8月4日 ヘルシンキ
初日はまずフィンランドへと向かいました。
成田からの直行便は全部満席だったので、ドイツの航空会社を利用して、フランクフルト経由でのヘルシンキ入りです。
途中ドイツでは本当に乗り継ぐだけとしか考えてなく、ドイツ語の準備は何一つしてなかったので、2時間ほどあった待ち時間、コーヒー一杯頼むのに苦労しました。でも「ツヴァイ」だけ聴き取れてカッコイイ〜とか思ったり。

日本を出ておよそ16時間後、ようやくヘルシンキに到着です。
ヘルシンキのヴァンター国際空港は、世界でもNo.1に選ばれるほど美しい空港だそうです。自分たちが着いたのは夜の9時頃で、だいぶ業務も終わり気味だったので残念ながらあまり見られませんでしたが・・・
で、夜遅いからという理由で税関が閉まっていて、乗客達はみんな何の入国審査もなく外に放り出されたのでした。・・・いいんかい。

翌日、日程の都合上1日しか滞在できないということで、朝早くから市内観光です。
そういえばフィンランドでは、ちょうど私達が自国を「日本」と呼ぶように、自分達の国を「スオミ」と呼んでいます。確か「湖の国」という意味だった気が・・・たぶん。実際それを象徴するように、スオミには「国民一人に一つの湖」ほどの数の湖があるそうです。

まあそれはさておき、まずはスオメンリンナ島へ行きました。
ここは島全体が要塞になっている、バルト海に浮かぶ孤島です。今は世界遺産にも登録されていて、市民の憩いの場となっている美しい所ですが。

「この要塞っぷりがたまらない!」とばかりに写真撮ってました。
ここは本格的な戦闘が一度も無かったため、当時の姿のままキレーに残っているのです。いやあ岩の質感がたまりませんな。うっとり。

のそのそと散策した後、昼頃に島を後にし、テンペリアウキオ教会へと向かいます。
ここは、スオマーライネン兄弟によって設計された教会で、別名「ロックチャーチ」とも呼ばれています。名前の通り岩の教会で、一枚の大きな岩盤の中を繰り抜いて作られています。
繰り抜かれた岩の上には大きなドーム型の天板が取り付けられ、その周りをぐるりと支柱とガラスが囲みます。岩の表情を活かした素朴で力強い設計が高い評価を呼び、日曜には礼拝が行われるものの、平日には観光客がひっきりなしにやって来る名所になっています。

この後はまあ所々観光したり買い物したりして1日を過ごしたのでした。

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