施工手順としては、タイルカーペットとほぼ同様ですが、
いぐさ部分が傷つきやすいため注意が必要です。
接着剤で全面接着又は両面テープで張ってください。
@、部屋の中央部にタテ、ヨコ共墨だし線を直角になるように引きます。(図1)
A、墨だし線の交わる所よりそれぞれラインに沿って一列に敷き込みます。
この十字線が基本線となります。(図2)
B、敷き方は市松敷きが、標準となります。
C、十字形に敷き込んだ畳を基本線として、
隙間のないように順次敷き詰めていきます。
D、壁面に接する部分はカット側が壁面に接するようにしてください。
この時,カットする部分の畳おもてをシアノン系瞬間接着剤にて固定して、
畳おもて側を上向きにして切断してください。
切断後畳おもての切断こぐちをシアノン系瞬間接着剤にて固定してから、
敷き詰めてください。
シアノン系瞬間接着剤は多くつけすぎると白くなりますので、注意してください。
剥がれ防止の為、接着後は、ローラーや重しなどで必ず圧着してください。
接着剤
床に貼り付ける際の接着剤は、下記のタイプの接着剤を使用してください。
・合成ゴム系エマルジョン粘着タイプ
・合成ゴム系溶剤型粘着タイプ
・アクリル樹脂系エマルジョン粘着タイプ
※ 下地の状況、環境条件等により、それぞれの状況が異なります。
事前に試験施工をされ確認してください。
下地調整
接着は下地の状態により大きく左右されます。下記の点に注意して処理してください。
モルタル下地
・ モルタル表面が脆弱な場合はシーラーを散布・乾燥してください。
・ 表面は、パテ等にて平滑にしてください。
・ モルタルの乾燥が不十分な場合は,乾燥させてください。
合板下地
・ 段差は、 パテ等にて平滑にしてください。
アスファルト下地
・ 表面をパテ等にて平滑にした後、シーラーを散布・乾燥してください。
鉄板下地
・ さびがある場合、さびを除去してください。
・ 洗剤、溶剤等で表面の汚れを(油分)を落としてください。
塗り床下地
・ 塗膜の接着性が良くない場合は塗膜を剥離してください。
・溶剤タイプの接着剤は塗膜を溶かす場合がありますので注意してください。
剥がれ防止の為、接着後は、ローラーや重しなどで必ず圧着してください。
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