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クリアウインカーへの道(実験)

※ここに掲載のものは実験のために分解した際の記録です。
ライトもクリアランスランプも基本的にはめっきのリフレクタとアクリルのレンズで構成されています。でもって接着しているのはグレーのコーキング剤です。前回は鍋にお湯を沸かして、グツグツ煮てみました。このときリフレクタ内にお湯を入れて煮てしまうと、めっきが剥がれますので注意してください。
アクリルのレンズは4ヶ所の爪で留まっています。そして防水・接着のためのコーキング剤が溝の部分に充てんされています。
レンズです。アクリル製で、耐熱・耐候性に優れます。81チェイサーの場合、おもてのクリアなレンズの下に、デコボコのレンズが入っています。これはリフレクタで反射した光を散光させるためのものです。いまのクルマはマルチリフレクタ(反射面が多面体のようにカットされているもの)ですので散光板は必要ない、透明感あふれる造りとなっています。そして今回ネックとなっているオレンジのウインカーレンズです。
以上3点で構成されています。
外側のレンズに爪が4ヵ所あります。一度はずしてしまうとバカになってしまうようでして、再度組み立てる際には防水さえ完全なら大丈夫!とは友人の談でした。実際、分解の際に爪が取れてしまいましたし…
内側の散光板の部分です。外から見える銀色の部分は塗装でした。
反対側のショットです。
散光板にウインカーレンズが接着されていたのでした。ですので取り去ると平行四辺形の穴が開きます。ということは…
組み立てるとウェッジ球が外から丸見えなんですね…
そんなわけで、何らかの工夫をしないといけないようです。ちなみに90チェイサーのを加工した友人がいましたが、ウインカーレンズをとるだけでOKだったようです。
元に戻すためにはこのように外側のレンズに散光板をはめるかたち(接着などはしません、ただ組んでいるだけです)でリフレクタに組むことになります。
ごらんの位置に爪あながあります。戻す際には、防水がしっかりすればよいのですから爪はとってしまってもいいかもしれません。
これがウェッジ球丸見えの図。とってもかっこ悪いです。
コーキング剤は、暖かいうちにきれいに取ってしまわないと戻す際に恐ろしく邪魔になります。がしかしはっきりいって無理です。溶剤等を使って拭くしかないです。ですのでシンナーを大量に用意しないといけませんね(笑)
感想
分解するのにも大変ですが、これをきれいに戻すのは至難の業です。オレンジのウインカーレンズだけ、ウェッジ球の穴からうまく割ってしまうのも手ですが、一部分は必ず残ってしまうのでお勧めできません。またいずれにしても撤去後はウェッジ球丸見えですのでかっこ悪いです。
DIYもひとつの楽しみかもしれませんが、仕上がりを考えるとプロに任せるのもひとつの手かと思います。プロはヒートガン(ドライヤーのお化けみたいなもので300℃くらいの温風が出せるもの)を使ってコーキングをはずし、溶剤できれいに洗うようです。こればかりは数をこなさないと覚えられません。貴重な81のパーツを考えるとそんな選択肢もアリかな?なんて思いました。
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