てん‐こ【天鼓】
_天のつづみ。
_雷鳴。かみなり。
てんこ【天鼓】
_能の一。漢の世、天鼓という少年が持っていた鼓を帝が欲し、天鼓を呂水に沈めたが、御殿に置かれた鼓は不思議に音を出さないので、天鼓の父王伯を召して打たせると妙音を出す。帝は感動し天鼓を弔うと、その亡霊が現れ舞い遊ぶ。
_浄瑠璃の一。近松門左衛門作の時代物。故三位富士丸の家宝天鼓とその遺児沢瀉(オモダカ)姫をめぐる愛欲物。
[ 巻 ] 内二十一巻
[季 節] 七月
[番組順] 四番
[太 鼓] 有
[稽古順] 第六(七番謡)
[ 面 ] 前:小尉 後:童子