かつて何をしてきたのかと物語りは展開していく。
美麗は心臓を患い2階の部屋からこもりがちで表には出てこない。美はローズという偽名で復讐を企みメイドしながら住み込んだ。
やがて、美の母親の故郷へと自分が子供のころに思い出す。しだいに心の中で誰かが自分を呼ぶ声が聞こえてくる。
「美!」「美!」。
だがその呼んでいるのは、美麗だった。美麗は娘の美の写真を1階に大事にしまっていて、
2階から降りてきてその写真を取り出し娘の美の写真を愛でる。時間は愛情をつれさることはできず、やがて美麗は力尽き倒れてしまった。運命の悪戯というかあまりの悲劇というものだった。
なお美と美麗は中島みゆき二役を演じた。

 

1994年
夜会VOL.6 「シャングリラ」

会場・Bunkamura シアターコクーン
22回公演

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